2023年4月分
日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。
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先月の日記 来月の日記
4/30(日)早朝まで降雨のち快晴 玄関アプローチの灯り修理 夕方回診
1:40起床、画像・文献新聞チェック。録音データ整理など。8:30玄関アプローチの灯り修理着手、途中の電線、接合部が劣化していた。電線は丈夫でその処理は難渋。風除室扇風機給油にて改善。NHKのど自慢楽しむ、新聞データ化。微睡。ボタンは開花直前。15:27バスでリハ、回診ほか。19:00帰宅夕食。20:30早々に就寝。歩行計5870歩。
日本の危機と対策2023(7) 人口減(4) マスコミは人口減をどう報道してきたか(2)
(2)2015年6月8日の記事「人口減への危機感反映」では、池上清子日大教授の「出産や子育てに男性を参加させるなどの意見を挙げ具体的な処方箋を示したうえで、「社会全体での議論なしには、前に進めない」と説いた。課題実現への具体論を期待せるなど、みやすい仕組みや社会の合意を整えることが重要だ」との指摘を伝えた。
(3)しかしながら、 8月1日の社説「人口減少を考え直す /『豊かさ』みつめる契機に」において、これまでの社説の論旨を転換させたような変化が見られる。論旨がぶれている。
まず、「そもそも「人口減少=悪』なのか」と問い直した。その上で、明治維新後は富国強兵、戦後は経済成長という目標に向けて、「無理を重ねてきた疲労や矛盾が臨界点に達した結果が、人口減少となって現れているのでは??」、「人口減少は、本当に豊かで幸せを感じられる社会をつくっていくチャンスなのではないでしょうか」との某識者の見方を紹介している。ズレている。
(4)その一方では、2015年8月8日からの連載「人口減日本/近未来からの警告」においては、「人口減少社会」がどのような歪みを生むかを身近な実例でわかりやすく報道し、人口減少に対する危機感を国民に訴えている。
豊かさの実現に伴う価値観の多様化と言うならまだしも、人口減少を前向きに、メリット面から捉えた意見への変化は唐突な感じを禁じ得ない。
確かに超長期でみれば、人口減は新たな均衡に向けた変化の始まりだが、来るべき人口減少に対する危機感が甘く、大きな違和感を覚えた。
(5)また、8月9日「政治断簡:危うい 『大きな家族のため』」において、少子化対策が戦前の家族国家的な論理につながりかねない、との朝日らしい警戒感を示しているが、核家族化という不可逆的な流れは強く、それは時代錯誤的、心配し過ぎだろう。
(6)8月13日の記事では「出産阻む要因取り除け/企業の地方移転支援を」において、増田寛也・元総務相も、『結婚したい』 『子どもを持ちたい』と「願う若者も多い」とし、「出産を阻む社会的、経済的な要因を取り除かなくてはいけない」と指摘する。
政府の調査によれば、夫婦が理想とする子どもの数は2.4人。ところが、実際の合計特殊出生率は約1.4人。両者のギャップは出会う機会の減少や経済的理由、仕事上の制約、保育所の不足など種々の要因から生じている可能性が高い、と指摘している。
朝日新聞を題材に人口減少に関する記事を検証したが、深刻さを欠く。
出産可能の女性の人口がここまで減少すれば、子育て環境を支援しても効果はしれている。そこの最も大切な論点は必死に避けているようだ。
私は若い女性を増やすことにしか解決策はないと考えていた。しかも日本人だけでは実現し得ないところまで状況は悪化していた、のだ。
4/29(土)昭和の日 快晴 連休初日 除草剤散布
1:30起床、文献検索。読書。8:30除草剤散布1回目、農道だけ。11;30家内に同乗、久保田新橋、千秋公園コイに給餌、飯川病院。引越しセンター時間間違え、13:30まで一時リハ、病棟チェック、16:00終了、新聞チェック、入力、自炊3冊・データ処理、微睡、ハイビスカス外に移動。読書三昧、音楽鑑賞、微睡など。19:00帰宅、夕食。20:30就寝。歩行計9888歩。
日本の危機と対策2023(6) 人口減(3) マスコミは人口減をどう報道してきたか(1)
2015年の「地方消滅」、2019年の「老後の費用2.000万円」は結構インパクトがあったニュースである。ちょっぴり社会に影響を与えた様にみえたが、意外と持続性はなかった。
「地方消滅」の報告の以降、新聞紙上で我が国の人口減のことが散発的に取り上げられるようになった。しかしながら、日本が消滅するかもしれない超重大な予測であるにもかかわらず、扱いが全般的に軽いとの印象を私は持った。実に不思議であった。
私は半世紀も前から我が国の人口減に関心を持ち、資料を集め、種々の機会に勉強してきた。30年前から新聞記事のうち関心のあるものをスクラップし、2008年以降は電子的に保存している。その中で人口減少問題は最大の関心事で、関連記事はできる限り収集していた。
そこで、私のスクラップに検索をかけて朝日新聞記事を読み返してみた。
勿論、私が収集した資料であるから初めからバイアスがかかっている。データの数も少ない。それを承知の上で、当時のメディアの姿勢が分かるのではないか?? と検討を加えた。
それを見ると、人口減問題に対してメディア全体の論調が甘く、真剣みがなく、しかも、どうも首尾一貫していないように感じられた。
この頃の朝日の記事の論調は以下の如くであつた。
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日本全国1800 市区町村の約半分が、2040年までに自然消滅する可能性がある。こうした推計が、2015年5月に官民合わせて三つの有識者グループが公表した。これを機会に、わが国の人口減少に対する危機意識がこれまでになく高まっている。
政府は90年代以降、少子化問題に取り組んできたが、デフレと景気低迷が長期化するなか、対策は小出しで後手に回ってきた。 政府も、2015年6月に「骨太の方針」を閣議決定し、人口減少を意識し、50年後に1億人の人口を安定的に維持することを目標に掲げた。
そこで、朝日新聞は、今こそ人口減少に対する国民的議論を行い、本格的な具体策を講じるべきと考えた(かに見える)。
2015年5月26日の社説「人口急減社会の問い/生き方の再検討を迫る」ではまず、官民三つの報告書を踏まえて 「やるべきことははっきりしている」として、介護や子育てなどの事情に応じて柔軟に働ける制度を構築することや、高齢者に偏る社会保障を見直し、子育て支援などに振り向けることなどの具体的な処方箋を示した。そのうえで、「社会全体での議論なしには、前に進めない」と説いた。
4/28(金)快晴 大曲外来 家内演劇Rabitto hole
1:30起床、文献検索、途中睡魔でトロトロ、5:30可燃ゴミ。7:40Taxi駅に、8:11こまち、往路徒歩。9:15外来。15:30長崎屋なしでリハに直帰。新聞チェックと入力。入院対応。画像のカルテへの貼り付け学習。18:45港交通タクシー帰宅。19:00夕食、20:39就寝。歩数計8553歩。
日本の危機と対策2023(5) 人口減(2) 国立社会保障・人口問題研究所将来推計(2)
●今回の推計で人口減少傾向が改善する、と受け止めることはできない。
――――-不定の要素が多過ぎるが、後戻りはしない。減少は進む。
●中国や韓国など人口減や少子化に直面する国が増え、今後は人材獲得競争が一段と激しくなる。海外に見劣りしない水準に賃金を引き上げ、待遇しないと日本は選ばれなくなる。これは厳しい現実になる。
●今後必要なのは、人口減少抑止できると言う楽観を排し、急激に進む人手不足への対応に全力を注ぐことだろう。
――――-子供を産める女性が少なくなった今、もう遅きに失した。が、常に努力は必要。
●15〜64歳の生産年齢人口は2020年に7.509万人だったが、2045年には2割減の5.832万人になる。新技術で省人化を徹底するなど知恵を結集し、社会の機能を維持できる方策を模索しなければならない。
――――-もう遅きに失したけどね。
●日本は移民政策によって将来が変わりうる。もっと正面から議論しなければならない。
●人口が急減した地域では道路や鉄道、水道、電線、河川や森林の保全といった維持が難しくなる。国土が荒廃する。国民の居住地をどう考えるか。地方都市も集約化が必要である。
●労働力の縮小と並行して高齢化は一段と進み、2043年には65歳以上の高齢者数がピークの3.953万人に到達する。高齢者に提供する年金、医療や介護の仕組みを追求しなければならない。
●半世紀以上前から現状の厳しい人口減少社会が指摘されてきた。今回の国立社会保障・人口問題研究所将来推計が示しているのは一層厳しい未来社会である。
ーーーー誰も対策してこなかったから今を迎えた。今後も同じなら推計通りとなる。
●出生率が長期的に2.20まで上がる、と夢想するのは人間の歴史を学ばないから。
●子育て支援政策は重要。しかし、5兆円投資の効果は出生率を0.1アップする程度の微々たる効果しかない。
●人口減で縮小する社会で生活や文化、経済活力を守る手立てを考えるべき。
ーーーー下り坂をそろそろ降りるように国のあり方を考えるべき。
●少子化対策の重要性は変わらない。出生数が増えれば人口減のペースは鈍り、活力ある社会を将来の世代に継承しやすくなる。
●固定化した男女の役割分担や硬直的な雇用慣行など、根本原因にメスを入れる対策が急務。
---------私は無力。全ての政治家の皆さん、よろしく。これは超党派的懸案なのだ。
4/27(木)夜半降雨早朝から一変快晴終日
1:45起床。文献等若干処理。画像収集処理。8:30家内に同乗中通リハ。新聞チェック、文献読み、病棟に時間かける。午後微睡後、病棟。飯川病院で木材など回収。読書三昧。新聞電子化、自炊2冊、14;00-19:00勤務、入院患者対応。19:00上田経由帰宅、夕食。21:00就寝、歩行6093歩。
日本の危機と対策2023(4) 人口減(1) 国立社会保障・人口問題研究所将来推計(1)
国立社会保障・人口問題研究所が将来推計人口を4月26日公表した。
将来推計人口は5年ごとの国勢調査をもとに50年後までの人口を推計するもの。人口は出生率や平均寿命、外国人を含む出入国の状況によって変動していくが、近年の動向から将来像をはじいた。
久々、インパクトのあるデータが発表された。
2015年の「地方消滅」、2019年の「老後の費用2.000万円」もちょっぴり社会に影響を与えたが、意外と持続性はなかった。特に後者は深刻に考えなければならない方々は少なくないと思われるのに・・・不思議である。
国立社会保障・人口問題研究所が将来推計が示唆するもの -----は私の感想
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●外国人を含む日本の総人口は2070年に8.700万人になる。20年の1億2.615万人から50年間で約3割減る。
――50年も前から分かっているのに今更何だ!!!
●日本の人口減少は着実に進み、社会のあちこちに深刻な影響を与える。
――もう明かになっているのに今更何だ!!!
●労働力が急速に減る。
――50年も前から分かっているのに今更何だ!!!
●社会機能をどう維持していく?? 上下水道だって維持困難に。
●増える高齢者をどう支えていくのか。厳しい未来図を直視して社会全体の変革を急げ!!!
――高齢者よ耐えろ!!!
●2020年の国勢調査を出発点とする今回の推計では、人口減少のペースが前回推計に比べて 若干緩んだ。総人口が1億人を割り込む時期は、前回の2053年から2056年に3年遅くなった。
――良かったが、ホント?
●出生率が改善するからではない。在日外国人を大きく見積もったから。前回調査では外国人の入国超過数を年6.9万人、今回は年16.4万人と2倍以上にした。この結果、2070年の外国人数は939万人と20年時点の3.4倍に増え、総人口の1割超の推計になっている。
ーーー日本の人口減対策の鍵は移民政策。これは私もずっと思い続けてきたこと。
●平均寿命が延びる。2020年時点の平均寿命は男性81.58歳、女性87.72歳だったが、70年には男性85.89歳、女性91.94歳になる。
ーーーここで一句:「寝たきりを 増やして今年も 世界一」。
4/26(水)夜半から降雨終日やや寒い 午後リハ勤務
1:20起床、文献チェック他。データ関連処理進む。汎用していた今のパソコンのキーボード不調。オークションで千三百円で落札、久々。午前は旧ダブルベットの廃棄作業でマット以外解体ガレージに。バス12:12中通リハ。13:00本年度初医局会、微睡、14:00入院患者有り種々対応、読書。19:00帰宅夕食、20:30就寝。歩行計5256歩。
日本の危機と対策2023(3) 代表的項目から・・・
■防衛
北朝鮮がミサイルを発射したか否かで数時間かけて解析しているが、こんな状態で防衛などできるのか?我が国へはミサイルが10数分で届くが、こんなモタモタ判断でどうなる??どうやって撃墜する??
ホントは遥かに高度な情報を迅速に得ているのだが、戦略上あえてモタモタしている様に見せている??のかもしれない。どちらにせよ米日韓の連携は欠かせない。
敵基地攻撃能力、核の共有など、安易に是とは言えないがじっくり検討してほしい。
対中国で日本の防衛力を比較してみる。一言でいえば「日本は非力」である。
中国軍の戦闘機数は日本の3.7倍、戦闘艦艇1.5倍にのぼる。中国軍の軍事力は米インド平洋軍の5~5.6倍に達し、ミサイル戦力でも大きく差広げている。米国のインド太平洋軍と自衛隊合わせても敵わない。
露に比較してウクライナも明らかに非力であった。
(資料)
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●ウクライナ問題理解のための資料 (ミリタリーバランス2022年版より)
ロシア ウクライナ
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兵力 290万人 109万6600人
現役兵 90万人 19万6600人
予備役 200万 90万人
攻撃機 1511機 98機
攻撃ヘリ 544機 34機
戦車 1万2420両 2596両
装甲車両 3万122両 1万2303両
――――――――――――――――――――――――――――――――――-
されどウクライナは国際支援のもと国民一丸となって対抗している。
では、日本はどのような安保戦略を取るべきか。
第一は対話による外交、国際協調だろう。
北朝鮮への対応と共に、日本が重点を置くべきなのは、台湾海峡の安定。
米中がぶつかれば大戦争になる可能性が高い。在日米軍などが標的になるほか、中国が作戦上、日本の南西諸島の一部を占拠しようとするとも考えられる。
■国際
自国主義の横行が予測され、国際協調の流れは停滞すると思われたが、ウクライナへのロシア侵攻でその重要性が再確認された。強大な国が屁理屈を並べて国家の主権を脅かす可能性の一つが今回具体化した。狂った指導者を正す道は唯一国際協調。それだけである。
なんであれ自国を自分達で守らなければならないことが示された。我が国が標的になった場合、同盟があるからと言えども米国は安易には立ち上がらないはずである。世界大戦になりうるからである。ならばどうする??
■社会
これからの国の危機管理対策として社会不安対策が必要となる。
不安、パニック状態、拘禁ノイローゼ、詐欺横行、うつ病など増加、自死、SNSデマ横行、差別の横行など。どう対応するのか?
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などなど。
検討すべき点はまだまだ幾らでもあるが私の立場では及びもつかない、記載しきれない。最大の問題点は人口減による国力の低下である。あらゆる分野に問題が生じていくが、解決策はその道のプロに、政治家に委ねるしかない。
次からは非力ながら各論に移りたい。
4/25(火)快晴 中通病院外来 徒歩福井修了富山に入った
1:30起床。本読み、データ整理他いつもと同じ。5:00可燃ゴミ提出。6:40バスリハ病院。8:35-12:15中通病院内科外来、患者数9人と少ない。午後リハ、微睡若干、診療情報提供書作成、新規入院患者受け入れ、読書その他。19:00帰宅、夕食。21:00就寝。Σ8666歩。福井修了富山に入る。京都まで398Km 。現時点でのデータ、Σ3278万歩、3671日、Σ26220Km。
日本の危機と対策2023(2) 代表的項目から・・・
■社会保障、医療
医療・介護を含む社会保障は資金と、それを担う人材が必要な部分である。したがって、少子高齢化、人口減によってモロに影響を受ける分野である。
●年金
年金は、かつては100年安定などと言われてきたが、人口減の将来を感じ取っていた私には初めから理解できない考え方であった。
現に、避けられない人口減少、少子高齢化の中で格差・貧困が拡大し社会の分断が進むなか、社会保障に求められる機能・役割はむしろ拡大している。社会保障の再構築が必要だ。だが、これが日本経済の低迷による資金難のため難しい。さて、将来的に何とするのか。国には腹案があるのか??それすらわからない。
●医療・介護など
日本の医療は国民皆保険のもと世界一という評価であったが、COVID-19禍を通じてその脆さが露呈した。
日本の医療体制は医療危機に対してこうも脆弱だったのか。驚くばかりであった。COVID-19ウイルスの流行が日本で始まってから3年余、自粛的な活動を続け、感染防止に協力してきた多くの国民がいのちが脅かされる現実に疑問と不信感を抱いたのではないか。
日本の病院や診療所の8割は民間経営で賄われてきた。国は低非医療政策の下で国民の健康に責任を負ってこなかった。民間に丸投げし、互いに競争させながら、医療関係者に犠牲を強いながら安上がりに運営してきた。
民間の医療機関の経済基盤は極めて脆弱である。またスタッフは人数も余裕がなく、給与も身分保証も弱い。だから、平時の医療は何とか対応できているが、特に感染症などへの緊急対応は困難である。対応したくともできないのが現状である。
■自然災害
地震、温暖化、異常気象など懸案は並ぶ。
昨年、宮城県沖地震では東北新幹線が被害を受けた。人的被害が出なかったことは運が良かったとしか言いようがない。高速のまま不規則に脱線したら脱線防止装置など役に立たず大惨事になる。
私はこれ以上の高速化は不要と思う。秋田から東京まで10分早く着かなくてもいい。むしろ安全性の向上が必要と思う。
リニアも不要と思う。安全対策は大丈夫なのだろうか。通常は500Km/時走行でトンネルは86 % (246.6 km)も占める。脱線はないだろうが制御不能な状態になりトンネルの壁に激しく衝突するだろう。救護はできるのか??私は開通しても乗りたくない。青函トンネルも不安だった。
我が国は自然災害頻発国である。自然災害の脅威を軽視してはならない。自然災害の脅威と対峙する行き方は人間の驕りである。結果として大きな被害につながる事になる。東電福島原発の事故を忘れてはならない。
4/24(月)快晴 健康クリニックドック
1:30起床。文献,ネコなどいつものごとく。6:40バスリハ病院、ざっと回診、9:00-11:00。ドック8名、結果レ線判定6名。11:20リハ病院、一時微睡、読書、入院患者対応、15:00家族面談。19:00うえた経由帰宅、夕食、21:30就寝。歩行計6168歩。
日本の危機と対策2023(1) 代表的項目から・・・
COVID-19もロシア侵攻も我が国の脆い状態を明らかにした。
私は悲観論者であるが、日本の危機管理を見れば以下の項目に相当に危惧を感じ取っている。これらについて順不同に検討を加えたい。
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■人口問題
日本にとって最重要課題である。50年も前から予測されていたことだが、人口減の影響を受けない国民生活など上げるのが困難である。目先のことしかわからず、先を読めない政治家はずっと無視し続けてきた。各所に歪みが明らかになった今になって人口減対策などと慌てている。異次元であっても子育て支援では出生数は増えない。悪戯に夢を求めるより、不可逆的になった今、人口減による新常態の設定を進めるべきである。
■食料危機
国際的に食料は逼迫しているのに我が国は今後も輸入できると思っているらしい。食料自給率が37%と、まだ輸入に頼り続けている。コメ以外は軒並みに輸入品で賄われている。世界的に見て温暖化、砂漠化とかで食糧生産は頭打ち状態にあり、発展途上国の生活向上に伴い食品需要量は増加しつつある。現在、食品は戦略物質化している。今までは資金力を背景に食品を獲得できてきたが、今後は厳しくなるだろう。食料受給率の向上が必須と考えるが、国の方針がわからない。
■経済
我が国の経済は税収が予算の半分程度で毎年赤字国債発行によって賄われている。国債は借金である。国債の発行残高は約1200兆円、年々増加している。
地方経済低迷・活力低下によって国の税収が激減している一方、今までの無策のツケの対応で資金が求められ、危険な状態だ、と思う。
■エネルギー問題
我が国はエネルギー資源が乏しい。2018年の日本の自給率は11.8%(2010年20.3%)で、ほかのOECD諸国と比べると低水準。エネルギーとして使われる石油・石炭・LNGなどの化石燃料は輸入に頼り、依存度は85.5%。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーの流通は世界的に影響を受け、大きく変わっていく可能性がある。
エネルギーは今や戦略物質となった。
再生可能エネは徐々に伸びつつある。その傾向は将来的に変わらないが、インフラのほとんどが中国産の輸入品。国の危機感が乏しかったためにこの方面での産業は育たなかった。
地球温暖化のために再生可能エネの比率が伸びていくが、その発電コストは化石燃料より遥かに高いことから、市民生活に大きな影響を持つ様になるだろう。
4/23(日)快晴曇り小雨と一定せず寒い 町内会総会 秋田市議会選投票日
1:30起床、文献検索整理。午前は引っ越し荷物整理若干。新聞チェック、のど自慢鑑賞。秋田市議会選投票、帰路細い路地に入り左バックミラー根本から脱落、応急処置。14:00-15:15町内会総会出席、110世帯のうち9割以上の委任が集まった、という。出席は30人ほど。今年も社会福祉協議会保健福祉推進委員に。微睡、寒さのため外仕事せず、書斎にて録画若干鑑賞チェック。19:00夕食、21:00就寝。歩行計4980歩。
日韓関係改善の兆し(4) 尹大統領の方針に日本は十分呼応していない
尹錫悦韓国大統領は
?日本は既に十分に謝罪している。
?厳しいアジアや世界情勢から見ていつまでも日韓が関係がギクシャクしているのは良くない。
?徴用工問題は日本に請求するのでなく国内の財団が賠償を肩代わりする案を提示した。
これは十分に納得できる解決策の様に見える。
被害者への賠償は原則、韓国側がみることで協議が大きく前進したのは確か。その結果を踏まえ先日念願の首脳外交も行った。
韓国の発表を受け、日本政府は即座に歴史認識に関する立場の継承を明言し、そこには過去への反省とおわびを示した日韓共同宣言も含まれるとした。
岸田政権はこの時に及んでも安倍政権の頑なな「歴史路線」を寸分たりとも動かせなかった。韓国では岸田首の発言に不信を招いている。
何より被害者の心に響くのは、首相が自らの言葉で率直な思いを伝えることである。被害者らの多くが心から望んでいるのが、「過去の謝罪の歴史の再確認」などではなく、まさに岸田総理の「誠意」の表明である。
韓国では実際に補償金の支給が始まり、勝訴が確定した原告15人のうち、これまでに10人が受けとった、という。
私は、 歴史問題をめぐる日本側の対応次第では、せっかくの政治決着は霧散しかねない、と思う。日本側でも誠意をもって尹氏の決断に呼応すべきである。
周囲の慎重意見を抑えて踏み込んだ尹氏の決断には、激動する国際情勢を踏まえた戦略性に加え、北朝鮮や国内左派勢力に対する観念的な我執もにじむ。
韓国の反日政策は左右・保革を問わず歴代政権で繰り返されてきた。しかし、韓国社会に“反日疲れ”が見られるらしい。とくに反日の政治的な利用には「時代錯誤」あるいは「時代遅れ」という感想が語られるなど変化の兆しがうかがわれる、ようだ。
それでも今なお韓国では「親日」が「売国」を意味するらしい。
伊大統領の動きに対し、野党陣営は早速、「尹政権は親日政権だ、売国者だ!!!」として非難キャンペーンを展開しかけたが、世論は動かなかった。
歴史問題をめぐる国と国の対立を克服するには、双方の不断の努力と誠意が欠かせない。徴用工問題では韓国側の解決策が着実に進展するよう、日本政府も積極的に支援すべきだ。
一定のリスクを覚悟して関係改善のために政治決断をした韓国政府や財団関係者らを、国内で孤立させることは日本にとっても本意であるはずがない。
今回の尹錫悦大統領の決断を大いに評価し、パク・文大統領のもとで冷え込んだ日韓関係を修復する大きな機会である。
4/22(土)快晴 意外と寒い ダリア仮植え
1:30起床、文献検索。読書。8:30ダリア仮植え。11:00大谷観戦しながら新聞チェック。11奪3三振3勝目。12:00午後は読書三昧、14:30家内と千秋公園コイ、リハ病院、微睡など。新聞入力、自炊など。18:00ウエタ経由帰宅。20:30就寝。歩行計3932歩、午後忘れて行って半日分だけ。 一昨年草刈り一回目。
日韓関係改善の兆し(3) 慰安婦・徴用工への補償は韓国国内の問題
2013年11月1日、韓国南部の地裁で三菱重工業に対して戦時中に朝鮮半島出身の労働に対する損害賠償を認め、被告に日本円で6.300万円の支払いを命じる判決がでた。これで3件目。7月に同様の判決を受けた新日鉄往金は韓国最高裁に上告している。このほか機械メーカーの不二越も同様の訴えを起こされている。
私はこの判決はおかしいと思う。
もし違憲として請求権を認めるのであれば、韓国司法は韓国政府に対して賠償を命じるべきである。外交問題として処理された件について納得出来ないのであれば自国政府に保障を求めるべきである。
戦後補償をめぐっては、1965年の国交正常化を定める日韓基本条約と共に締結した請求権協定で、日本が5億ドルの経済協力をすることで個人の財産請求権問題は完全に消滅している。しかも、2000年代半ばに公開された外交文書で、個人補償の道を閉ざしたのは日本ではなく韓国側だったことも判明している。
ところが韓国政府は2005年に、従軍慰安婦、サハリン残留韓国人、被爆者は協定の対象外であったと主張した。2012年には韓国最高裁が元徴用工の請求は協定で消滅していないと判断した。
協定や条約の中で個別の問題は挙げきれない。
だから包括的に取り決めている。その時代に日韓間で結んだ協定に対しては両政府に責任がある。
その前提に立って個別の保証を論じるのであればもう慰安婦・徴用工問題は韓国国内問題である。だから、原告は韓国政府を訴えるべきである。
韓国も司法権は行政権から独立しているというが、司法判断に近年の政治的背景が影響を与えている様に感じられる。
国家間の取り決めや司法に感情論を持ち込んではならない。
私が知る限りにおいて外交問題はたとえその後に解釈が変わったとしても両国間では蒸し返しをしないのが国際的な原則だと思う。
慰安婦、徴用工問題、竹島問題は解決済みの事項である。
10年余にわたった安倍政権は日韓正常化条約の締結の時点で全てが解決済みであると、頑なに方針を貫いてきた。その姿勢は正しいと思う。
韓国は昨年、右派・保守系の尹錫悦(ユンソンニュル)政権がスタートし、文在寅前政権下での親北・反日政策の手直し、韓米日協力体制の復元、強化に懸命に取り組んでいる。
4/21(金)快晴 大曲外来
1:30起床、文献検索、録音データ処理その他,5:30可燃ゴミ準備のみ。7:40Taxi駅東に。8:11こまち、駅病院間久々徒歩、9:15大曲中通病院外来結構余裕。帰路こまち。長崎屋古書店購入7冊ほど、15;40中通リハ病院、患者対応ほか。19:20帰宅夕食、21:00就眠。歩数計7780歩。
日韓関係改善の兆し(2) 喜ばしいが両国の歴史認識にズレがあり前途は多難
文在寅・前政権では日韓関係は「戦後最悪」と言われるまでに冷え込んだ。
韓国の主張は歴史認識に立脚しない感情的なものが多い、と私は思うが、それだからこそ対立した国民感情を解きほぐしていくのは容易でない。
韓国は昨年、右派・保守系の尹錫悦(ユンソンニュル)政権がスタートし、文在寅前政権下での親北・反日政策の手直し、韓米日協力体制の復元、強化に懸命に取り組んでいる。
「日本はすでに数十回にわたり、私たちに歴史問題について反省と謝罪を「表明している」と述べ、反日を政治利用しないよう呼びかけた。
これは画期的なことである。
韓国は1910年の日韓併合から45年の終戦までの朝鮮半島の日本統治時代を 「日帝36年」と呼び、日本がいかに悪逆非道の行いをしてきたかということを非難しつづけてきた。
しかも、日本政府がいくら謝罪や反省を重ね、さらにはそれを明文化しても、韓国人の反日感情は沈静化するどころか、さらに激昂させてしまった。
民衆を一つにまとめるために「日本」を共通の「敵」と位置づけようという政治的な思惑もあるだろう。
だが、韓国人の反日の最大の理由であり、彼らが日本攻撃の際に必ず引き合いに出す「歴史認識」問題は無視できない。
「日帝36年」にいわゆる「七奪」とされる厳しい略奪があった、とされているがそれを検証することを怠ってきた。
日本は下記の如く韓国の近代化に大きな貢献をしたのではないか??
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?日本によって朝鮮半島は初めて独立と主権を獲得できた??
?日韓合邦は李朝朝鮮の破滅と混乱を回避した??
?韓国民の命を救ったのは朝鮮総督府の医療・食糧政策??
?朝鮮半島に近代教育を普及させたのは日本??
?産業の近代化とインフラ整備を果たしたのではないか??
?朝鮮半島は日本人の血税が注ぎ込まれたのではないか??
?などなど・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――-
私は韓国の歴史に詳しいわけではない。歴史書を数冊読んだだけに過ぎない。
ただ、日本がなければ、いまの韓国はなかったのではないか??と思っている。
両国の関係を論じる際にこのような歴史の流れが具体的に論じられることはない。
「相手が怒っているからとりあえず謝っておく」のレベルに見える。これでは前に進まない。
尹錫悦政権はこのような流れに一石を投じた。
だから、私は注目している。
4/20(木)快晴
1:10起床。いつもと変わらず読書、ネコ対応、データ整理など。8:30家内に同乗病院。8:50-19:00勤務。入院患者対応。飯川病院からゴミにすべきもの自宅に運ぶ、自宅で廃棄に回す。19:30帰宅・夕食、20:30就寝。Σ4252歩。
日韓関係改善の兆し(1) 喜ばしいが前途は多難
私は隣国の韓国に対しては、中国、北朝鮮、ロシアよりははるかに親しみを感じている。しかし、これまでの日韓関係については憂いていた。
両国共に関係修復については努力はしてきたとは思うが、韓国は大統領が変わるたびに対日政策が変化した。また次々と懸案事項、すなわち慰安婦問題、徴用工問題が俎上にあがった。各政権の対日政策は政権の安定化のために恣意的に使われた。
また、その方法としては国同士の問題にしてはチャチな形で示されたりした。特に、慰安婦像の設置などは見ちゃおれん、という幼稚な抗議活動であった。日本も敏感に対応した。これが国家間同士のまともな対応なのか??
一方、10年余にわたった安倍政権は日韓正常化条約の締結の時点で全てが解決済みであると、頑なに方針を貫いてきた。その姿勢は正しいと思うが、異様なほどの頑固さが感じられた。基本は変えずとももう少し柔軟に対応しても良かったのではないか?
韓国は昨年、右派・保守系の尹錫悦(ユンソンニュル)政権がスタートし、文在寅前政権下での親北・反日政策の手直し、韓米日協力体制の復元、強化に懸命に取り組んでいる。
しかし、韓国国内を見てみると、議会は多数派である民主党に握られ、KBS-TVやMBC-TVをはじめ代表的メディアも依然、前政権派が影響力を持ち、新政権は苦戦が続いている。支持率も低迷している。
にもかかわらず、尹大統領の対日関係修復と「脱・反日」の意思は強固である。その思いは「8.15光復節記念演説」で語った「日本は今や共に世界の自由を脅かす勢力に立ち向かい、共に力を合わせて進むべき隣人」という日本観に表れている。従来ならばこのような言葉に対して韓国社会も敏感に反応してきたが、そのような報道は比較的少ない。日本のメディアが扱っていないから?? ではないか。
しかし、韓国も徐々に変わりつつあるようだ。だから、政策目標としてこの姿勢が今後も維持されることが期待される。
ただ、実際には尹大統領の道は茨の道のようだ。
尹錫悦政権は発足以来、首脳会談の実現を求めた。その流れを受け、今年1、2月に外務次官らが訪韓し、全体像をまとめて政治決着の基礎を作った。
3月16日尹錫悦大統領が来日し日韓首脳会談を行った。両国がようやく関係正常化への第一歩を刻んだことは歓迎すべきだろう。
今回の首脳会談実現は、両国間で最大の懸案となっていた元徴用工訴訟問題で韓国政府が6日、解決策を発表したことが契機となった。韓国最高裁が命じた日本企業の賠償支払いについては韓国政府傘下の財団が肩代わりするという内容である。
会談では、岸田首相が韓国側が示した元徴用工訴訟問題の解決策を評価し、日本政府は日韓共同宣言を含め歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると確認した。
軍事力増強が著しい中国、ミサイル発射のほか核実験強行が懸念される北朝鮮への抑止にもつなげたい。
日韓連携の強化は緊張が高まる東アジアの安全保障への対応として欠かせない。
4/19(水)快晴、午前フリー
1:30起床、文献データ処理,いつものごとく。ダルマストーブ清掃、収納。書斎机の左側コーナー若干改変。12:12バス中通リハ病院、新聞チェック+入力。病棟業務、新入院あり対応、読書。画像データ処理。飯川病院廃棄物処理。イヌケージ用金属フェンス自宅に移動、19:20ウエタ経由帰宅、夕食、就寝。Σ6080歩数。
第120回日本内科学科総会(3) 聴講したオンデマンド講演
聴講出来たオンデマンド講演を演題だけ記録しておく。
講会長講演
心不全診療・研究の現状と将来展望
特別講演
医療におけるAIの活用
招請講演
1. 血管炎症候群診療の最新知見と課題
シンポジウム
1. COVID-19が与えたインパクト
2. 循環器学と腫瘍学の新たな接点
3. 日常診療における低ナトリウム血症
4. 関節リウマチの最新の治療
5. 悪性腫瘍に対する免疫細胞療法の進歩
パネルディスカッション
分子情報から画像情報まで統合したAIによる内科学の進展
教育講演
1. サイレント・パンデミックとしての抗菌薬耐性 (AMR) の問題
7. 下部消化管機能性疾患 最近の進歩
10. 睡眠呼吸障害の臨床
15. 血栓止血系検査の選択と解釈
16. CKD患者における認知機能障害と脳萎縮
17. アルツハイマー型認知症の診断と治療
19. 心疾患患者における最新の抗血栓療法
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上記の講演の視聴時間は計12時間ほどとなり、今学会の認定基準は満たされた。
内科学会の講演はあらかじめ抄録集が会員に配布されるから聴講前に予習ができる。また、秋口には講演の内容を詳細に記録した決定稿が配布されるなど、向学心のある方々にとっては実に親切である。
だから、私は本学会を好む。
4/18(火)快晴 中通病院外来
1:00起床。文献・録音データ処理,いつものごとく。5:00可燃ごみ提出。6:40バス中通リハへ、7:10病棟、患者は略平穏、8:40-12:40外来、本日は予約患者22名、疲弊した。13:00中通リハ病院、一時微睡、14:00新聞チェックなど。病棟対応、19:20帰宅夕食、20:00就眠。歩数Σ6566歩。
第120回日本内科学科総会(2) 私もWeb参加とした
私は日本内科学会総会の講演会が大好きである。
毎年4月上旬の週末、3日間にわたって開催される。
メインの第一会場に終日座っているだけで次々と医学医療の最新知見が流れていく。こんなハッピーな事はない。だから、現役時代はほぼ毎年出席し、9:00-17:00頃まで演者の近くの席を確保して聴講してきた。
しかしながら、業務の関係、COVID-19蔓延もあって、この数年はご無沙汰していた。私の記録では2019年の、名古屋市で開催された第116回総会が最後となっている。もう4年も欠席した。私の認定医更新手続用の蓄積点がゼロ点となった。
10年ほど前、もう高齢になったので日本血液学会などの専門領域の指導医、認定医資格、会員資格も辞退した。しかしながら、最も基礎的な資格である内科学会の認定医は内科医として働いている以上失う訳にはいかない。
それに、本年3月上旬に学会事務局から「認定医の更新点数がゼロ点ですので要注意」との連絡がきた。認定医は2025年春まで有効であるが、それを更新するには今回と次回の2回の総会に参加する必要がある。だから、今回を逃せば認定医更新はできない。
もう歳だし、いいじゃないか?? それで迷ったのであるが、止むを得ない、今年は私がWeb聴講で参加することを決めた。
日本内科学会のWeb参加は学会期間中に会場からリアルタイムに配信される講演と、翌日0:00から配信されるオンデマンド講演がある。後者の場合は聴講したい講演を自由に選ぶことができるので時間が無駄にならない。この3日間1:00-5:00まで4時間聴講している。
他の学会の状況は知らないが、日本内科学会総会のWeb配信は私にとって以下のメリットがある。
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?業務を休んで会場に出かける必要がない。
?Web配信は参加費+聴講費は1万円のみ。
?移動時間、移動のための経費、宿泊経費が不要。
?オンデマンド講演の視聴は翌朝から2週間ほど配信されるから、時間に追われず好きな状況で好きな時間帯に視聴できる。
?オンデマンド講演は録音・録画も可能で内容をじっくり検討出来る。
?会場の混雑、嫌な人物にも会わずに済む。
?などなど・・・
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いい時代を迎えたものである。
COVID-19がもたらした変革である。高齢の私にとって最高である。
4/17(月)終日小雨 健康クリニックドック
1:30起床。新聞休館日、文献・録音データ処理,いつものごとく。6:40バス中通リハ病院、入院患者対応確認、9:00-11:00健康クリニックドック7名と新年度始まりで少ない、結果レ線判定8名。リハ病院、読売新聞チェック、入力。14:30患者家族と面談。入院患者対応、内科学会講演視聴は所定の時間に達した。19:00ウエタ経由帰宅夕食、20:50就眠。歩数Σ6680歩。
第120回日本内科学科総会(1) COVID-19がもたらしたWeb参加の道
私は日本内科学会の定時講演会学会が好きである。
会場で座しているだけで広範な領域にわたって最先端の講演を聴講できる。そのほかに学会認定医資格の更新が自動的に得られるというメリットがあった。だから、1973年(昭和48)以来業務が許せば可能な限り参加してきた。
最近は地方都市で開催されることは稀で、学会長が全国どこの大学であっても大都市圏で開催されるようになった。確かに、鹿児島や旭川などの地で開催された場合は、交通アクセスの面、宿泊の面、などが大変であった。かつ学会参加者確保の面、開催業者の準備の都合もあるだろうと思う。
私は旅行嫌いであるが、学会開催地だけはこまめに訪れていた。
私の旅行歴のほぼ全ては学会関連で、四国・沖縄を除くほぼ全ての都道府県にわたっている。
かつては学会の合間を縫って各都市の美術館巡り、名所巡りもしたことがあった。京都の寺院、長崎、広島の原爆記念館などなど。しかし、50代頃からは業務が過剰になり、学会期間は休息を兼ねてホテルに篭りっきりで読書で時間を費やすようになった。
その学会の状況に変化が出たのは2020年の総会からである。
COVID-19が蔓延し、緊急事態宣言が出され出席できなかった。2021年も同様であった。この間、Webでの聴講も可能となったが、私の認定医更新に余裕があったため参加を見送っていた。
2022年も同様の状況であったが、家内の認定医更新に必要な点数が不足するために今回は東京会場で聴講するかWebで参加する必要があった。COVID-19の蔓延中でもあり、また業務上の問題もありWebで参加することにした。
Webによる学会参加はとても便利であった。
移動する必要がなく、飯川病院の院長室でパソコンモニターで講演を聴講し、家内は更新認定が得られた。Webで参加は技術的に私の援助が必要であり、私も側で聴いていてとても勉強になった。
4/16(日)小雨終日 ピアノ演奏会
1:40起床。文献・録音データ処理,いつものごとく。8:50病院よりTEL.、患者不調。孫たちのピアノ教師の演奏会に行く家内に同乗9:30中通リハ、正午まで患者対応。以降は居室で過ごす。新聞チェック、データ化、読書、微睡。通町書店経由19:00帰宅、夕食、21:00就眠。歩数Σ6680歩。
チャットGPTの衝撃(3) 生成AIの上をいくために
人間には感情、5欲7情がある。
これが人間の強みになるのではないか。
生成AIには感情はないはずだ。だからその欠陥を理解し、その上をいく新たな能力をつけることである。
生成AIの書く記事が必ずしも真実とは限らない。
真偽を判断する能力はない。すでにこの面での失敗例が報じられている。
テクノロジーニユース専門サイト「CNET」は昨年1月から、ひそかにAT記事作成プログラムに書かせた記事を配信していたが、結果的に読者を減らした、という。調べ直してみたら、AIが書いた記事の半分ほどに訂正が必要だった。
今後、メディア、他の業界は、「作文」ができる生成AIをどうやって使っていくのか検討していくことになるが、 CNETの二の舞いは避けなくてはならない。
写真は人工的操作で自由に改変されるからなんら確証的証拠にならない。リアルタイムの映像や音声すらも最早「真実」の証明にはならない事になる。
ネットニュースには「偽ニュース」が多いから「疑う力」、メディアリテラシーが必要である。「何かがおかしい」と思うには、文章を読む前に事前の知識や情報の蓄積が欠かせない。自分がいま見聞きしているこの文章は、「ヒトをだますために作為的に作成されたものかもしれない」と疑いながら接すべき、と言うことになる。
芸術分野ではどうか・・??
今のところ落としどころが全くわからない。
今後、五感を最大限に活かした、生の感覚の表現がますます重要になっていく。
加えて、 フェイク映像・音声を見るテクニックを身につけることはもとより、生成AIが使用されたものか、その判断のためのツール、これはまだ無いようであるが、開発は困難ではなかろう。その機能をコンピューターやスマートフォンに搭載することが必須となろう。
生成AIが悪用されたら、いかに危険な事態が起きるか、人々に知らせていくこともジャーナリストの仕事となる。
今後生成AIがどこまで進化するか??
今のところ、私はやっぱり期待より危惧の方が大きい。
繰り返すが、人間には感情、5欲7情がある。ポイントはここにあると思う。
生成AIには感情はないはずだ。だから、その上をいく新たな能力をつけることになるだろう。
4/15(土)曇り 日本内科学会総会講演会2日目 Web聴講開始
2:00起床。新聞スクラップ、文献・録音データ処理。内科学会総会講演会Web参加2時間参加。午前さらに2時間視聴。次男一家来襲、タイヤ交換のため。午後中通リハ病院、微睡、患者対応若干。19:00帰宅、、19:00夕食、21:30就眠。歩数計5038歩。
チャットGPTの衝撃(2) 問題点は多々ある
生成AIの問題点は現状では以下の如くである。
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?「チャットGPT」は正しい判断をするわけではない。そこまでの能力はない。間違った論旨の文章を作成してしまう場合がある。その判断も困難である。
?生成AIが文章や画像を生み出す「思考回路」がどうなっているのか、開発者自身にも分からないという。全てソフト任せらしい。生成AIの「思考回路」の解明にも尽力してほしい。
?何を入力すると何が出てくるのか?? 制御も予測も不可能で、入力のたびに異なった内容が示され、再現性も低い。
?生成AIの基礎になる膨大な資料は「Deep leaning」によって自動的に収集される。その学習資料がいつ、何を、どの様にして集められたか明らかでない。米国のある画家は自分の作品が無断で引用され改変された、と提訴している。
?米マイクロソフトは、検索サービスに生成AIを搭載した。他社も対抗して参加し、一気に利用者獲得競争に火がついた。Yahooはニュースへのコメント投稿を成AIで分類することにした。東京海上、損保ジャパンなども導入予定、という。
?生成AIの基本技術の開発者、著名起業家ら多数が、先端生成AI開発の一時停止を呼びかける公開書簡に署名した。イタリアはチャットGPTを一時禁止した。速いスピードで進化する技術に対して法律などの規制がどこまで有効なのかも分からない。
?生成AIは国境を越えて広がるため規範の国際協調も大事。
?東京大学、上智大学など、学生がレポートなどに生成AIを用いた場合毅然とした対応をとる、と表明した。
?などなど・・・
――――――――――――――――――――――――――――――――-
こんなものが出てきたら人の頭が不要になる??
私の答えは「いやそんなことはなかろう」である。
ただ危険はある。今だって思考過程を省いて即結果を求め、鵜呑みするのが当たり前になっている。
自分で本や文献を紐解き、状況を予測推定するのではなく誰かが選択した情報に安易に頼る。ネットや、画像で提供されるTV情報がこれに当たる。
マニュアルがあれば自分で考えることをしない。などなど。
まず自分で考えることである。
4/14(金) 小雨曇り 大曲中通病院外来 日本内科学会初日
2:10起床、読書、データ整理。5:30可燃ごみ集積所に。7:40Taxi秋田駅。8:11こまち。
8:55大曲中通病院外来。雨で駅病院往復徒歩できず。15:30長崎屋古書店経由中通リハ。新入院患者、認知症あり対応は大変そう。新聞入力ほかできず、19:20帰宅、夕食、21:00就寝。6576歩。
チャットGPTの衝撃(1)
精緻な文章や画像などを作り出す人工知能・・生成AIと呼ばれる・・が注目を浴びている。
昨秋公開された対話型AIの「チャットGPT」が世界中で注目され利用者が急増している。
質問を書き込むと、膨大なオンライン情報から自動的に答えが瞬時に出てくる。情報量もとても豊富である。
先日、約1週間前であるが、NHKラジオ「らじるらじる」で「チャットGPT」が話題になり、作家の高橋源一郎氏が番組の導入部の挨拶で「チャットGPT」で作った文章をサンプルとして読み上げた。
氏による毎回の挨拶もとても良いのだが、「チャットGPT」が書いた原稿も聞いた範囲で違和感もなく、全く遜色を感じなかった。少なくとも著名な作家に近い文章が「チャットGPT」によって立ち所に造られた、と言うこと。
私は驚いた。
生成AIは人間の仕事や創造活動を飛躍的に上げる可能性がある。
一方、野放図な開発や普及に関しては懸念する声も高まっている。
こんな素晴らしい能力を持つソフトが当たり前となれば、人は頭で考えることを放棄する可能性がある。
この場合、子供が宿題に使って学力向上が滞ったり、大学の学生がレポート作成時に利用する可能性がある。なんのための学習なのか、レポート提出なのか、わからなくなる。
さらに、真偽不明の情報が大量に流布し、世論形成に影響を与え得るなど、従来はなかったような現象が起こる可能性も潜む。
人間が開発する技術には常に功罪がある。
新技術が登場するたびに人間社会は両者の問題を意識し、法による規制や社会規範を作って乗り越えてきた。
生成AIについても功罪両面をふまえ、社会はどう向き合うべきか考える必要がある。
4/13(木)快晴
1:20起床、文献読み、ネコ対応など。家内に同乗中通リハに。午前は新聞チェック、病棟の電子カルテ対応若干。以降は居室の機能整備、ミニステレオセット、蚊の鳴くようなレベルだが音質的には向上。座学。19:30帰宅、夕食、21:00就寝。通勤路の桜は散り始めている。今年は観桜の気持ちになれない、環境が変わったせいか?? 歩行計2457歩と最低レベル。
日銀総裁黒田氏から植田氏に交代(5) 新総裁の手腕に期待
植田氏が9日付で日銀の総裁に就任した。
前任の黒田氏が10年間続けた金融緩和策の功罪を踏まえ、より多彩で柔軟な政策運営と明快な説明に努めてほしい。
欧米で銀行破綻など生じ金融界が動揺している。リーマンショックの経験から金融のプロたちはより適正な方法を考えていることだろう。私には及びもつかない世界であるが、海外当局と緊密に連携しつつ経済や金融の安定に細心の注意を払ってほしい。
黒田総裁が就任した頃は日銀へのバッシングがとても強かった。氏が2013年に導入した異次元緩和は当初、円安・株高をテコに景気を押し上げ、デフレ対応が不十分だとする日銀への批判も消えた。だが次第に硬直的な政策運営がみられ、金融緩和の副作用が目立つようになった。別な意味での日銀へのバッシングが高じてきた。
長期金利を低く抑える政策のもとで、金利アップの圧力に対して日銀は大量の国債購入をすることで市場に流通するお金を増やす方策をとった。しかし、金利形成をゆがめ、企業の社債発行をかく乱した。22年12月には抜き打ち的な政策修正をしたが、市場との対話、社会への説明に課題を残した。
植田新総裁はこうした教訓を踏まえ、政策運営の枠組みや情報発信のあり方を総点検してほしい。
植田氏は2月に国会での所信聴取の際、黒田氏の施策を踏襲しながら「一発逆転」的な方策は試みず、経済や物価を丹念に点検し、その時々に最も適した政策対応をとるという意味の意思表示があった。
確かに黒田氏の施策は多くの副作用も生んだが、10年間も続けただけに、異次元緩和をすぐにはやめたら別な意味で問題になるだろう。
黒田氏の負の遺産は発行残高の5割にも及ぶ国債保有にある。そのため日銀は柔軟な対応力を失っているように思う。だが、施策の拙速な変化は避けるべきだろう。
経済再生への主役は企業や個人の創意工夫を促し、成長戦略や構造改革である。政府も国債頼みの方策を排し、長期の財政健全化の道筋づくりをすべきだろう。
現在、世界的に悪いインフレ下にある。従来の異次元政策の枠組みとは違う、「別な意味での異次元の運営」求められる。
4/12(水) 降雨のち晴れ 午前ボランティア午後勤務
1:00起床、新聞・文献読み、徒然。自炊本読み。降雨ありバス回避のために家内に同乗、石井さん同伴、シーガル経由、午前病院ボランティア、デンカル入力、午後勤務、15:00千秋公園コイに給餌。新聞データ化。19:00帰宅夕食、20:30就眠。歩数計5700歩。石井さんの診療待ち時間長く6時間かかった、という。一昨年、リハビリ病院を通じてデロンギヒーター2ケ、ガス台など廃棄。今年は飯川通じてMac21、TV、CDなど廃棄。
日銀総裁黒田氏から植田氏に交代(4) 日銀は八方塞がり状態 今後どうするのか??
古典的な経済論では、中央銀行の金融政策は、主として政策金利の上げ下げのことであった。すなわち、景気が過熱すれば政策金利を引き上げ、景気が悪化すれば金利を引き下げる。これには副作用がないとされる。
ところが、2013年に黒田氏が総裁に就任してから始めたのが量的緩和、つまり「流通するお金の量」の拡大策である。
金利をゼロ%まで下げたので、「金利を下げる」という伝統的金融策が出来なくなったので、銀行間の取引市場にお金を供給しようという発想であった。 市場にお金が溢れれば、いずれ市中を潤し、景気を刺激するだろうという目論見であった。
お金の供給は、日銀が市中から国債を購入し、その代金を民間銀行が日銀に持っている当座預金に振り込むという形で行われた。
日銀の負債、696.4兆円の大部分は発行銀行券と日銀当座預金。この二つに貨幣流通量を足したものをマネタリーベースと言うが、このマネタリーベースは、GDPがほとんど変わっていないにもかかわらず、30年前に比べて約14倍になった。
つまり、経済規模はほとんど変わらないのに、ばらまくお金の量を14倍にした。これではお金の価値は低下する。
現在、日本のインフレ率は世界に比し低く、したがって円安もそれほど進んではいない。しかし、それは政府・日銀が国債、株式、為替市場を管理下に置き、強引に縛っているからである。
著しいインフレの場合、政府が歳出を賄う手段には「増税」と「新しく紙幣を刷る」という二法がある。政治家は増税よりも後者を選択しがちであるが、その場合は紙幣価値が失われ、国際的信用も失墜する。
日銀は発行済国債の50%以上を保有した。日銀は今、出口がないという苦境下にある。財政コントロールをやめれば長期金利が上がり、日銀は債務超過に陥る。
物価上昇に対して黒田総裁が頑なに利上げをしなかったのは、利上げすれば日銀が債務超過に陥りかねない。中央銀行の信用が失墜すれば、その発行する通貨も信用を失う。
日銀はいま八方塞がり状態で、日本がインフレに陥ってもなす術がない?? らしい。
要するに、日銀は持つべき機能を失いつつあるらしい。
この時期に日銀総裁に就いた植田氏はなんとするか、目が離せない。
4/11(火)晴れ 中通病院外来
1:20起床、文献読み、徒然といつもと同じ。5:00可燃ゴミ提出。6:40バス中通リハ病院へ。新聞チェック、8:45-13:15外来。24名疲弊した。13:20中通リハ、軽食。微睡。新聞データ化。入院患者延期となる。19:00帰宅夕食、21:00就眠。Σ6410歩。
日銀総裁黒田氏から植田氏に交代(3)
(3)黒田氏退任記者会見を読んで
第2次安倍政権が掲げたアベノミクスの下、大規模な金融緩和を主導してきた日銀の黒田総裁が退任した。 7日の記者会見で黒田氏はこれまで通り、緩和の効果や成果を強調。異例の金融緩和の副作用や課題については語らなかった。
退任を控え、日銀本店で会見を開いた黒田氏は、2%の物価目標を達成できなかったことは「残念」としつつ、緩和の成果を誇る発言を繰り返した。
「ベースアップが復活し、雇用者報酬も増加した。これまでの政策運営は適切だった」「日本経済の実力を示す潜在成長率は伸び悩んでいるが、もっと下がるものが下がらなくて済んだ」との強気の見方を示した。
人々の物価観、購買力を変えられず2%の物価目標を達成できなかったことを問われた際も、「失敗などとは全く思ってない」と否定した。
10年前、総裁になった黒田氏が思い描いたのは、異次元の金融緩和で人々の期特に働きかけ、2%の物価上昇という目標を2−3年で達成することだった。これを10年間も実現できなかったことについて黒田氏は「就任前の15年続いたデフレの中で物価、賃金は上がらないという考え方が根強くあったため」と指摘した。
ただ、輸入物価の上昇などを背景に「今やそれも変容しつつあり、2%の物価安定目標を安定的、持続的に達成できる時期が近づいている」とも語り、将来の目標達成に自信をみせた。
緩和の長期化で懸念が強まっている緩和の副作用についても、強気な姿勢を崩さなかった。
黒田氏は「政策には常に効果と副作用があり、量的質的金融緩和も例外ではない」と認めつつ、経済、物価、金融情勢に応じて、副作用に対処しつつ、効果的かつ持続的な金融緩和を継続してきた」と述べた。
黒田氏の会見は上記のごとく強気が目立った。これは当然である、最後に弱音を吐くと自分自身と業績を否定することになる。
氏の業績は時間を経てからその道の識者に語られるだろう。
(4)「良い」インフレ、「悪い」インフレ
黒田氏は2%の物価上昇を目指していたが、日本が目指していたのは当然良いインフレであった。
需要が増えることで起こるインフレを「ディマンドプルインフレ」と呼ぶがこれは良いインフレである。 社会が豊かになって「企業の設備投資などが惹起される→ 企業が儲かる → 賃金が上がる → 消費が活発になる → 物価が上がる → 企業が儲かる」という持続可能な良いパターンになる。
アベノミクスの景気回復は、デフレ脱却を目指して年2%程度物価を上昇させる、よいインフレを目指し、黒田総裁が通貨流通の面からそれを支えてきた。残念ながら目標には達しなかった。
一方、ロシアの侵攻によって世界の経済が混乱し、物価が3-4%上昇したが、それはコストプッシュインフレと言われる悪いインフレである。
原材料費その他の経費が高騰した場合、売上が増えず企業の利益につながらず、企業が儲からなければ、従業員の給料も上がらず、さらに購買意欲が乏しくなる。つまり、物価だけ上がり、景気はよくならないという状態が悪いインフレである。日本はエネルギー自給率が低いため、悪いインフレが起こりやすい。
現在のインフレは悪いインフレである。
4/10(月)快晴 健康クリニック
1:20起床、文献読み。いつもと同じ。6:40バス中通リハ病院、9:00-11:00健康クリニック。新年度で7名と少ない、結果説明2名。韓国出身国際教養大学の某教授と対話し在日の方の厳しい環境に触れた。11:00西六郵便局で機能停止された通帳の再機能化。飯川病中通リハ、患者状況入力、昼食後微睡。14:00病棟、入力。15:00ミルハスにて家内用の演劇のチケット購入。入院外来対応なし。19:00関谷経由にて帰宅、夕食、20:30就眠。Σ8772歩。
日銀総裁黒田氏から植田氏に交代(2)
(1)黒田氏就任のころの世論と期待
2013年白川総裁に代わり黒田新総裁が就任し、日銀は新しい金融政策を打ち出した。
総裁自身が「常識を超える」と言うほど大胆な内容だった。
市場の資金量を新たな政策目標とし、2年間で供給するお金の量を倍増させ、2年程度で2%の物価上昇を達成するため、金融緩和の継続も宣言した。
新政策の発表直後、下落が続いていた東京株式市場の株価は上げに転じた。 東京外国為替市場での円売りも加速し、円は急落した。
当初は、新しい正副総裁が政策委員会をまとめきれず、詳細な緩和策決定を先送りするとの見方もあった。しかしながら打ち出した内容は、市場の予想を遥かに超える強力なものだった。
黒田総裁が示した「何でもやる」姿勢が、市場に好感を持って受け止められた。日本経済の病弊である15年近いデフレからの脱却に効果が期待されそうだったからである。
新政策は長期国債の購入拡大が柱の一つ。長期金利を下げて、企業の設備投資や個人の住宅購入を活発にする狙いがあった。
市場への発信はシンプルが第一だ。この点で歴代総裁は分かりにくさがあった。黒田氏はこれを改善し、私にも若干はわかりやすくなった。
ただ、黒田総裁の課題は多い。
日本経済が振るわない要因は民間設備投資の弱さとされる。お金の量を増やし、長期金利を下げるだけで本当に設備投資の意欲が増すかどうか。日銀の従来の同方針は中途半端ではあったが、確たる効果は挙がっていなかったことを見れば疑問もあった。
成長分野への融資に取り組む金融機関へのさらなる支援が必要。
発足3ヶ月を迎えた安倍政権による成長戦略の実行も不可欠とされた。
(2)黒田氏再任のころ
安倍内閣が2018年4月、日銀の黒田総裁 (73) の再任を決めた。国会の同意を経て再任となった。一般的には順当な人事とみなされ、 緩和路線を継続し景気拡大を何とか維持したい政府の思惑がにじむ。
しかし、黒田総裁の先行きには難題が待ち受けていた。
?米国発の株価急落で景気が悪化した
?遠い物価上昇2%
?国債の買すぎによる市場の歪み
?などなど・・・
総裁は明治15年からの制度であるが、2期連続は高橋是清、山極正道氏と少ない。
4/9(日)曇りのち快晴に
1:45起床、本読み、文献・録音・画像整理。微睡など。午前は昨日の続き、新聞チェック、のど自慢後座学中心。微睡若干、15:30バス中通リハに。新聞二日分入力、居室整理。19:00帰宅夕食、20:30就眠。Σ4743歩。
本年4月日銀黒田総裁が交代した。
私は無学にして経済問題には疎い。それを反省しながら、いい機会なので多少勉強してみた。
日銀は政府の機関ではなく、日銀法によって定められた 「中央銀行」。
日銀の役割は、簡単にまとめれば以下のごとく。
――――――――――――――――――――――――――――――――-
?金融機関のお金を預かり、貸し出す「銀行の銀行」という役割。
?政府から国債の発行、外国為替の売買などの業務を委託。
?紙幣も発行。
?国民が納めた税金を預かる「国の金庫」という役割。
?景気の動向を見ながら、金融市場へ出回るお金の量を増減し、物価をコントロールする。
――――――――――――――――――――――――――――――――-
すなわち、日銀は、金融を通じて経済が成長し、うまく回っていくよう、さまざまな調整をするのがその役割である。アベノミクスは十分な成果をあげたとは言い難いが、日銀が何度もお金の供給量を増やして金利を下げ、市場を活性化させようとする試み、「量的金融緩和」を行い、経済を活性化させようとした。
日銀は民間の銀行から国債などを買い入れ、各銀行の預金残高を増加させる。これによって企業や個人が民間の銀行からお金を借りやすくなり、経済が活性化すると言うシナリオであった。
日銀の代表として業務を総理するのが「日銀総裁」。国会の同意を得て内閣が任命し、5年の任期途中には政府や国会の意向では解任できない。
総裁のほかに、副総裁(2名)、審議委員(6名)、監事(3名以内)、理事(6名以内)、参与(若干名)が置かれている。このうち総裁、副総裁、審議委員の計9名で意思決定の「政策委員会」を構成している。
私が日銀総裁の存在を意識したのは2003年-2008年の福井総裁からである。ただ福井氏に関しては殆んどお名前だけ。
次の5年間は白川総裁。
当時日本はデフレ状態にあり日銀はゼロ金利政策を継続、市場への資金投入を通じた金融緩和も断続的に実施してきた。
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)が、2012年1月に物価上昇率2%を目標とするインフレ目標を導入したことで、日銀が「1%程度」としてきた 「中長期的物価安定の試み」は「踏み込み不足」 と見られた。閣僚や与党関係者の間からは、日銀に対応を促す発言が相次ぎ、政治の圧力が強まった。
白川総裁は国会で与野党議員に連日のように突き上げられた。総裁は2月5日、任期満了を待たずに3月19日に辞任を表明。有終の美を飾れなかった。
私が日銀について興味を抱いたのはこの時期の国会答弁を聞いてからであった。
4/8(土)終日降雨
1:50起床。読書、データ整理中心。久々のフリー日。家内はゾンタ。降雨もあって座学と書斎の整備。旧液晶TVと飯川病院で用いていたCRT入れ替え、電気の配線の整理、MacMiniのOS更新など。新聞チェック。それ以降は座学、音楽の視聴に集中。終日自宅で過ごすのは久々。19:00夕食、20:00就眠。歩数計3342歩。
新聞週間に思う(3) 衰退を迎える前に復権を期待
ネット情報はマイナス作用しか持っていないと言う訳ではない。
あらゆる個人が情報発信できるようになったことで、マスメディアの情報を補完する。従来は個人で情報発信など考えられなかった。すなわち「情報の民主化」とも言えるいい時代になった。
問題は、それらの情報の中に不正確なものや嘘が大量に混じっていること、である。
偽ニュースや怪しい情報は、視聴者にメディアリテラシーがあれば、こんなわけないと気づくものが多いはず。しかし、視聴者がメディアリテラシーを持っている訳ではないところに恐ろしさがある。
その涵養のためには広い情報を連日一覧できる新聞を併用すればいい。新聞はもっと読まれるべき、と私は思う。
結局、誤ったネット情報に太刀打ちしていくには、正当な報道をやっている人たちが、正当性の主張を声高く主張していかなければならない。表現の自由、言論の自由があるから、そのチェックを権力側に委ねてはならない。あくまで自主的な機関がやるしかない。
私は社説欄を前面に押し出すべきと思う。社論を明確に提示しながら、一方でそれに反対する話もあると幅広く紹介することも大事と思う。
民主主義下のインフラとして、新聞やTVは今後もその力が求められるだろう。
しかしながら、新聞の部数は右肩下がりだし、若年層のTV離れも指摘されている。それによって収入が落ち込めば、両者とも取材・調査体制も縮小せざるを得ない。そうなれば新聞の魅力は乏しくなる。
新聞はまだ愛好者が残っている。
限界まで至る前に復権を目指していかなければ、新聞の将来は日本の人口問題の二の舞になる。
日本の人口問題の厳しさは、再生産年齢にある女性の数が不可逆的レベルまで減少したことにある。ここまで至れば人口減は防ぎ得ない。
この時点でいかに異次元の少子化対策しても効果は望み得ない。
私は新聞からの情報を最も信頼している。新聞はもっと力をつけてほしいが、ちょっと元気が乏しいのが気になる。
4/7(金) 終日降雨 大曲中通病院 秋田市桜開花宣言
1:30起床。読書、データ整理中心。5:00可燃ゴミ提出、7:35Taxi駅に、8:11こまち、8:50大曲中通病院外来、往復タクシー。秋田は徒歩。長崎や古書店経由、2022年版「今日の治療指針」購入、15:30-19:00中通リハ。19:00帰宅、21:00就眠。歩数計6057歩。日本内科学会登録必要。 一昨年Suica使用開始。FAX用感熱紙届く、電気スタンド交換。
新聞週間に思う(2) メディアリテラシー涵養を
世界で、日本でマスメディアに対する信頼性は下がっている。
新聞通信調査会は2008年から毎年「メディアに関する全国世論調査」を実施している。最新の調査は2022年8月、全国の18歳以上の5000人を対象に行い、59.9%から回答を得て11月に結果を公表した。
それによると
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?メディアへの信頼度は新聞67.1点。トップは僅差でNHK。
?NHK、新聞、民放TV、ラジオへの信頼度が、いずれも低くなっている
?新聞の購読率は低下傾向が続く
?ニュースは、民放>ネット>NHK>新聞の順
?ウクライナ情勢への関心88.4%、情報入手は民放トップ
?ウクライナ情勢の報道「真実が見えにくい」59.0%
?日本が軍事攻撃を受ける不安を感じる76.6%
?自衛隊が米軍とともに戦うことに関しては賛成22.5%、反対74.2%
?などなど
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いまの10〜20代はそもそも新聞を読まず、ネットのニュースしか読んでいない。
ネットでは「新聞こそ嘘をついている」とかの記載は稀ではない。だから、新聞の歴史、価値を知らないまま不信感を持つ。
ネットの情報にも価値がある。しかし、ネット情報だけを集めていては「木を見て森を見ず」と言う事態に陥りやすい。
これではメディアリテラシー能が欠如するのは当然である。
新聞の価値はニュース他を選択することなく鳥瞰できることにある。新聞は知りたくないことでも、伝えなければならないことは伝えている。だから信用出来るのだ。
なぜ、メディアは信頼を失いつつあるのか。ネットの登場によって崩れたと言えよう。
報道は本質的に危うさを抱えている。
メディアには高度の社会的価値があるが慈善事業ではない。収益を上げて存続し続けなければならない。だから、メディアは視聴者が知りたいものを報じることが、業績を伸ばす近道になる。しかし、大衆に迎合してはならないのだ。それがメディアの現実であり、危うさでもある。
ネットには抑制のフィルターが無いから新聞やTVで報じられていないことが出る。
「大新聞やTV局が報じない真実」という週刊誌的見出しで、「真実はこうだ。新聞やTVは隠している」という論調も多いから誤解が広がり、ネットの方が信頼できると感じる人が増えていく。
週刊誌や月刊誌の影響力はそれを読んだ人に止まるのが普通。
しかし、ネットでは記事に共感した人が、自分で裏を取る努力もせずにネットに情報を気軽に流す。それがネットの特性だと捉え、その思いでネット上に書き込むから不信感は増幅拡散していく。
ネットの怖さはそこにある。
ネットの情報にも価値がある。しかし、ネット情報だけを集めていては「木を見て森を見ず」と言う事態に陥りやすい。
これではメディアリテラシー能が欠如するのは当然である。
新聞は知りたくないことでも、伝えなければいけないことは伝えてきた。そこが信用された。
なぜ、メディアは信頼を失いつつあるのか。ネットの登場によって崩れた。
報道は本質的に危うさを抱えているからであろう。
メディアは慈善事業ではない。収益を上げて存続し続けなければならない。だから、メディアは視聴者が知りたいものを報じることが、業績を伸ばす近道。それがメディアの現実であり、危うさでもある。
ネットには抑制のフィルターが無いから新聞やTVで報じられていないことが出る。「大新聞やTV局が報じない真実」という週刊誌的見出しで、「真実はこうだ。新聞やTVは隠している」という論調も多いから誤解が広がり、ネットの方が信頼できると感じる人が増えていく。
週刊誌や月刊誌の影響力はそれを読んだ人に止まるのが普通。しかし、ネットでは記事に共感した人が、自分で裏を取る努力もせずにネットに情報を流す人達がいる。それがネットの特性だと捉え、その思いでネット上に書き込むから不信感は増幅拡散していく。
ネットの怖さはそこにある。
4/06(木)晴れ曇り
1:45起床。新聞・文献チェック他座学中心。秋田ゾンタ関係ファックス大量に届く、用紙装着など、印刷用紙一本注文。8:30家内に同乗中通リハ病院。居室の整理など、患者状況記録、郵便局本局経由、19;30帰宅夕食、21:00就眠。歩数計4380歩。
新聞週間に思う(1) 新聞社は社説欄をもっと前面に出すべき
私の情報収集法のメインはなんといっても新聞である。現在は連日4紙に目を通す。
なんだか新聞に元気がなくなってきているように思える。
明日から春の新聞週間である。新聞についての感想を述べてみる。
新聞は毎日自宅まで届けてくれる情報誌、かつ教科書である。こんな素晴らしいメディアはない。しかも、素晴らしいのは自分の興味と関連ない、自分にとって読みたくもない雑多な情報が満載であることが私にとっては有難い。
私は小学生の頃から「こども新聞」に親しんできた。
毎朝新聞を開くのを楽しみにしてきた。自分の狭い視野が一瞬にしてわかるからである。
しかし、新聞は現在危機的状況にある。発行部数は減少し広告収入は減少している。新聞は将来的にどうなるのか、滅ぶのか? 私はそれを見届ける時間はないが、深く心配している。
新聞を窮地に追い込んでいるのはネット情報であろう。
偽ニュースや不正確な情報がネットで急拡散する時代。新聞の速報性や信頼性が下がり続けている。
私たちは一体何を信じ、どう対応すべきか。
私は新聞を最低一紙、鳥瞰的でもいいから目を通すべきだと思う。それによってネット情報の価値がわかってくる。
新聞には長い間に培ってきた伝統があり、各紙には各々報道姿勢がある。要するに各紙が一つの思想的ブランドである、と言っていい。
正確なニュースを報じ、民主主義社会のインフラとなるべき新聞が信用されなくなっていることに、どう対応すべきか、という問題は大きい。
私は新聞社側としては自社の立場をしっかり主張するために、社説を一面に掲載すべき、と思う。社説こそが各紙の価値を定める、と思っている。
社説を一面に掲載している新聞は私が知る限りではないと思われる。
読者側としては偽ニュースを見抜くためにも、新聞を一紙でいいから、鳥瞰的であっても毎日見るべきだろうと思う。そうすればメディアリテラシー能を養う。メディアリテラシーとはマスメディアの本質や影響について幅広い知識を身につけ、批判的な見方を養い、メディアそのものを評価できる能力のこと、である。
偽ニュースはまるで本当のニュースのように装ったデマ情報。金銭的な利益、政治的に有利な立場を得るために、あるいは遊び感覚でデタラメ情報をニュースのように仕立てる。パッと見は普通のニュースの様で、信じてしまう人は驚くほど多い。
従来のメディアが信頼を失っているからこそ、偽ニュースが本当のニュースよりも速く広範に広がる。
その見極めのためにも必要なのがメディアリテラシー能である。これは簡単には新聞を読むことで自然に養われる。
4/5(水)快晴 午前フリー
1:15起床。文献検索、徒然ほか。紙の廃棄大量。午前は自宅のケア、外回りなど対応。12:12バス中通リハ病院に。13:00勤務、入院患者延4名装着物交換対応。居室整理継続、データ整理、新聞入力、本読みほか。19:30帰宅。夕食、21:00就眠。歩数7626歩。
近況(2) 情報収集、分類、蓄積の日々 芋づる式に展開していく
自分の学習のために収集している情報は自分から見ても多岐にわたっている、と思う。だから、世の中が、社会が面白い。
これらの情報は連日かなりの分量になる。
活字で提供される情報は数日以内にスキャナーで取り込み電子化するから原本は残らない。だから、書棚は不要である。私の情報収集は終活をも兼ねながら進めている。
勿論、これらの情報は収集だけなら単なる好事家的趣味である。
収集した以上、適宜検索をかけて引っ張り出して読み、聞き、聴く。そのためにはヘッドフォンとMP3プレーヤーのセット、iPadは離せない。iPadは新旧含めて4台で新聞用、専門領域用、小説用、資料用などと目的別に用いている。
情報収集の楽しみは、連日、自分の無知を再確認する日々であるということ。
これらの情報からは芋づる式に次々と世界が広がっていく。それも楽しい。
特にラジオ深夜便では各界で著名な方々の話を聞くことが出来るが、ながら式の聞き方だからなかなか体系立てて理解することは困難である。
だから、それらの情報のうち自分のアンテナと共感した内容は、すなわち私の興味と共感した演者に関しては著作を検索して著書があれば買い求め、知見を深める。
最近の例では、ラジオ深夜便の2022年10月28日放送の元・一橋大学講師「村瀬幸浩氏」の「性教育にかけた半生」を聞き、氏の著作を一気に6冊購入し現在紐解いている最中である。
私の情報収集は最終的には書籍にたどり着く。
書籍といえ100%信用できるものではないが、書籍の場合、出版に至るまでの労苦、著者の筆力・構成力、クリアすべき諸問題を通過した結果であり、甘い考えでは出版まで至らない。そういうフィルターがあるから、今の所私にとって一番安心できるメディアである。書籍を参照して知識を得る。
基本的に私はネット検索をしない。
参考文献、著書を読み、得られた知見のうち身についたと思われる内容は自分のブログにアウトプットし知識の定着を図っている。このブログはその目的が大きい。
4/4(火)快晴 中通病院外来
1:30起床、文献・本読み他、蓄積データ整理、徒然。5:30可燃ゴミ提出。6:40バス飯川病院。8:45-12:00外来。混雑なし。12:15中通リハ病院、微睡など。居室整理中心。病棟若干。19:30帰宅、夕食、21:00就眠。歩行計8690歩。
近況(1) 相変わらず情報収集、分類、蓄積の日々を続けている
3月下旬から新しい職場で働いている。私にとっては未知の、フレッシュな環境であり適当な緊張感に包まれて過ごしている。
私が生きている世界はとても狭い。私は世間知らずである。
一方、興味を持っている世界は広い、だから、連日の新聞をチェックする作業、ラジオ深夜便で知らなかった世界を、知らなかった人物を知るのに有用で、とても楽しく有意義な時間である。
自分の学習のために収集している情報は以下の如く。
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?新聞4紙(朝日、読売、日経、秋田魁)
?ラジオ深夜便録音(am1:00、3:00、4:00)
?定期購読週刊誌(医療 日本医事新報他3誌)
?定期購読月刊誌(文春、音楽の友、MacFan、WWF Japan、National Graphics、趣味の園芸、きょうの健康、月刊ラジオ深夜便など)
?単行本(小説、エッセイ、ドキュメント・ルポ、心学関連他)
?N響定期公演録画
?らじるらじる聞き逃しサービス(宗教の時間、演芸各種、歌謡曲、日曜討論窓)
?不定期刊行物
?日々の歩数のチェック
?そのほか
--------------------------------------------------------------------
これらの情報は連日かなりの分量になる。これらのうち書籍は書籍としては残さない。
連日、自分の無知を再確認する日々でもある。
興味のある分野を抽出して電子化し、分類してハードディスクに収めておく。データは分類しなければ無用の長物になる。これらの分類にかなりの時間を使っているから、時には「私の人生は何なんだ! 分類だけの人生か? もっと有意義は時間の過ごし方があるのではないか・・?」と時に思う、が思い当たらない。私にとっては最も適している時間の過ごし方だろう。
勿論これらの情報は適宜引っ張り出して読み、聞き聴く。そのためにはMP3プレーヤー、iPadは離せない。そして、上記の情報から得られた知見のうち身についた内容は自分のブログにアウトプットし知識の定着を図っている。
何かを選択することは何かを失うことでもある。
毎日を平穏に、時にはこの様な人生の過ごし方に多少の疑問を抱きながらも、ほぼ満足しながら過ごしている私にとっては、人生の終末期に達した今、何か新しいことに踏み出すというよりは、長く続けてきたことを淡々と継続しながら過ごすことにある、と納得するしかない。
私が存在し続けていることは、家族以外にとってはもう価値はなかろう。引きこもりの成果である。いや、新しい職場にはちょっと有意義な存在なのだろうか?
私が蓄積した情報やデータ、作ったデータは、私以外には不要だろう。くるべき時期を迎えたら自分で全てを消去し、スッキリ旅立ちたい。骨も残す必要も感じないが、家族たちはどう判断してくれるか。
4/3(月)快晴 健康クリニック休診
1:30起床。いつものごとく。6:40バス中通リハ病院。健康クリニック新年度初日で休診。居室の整理。飯川病院ブラウン管TV廃棄、13:00-14:00大型机、食器棚、冷蔵庫、プリンター、補助机引越し。居室整理続ける。かなり進んだが途中疲労で1時間微睡。19:30帰宅・夕食、21:00就眠。歩行計7700歩。
新年度(2023)スタート 新年度迎えての感想
前病院では直接患者を担当しなかった(させてもらえなかった?)ので時間はたっぷりあった。その時間はほとんど読書等の座学に充てた。多分、私にとってこの数年は至福の期間であった、というべきだろう。そう采配してくれた家内には感謝するしかない。
せっかく時間に余裕ができたのに、近年、体力・気力の低下が著しい。
自覚的には心肺機能、四肢体幹機能の低下も自覚する。
日々、時間を無為に過ごすことはまだないが、複数回微睡をとることが多くなった。寝過ぎ??
その日充実感に乏しかったとしてももう気にしない。
これは「無の境地」に至る過程?? イヤイヤ、「ボケ老人の境地」への進行過程と思う。まあ、どちらでもいい。自然に任せる。
余生である。余生とはいつ途切れてもいい状態。旅立つ準備は不十分な点もあるがかなり進めてある。「明日も、明後日も生きる・・・」、と考えるから窮屈となる。これも自然に任せる。
新年度から3日経った。こんな私にも新しい職場が提供された。
前向きに考えれば「私はどこまで運が良いのだ?」と考えるべきだろう。
引き受けた以上、甘い考えではいられない。おそらく前病院の時より業務量は増えるだろう。年齢から見てどこまで対応できるか緊張と不安はある。
年度という節目はいいものだ。
私は自分に課した日課、作業を机に向かってコツコツ進めるのが好きである。これが新年度どこまで継続できるか??ちょっと気になるところ。
早朝起床のパターンは維持する。
最近、起床時間を2:00と従来よりも約1時間遅らせた。睡眠に対する学習の成果である。
月曜、火曜日は午前健康クリニック、中通総合病院外来があるから従来通り6:40のバスで出勤する。
19:00の帰宅までの間、診療に費やす時間が増えていくだろうが、診療外の時間は座学と微睡、歩行訓練と称して散歩に出ようと思っている。
4/2(日)快晴
1:45起床。ネコたちと対応。データ整理。9:00-10:00外仕事、ガレージ掃除など。11:00家内に同乗飯川病院、ついでリハ病院。引っ越しの小物。14:00-15:00微睡。座学。リハの居室整理。ブラウン管TV廃棄。19:00帰宅、夕食。21:00就寝。歩行計6593歩。
新年度(2023)スタート 新職場コメント
私は3月20日から中通リハビリテーションの嘱託医となった。
中通リハビリテーション病院は、1969年開設された。
その後、50年間地域に密着した「リハビリテーション専門病院」として、障害のある人達が求める医療や福祉の向上を目指し、その改善のための医療、リハビリテーションに取り組んできている。
リハビリテーション医療の目的は障害のある人達の「生命の質」「生活の質」「人生の質」を豊かにすることにある。その際、リハビリテーションは、「身体機能のリハビリテーション」とともに「心のリハビリテーション」が大切であると考えてきた。
当院は現在は回復期リハビリテーション病棟2病棟(110床)と療養病棟2病棟(110床)からなる。私どもは療養病棟の患者を担当する。
(参考)回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患や大腿骨頚部骨折、脊髄損傷等の患者さんに対して日常生活動作能力(ADL)の向上による寝たきり防止と,家庭復帰を目的としたリハビリテーションを医師、看護師、介護者,理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーなどの専門職がひとつのチームとして共同で作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行う。
一つの回復期リハビリテーション病棟に理学療法士13名,作業療法士13名 ,言語聴覚士1名,医療ソーシャルワーカー1名を配置し,密度の高い訓練を行っている。
私はまだこの方面の経験は乏しいが、今後視野を広げなければならない、と思っている。
もう赴任して14日経つがまだ引っ越しの最中である。机や書棚、ソファなどの引越しは大体終えたが細々とした生活関連の物品などはなかなか進まない。
この中で大変なのはパソコンを中心とする電子機器の移転と機能の復活作業である。パソコンの周辺機器は一つ一つのは消費電力が小さいがほとんどACアダプターで給電される。だからコンセントがすぐに不足する。結果的にタコ足配線になってしまう。タコだけでは足りずイカの足、ネコの足まで欲しいところである。
中通リハビリテーションの医師体制は常勤的嘱託医を含め、私どもの参加で五人体制。全体に高齢医師が多いが、私どもの参加で平均年齢が一層上昇した。
診療として精神科、整形外科のリハビリも担っていて中通総合病院の医師が担当している。そのほか、休日の当直は中通総合病院、秋田大学からの派遣医が担っているから結構医師の出入りは多い。
当院は看護部門、訓練部門のスタッフは総じて若い。
ここ10数年来聞くことのなかった若い人たちの声を浴びながら、私はリフレッシュしている。
4/1(土)快晴 新年度スタート
1:30起床。本読み、データ整理、新聞チェックと切り取り。ガレージ2F点検整理。収納していた散水用ホースを水道に繋ぐ。バラ剪定若干、11:30家内に同乗、久保田新橋のコイに給仕するもまだ活動性低い。千秋公園はハト、コイとも元気。飯川病院から荷物持ち中リハに、新聞入力、医師室整理。19:00帰宅、夕食、20:30就眠。歩行計6440歩。
新年度(2023)スタート 今年度就労予定とコメント
本日は新年度スタート日。
昨日をもって飯川病院が閉院となった。
私はもう歳だし、今年は明和会からは就業継続の声がかからないだろう、と思っていたが、中通リハビリテーション病院への嘱託医師としての継続就労の依頼があった。
私はやや消極的であったが、家内が飯川病院の患者のお世話も含め働きたいとの意向が強く、そのバックアップのために私も応じることになった。
有難い申し出であったが、二人とも高齢で健康上の懸案がありいつまで続くかは不明。なんとか法人、病院に迷惑だけはかけたくない。若干緊張気味である。
以下が今年度予定されている私の勤務スケジュールである。
飯川病院では私は入院患者は直接的には担当していなかったがリハ病院では入院患者も担当することになった。飯川病院の時にあった午後のボランティアはなくなり、終日の勤務となり、全体的に業務は重くなった。
水曜日午前だけは園芸、畑仕事等、自宅の外回りの仕事をこなすためにフリーに設定した。
今年度の就労予定 (?は中通リハ病院勤務)
――――――――――――――ーーーーーーーーーー――――――――――
午前 午後
月曜 健康クリニック ?
火曜 中通総合病院外来 ?
水曜 (フリー) ?
木曜 ? ?
金曜 大曲中通病院外来 大曲中通病院(帰院後?)
土・日曜日・祭日はフリー(適宜回診予定)
家内の勤務は月曜から金曜日、午前午後とも中通リハ病院
――――――――――――――ーーーーーーーーーー――――――――――
飯川病院では午後のボランティアの時間帯には玄関先の花壇の木々や花のケア、散水なども担当していた。また、平日、土・日曜日・祭日に頻回に日当直があったが中通リハ病院ではそれらの予定はない。
私は3月20日から患者の転院と共に中通リハ病院所属となった。
入院部門の電子カルテの対応に苦慮している。また、まだ業務の全貌、病院の構造、人的体制が見えていない。
新年度を迎えて多少の緊張と不安を感じている。
年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。 日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。 |