2023年1月分
日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。
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先月の日記 来月の日記
1/31(火)小雪やや寒い 中通病院外来 飯川ボランティア 積雪5-10cm除雪3回目
1:00起床。新聞、本読み、徒然などいつもの如く。5:00可燃ゴミ集配所に。除雪3回目積雪5-10cm、6:40バス飯川病院。8:45-13:00外来。13:20飯川病院、ボランティア、微睡も。Web学習会、疼痛管理。夕食はテイクアウト、20:45帰宅、21:20就寝。Σ10905歩。主に除雪で伸びた。
気候2023(2) 岩手の気候は秋田より厳しかった 井戸の凍結防止の作業は辛かった
確かに、今回の寒気は私にとっても久々である。
秋田に転居して約50年、何度か豪雪にも見舞われた。しかし、これほどの寒気の記憶はほとんどない。それでも数年ごとに寒波が襲来する。水道凍結は最低気温が-4℃以下になると危ないとされている。1-2度水道蛇口からジャリジャリと細かい氷が出てきて驚いたことがあったが、秋田では水道の水落としをしたことはない。それでも幸い凍結に至ったことはない。
ただ、寒波が来た時に私は傍観していたわけではない。私は水道管の凍結については厳しい岩手での経験があるから神経質に対応する。
私は早朝1時頃起きている。強い寒波が予想される日には1-2時間ごとに給湯器を含め全蛇口を捻って水を出すことで状況の把握と凍結防止を図ってきた。
私は高校卒業まで岩手で過ごした。新潟で学生時代を過ごし、1973年から秋田に居住した。岩手の冬季間の冷え込みは新潟や秋田に比較して明らかに厳しい。今も時折ニュースで確認しているが、盛岡は秋田に比較して4度Cほどの差がある。
岩手の冬季、気温が0度を下回るようになると、台所にあった人力井戸ポンプの凍結防止は必須であった。その役目は小学生のいつ頃からか忘れたが、私が担っていた。
凍結防止栓は台所の外にあった。極寒期、降雪期には雪を除けながらの作業で実に辛かった。
盛岡での冬季の夜は早く暮れた。夕食や入浴を早く済ませ、20時頃には翌朝用いる「呼び水」をタライに用意し、凍結防止作業を終えたが、その時間でも外にある凍結防止栓の凍結が始まっていてヤカンを持って溶かしながら栓を回したものである。幸い我が家では破裂などに至ったことはない。私のちょっとした自慢事項である。
凍結防止したポンプは母親達が朝の家事を開始する時に水揚げをしなければならない。その役目も私であった。水揚げに用いる「呼び水」は今でいえば台所のシンクの中に置いたがそれでも往々にして凍った。凍っていない状態でもちょっと動かすと一瞬に凍ってしまったこともある。当時は意味がわからなかったが「過冷却」状態の水が揺れたことで一気に凍りついたものであった。
当時はペットボトルなどはなく水はガラス製の一升瓶に2−3本に溜めたほうが作業に便利であったが、時には凍結して破損し危険であった。岩手の台所は極寒気にはそれほど寒かった、ということ。
母親や当時のお手伝いさん方の苦労が偲ばれる。
私が新潟に出る頃、古い井戸を私設のポンプで水道化し、水抜きも室内からできるようにしてとても便利になった。
今回の寒波で病院のスタッフ、患者さん方から水道管凍結や破裂の話を聞いた。私の感覚では考え難いことである。
今回は数100件の水道管凍結が発生した、という。お気の毒ではあるが、日常の便利さのもと生活感覚が甘くなったのではと思った。
1/30(月)寒波来襲続く 積雪1-2cm 健康クリニック 午後飯川病院
1:00起床。本読み。文献チェック等々いつもと同じ。6:40バス飯川病院へ。新聞チェック、9:00-11;10健康クリニックドック、12名、結果判定13名。途中秋田銀行南通視点横で滑ってソフトに転倒、実害なきもややショック。11:30飯川病院に移動、微睡など。14:00から勤務、入院患者対応なし、19:10帰宅、夕食。20:30就寝。計Σ6384歩。
気候2023(1) 10年に一度の最強寒波到来 秋田では-8℃に
1月25日朝の日本列島は沖縄を除く各地で軒並み気温が零下となり、全国的に「過去10年の最低気温」に迫る冷え込みだった。
降雪地帯の日本海側だけでなく、ふだんは雪が降らない太平洋側や九州の南方の一部でも雪が降り、場所によっては大雪となった。 まさに「10年に一度」の稀な寒波といえる。
気象庁によると、 この寒波をもたらしたのは、1月25日にかけて日本の上空5000mに流れ込んだ強い寒気。北日本から東日本で零下42度C以下、西日本では零下36度C以下という寒気が南下して国内を覆ったからとされている。
このような寒気がなぜ日本にやってきたのか
東京大の中村教授(気候力学) は、「強い寒気は北極の上空にあった巨大な冷たい寒気の渦『極渦(きょくうず)』の一部」と指摘する。『極渦』は 通常は極地上空にとどまっているが、偏西風が強く蛇行することで一部が南下し、1月24日ごろから日本付近を覆ったという。
偏西風の蛇行には、2021年から続く太平洋東側の赤道近くの海面水温がいつもより低くなる「ラニーニャ現像」の影響があったのではと指摘している。
ほかの要因も重なった。
大陸から吹き付けた冷たい空気に、日本海で大量の水蒸気が供給され、各地に大雪をもたらした。日本の東に進んだ低気圧が発達したことも、西高東低の冬型の気圧配置を強める原因となった。
秋田県内では連日大雪警報が発せられていたが、実際の降雪は少なかった。
1月25日、気温は-8℃に達し、地方紙の報道によると、水道管凍結や停電、公共交通機関は強風による停電などが相次いだ。鉄道はローカル線中心に125本が全線または区間運休となった。空路は秋田空港の全42便、大館能代空港の6便が全便欠航となった。全便欠航は2017年12月以来5年間無かったことらしい。
県内は25日、水道管などの凍結が相次ぎ、各市町村には午後4時までに累計300件以上の相談が寄せられた。能代市の東雲中では屋外受水槽に水を送るための管が凍結、給水の見通しが立たないことから、26日は休校になった、という。
各自治体は解凍方法を案内したり、業者への相談を促したりした。業者も対応に追われた。秋田市内約7万4千戸に都市ガスを供給する東部ガスKKには300件以などの相談が寄せられた。社員が一軒一軒訪問などの対応に追われたが一部にしか対応しきれていない、という。
飯川病院の設備には問題がなかったが、スタッフの自宅では水道管凍結が何人かにあったようだし、そのうちの一人は2階の水道管が破裂し1階まで水浸しになるなど悲惨なことになったようである。
確かに今回の寒気は私にとっても久々である。
1/29(日)寒波再来襲 早朝までの降雪2-3cm
2:00起床、医学文献、ネコ対応など。読書など。9:00徒歩クリーニング店往復。路面は凍結で危険。午前は微睡を挟みながら座学、読書、データ関連、午後のど自慢見ながら新聞チェック。午後は微睡を挟み読書三昧。19:00ピザで夕食。20:00就寝。Σ4800歩。iPad1世代、活用に。
日本の人口減問題(8) 人口減関連の経済縮小は各国レベルから国際レベルに進展
今後、日本の人口は確実に減少する。
それは日本だけの現象ではない。 他の先進国や人口の多い東アジアにおいても、これから30年以内には減少に向かう。
ヒトという生物種が個体数の減少という段階に自然に突入したとも考えられる。食物や環境の制約がない条件下で、自ら個体数を減らした生物種はこれまで知られていない。衰退・絶滅の運命を辿った多くの生物は、個体数の増加が食物の不足や生存環境の悪化を招いた結果であった。
ヒトという生物種が意図的に自らの知恵で永続する安定したヒト社会をつくり出そうとしている筈はなかろう。経済力を背景にした各国の文化の発展、個々人の考え方の反映だろう。
ヨーロッパ連合(EU)の結成も、経済の面からみれば、若い人口を抱えた国を取り込んで人口の若返りを図り、経済の「成長」を確保しようとする策略の一つと見ることができる。
いずれにせよ世界的に人口はやがて極大値に達し、これまでの「右肩上がり」から「右肩下がり」に転ずる。 そして世界的経済もまた、遠からず「右肩下がり」に転じる。
先進国のなかで米国だけはまだ当分のあいだ、 「右肩上がり」の経済成長を続けることが予想される。しかし、その米国でも、これから30年以内には人口は減少に転じ、やがて経済も「右肩下がり」に転ずることが予想される。
経済学はこれまで拡大のメカニズムを解明してきた。もしそのメカニズムが逆方向になるのが「縮小のメカニズム」であるなら、従来の経済学の蓄積はこれからの経済に対しても有効である。
しかし、「右肩上がり」のメカニズムと「右肩下がり」のメカニズムが別物であれば、これからの経済は新たな経済学を必要とする。「右肩下がり」こそ経済の基本とみなす新しい経済学である。
それは政府の経済政策においても同様であり、経済政策の手法も変わらざるを得ない。
「右肩上がり」の路線を歩む我が国の政府には「右肩下がり」に対する準備が進められているのだろうか。それが見えない。
人口減、経済の「右肩下がり」によって、人々の国への考え方、すなわち国への「求心力」が低下する可能性がある。国家が存立する基盤は求心力であり、人々は、まとまりを持つ社会を希求したからこそ、 国家を通じて安全も福祉も享受し得た。
だから、国への求心力の低下は人々の生活にとって脅威となる。
いかにすれば、これからも社会の「求心力」を保持し得るのだろうか。
それには、新たな「社会の価値」を創出するほかはなかろう。これまでの社会の価値は、「国民」を豊かにするところにあった。それを実現したのが「右肩上がり」の経済であり、その下で国民の誰もが、程度の差はあれ、生活の改善を享受し得た。
しかし、社会の価値を経済の発展に置く限り、国への求心力がいまよりも低下することは避けられない。そのような状態になった時、どうなるのか
間も無く居なくなる私には知るよしもない。若い方々の問題である。
1/28(土)早朝降雪、曇り 飯川病院日直 朝まで降雪3cm 除雪なし
1:00起床。読書、徒然、データ整理。8:30家内に同乗、飯川病院へ。日直業務。午前新聞チェック+入力。12:00検食、微睡。読書、除雪8回目。新聞チェック、読書その他データ整理、16:00微睡。19:00迎えあり帰宅、夕食など、21:00就寝。Σ3773歩。
日本の人口減問題(7) 人口減は厳しい しかし、まだまだやれることがある
人口減は厳しい。経済から見る国力も縮小していく。
しかし、どうにも留まらない状況に至った人口減、経済的縮小傾向を認めた上で、右肩下がりのに方向転換すれば、日本にはまだまだやれることは沢山ある・・、と思う。
日本の農業
日本の農業には、私は門外漢であるが、技術革新の材料、余地は沢山ある、と言われている。農業に不適な国が多い中で、降水量、日照量、土地などの条件がすべていい条件下にある国は稀有である。現在4割ほどの自給率を6-7割にすることは不可能ではないだろう。
しかし、国の方針の中では農業政策は見えない。生産年齢人口が減っても農業の大規模化とAIとロボットによる省力化で乗り越えられ、採算が取れる可能性が出てきた、というのにである。
長寿国日本 しかも豊かな高齢者が多い
長寿は誇るべきことである、と一般的には言われるが、私は心から賛成ではない。
高齢者となって生活資金面から長生きリスクに不安を抱く人が増えている。このことも消費を控えることで経済の低迷の要因となっている。個人消費の低迷はそのままGDPの低下に結びつく。
高齢者の多くが金銭面の不安を抱えているのは確かであるが、一方で高齢富裕層が膨大な金融資産を抱え込んでいる。これらの、高齢者が生存中に使わない貯蓄の一部をなんとかして社会に導き出し、運用金として回転させ、持たざる高齢者の福祉に回すことができれば、それだけで若者に負担をかけずに社会保障などの事態は改善できるはず。投資の勧奨と、相続税の工夫が必要であろう。子孫に美田を残す必要はない。
同様のことは大企業の莫大な社内留保金にも言えることである。
社会保障 年金
今の高齢者の年金は現役世代の保険料で賄う『賦課方式』になっている。今更変えられないであろう。これを制度通り運用して、貯金のある間は貯金を取り崩して生活してもらう。他方で生活保護制度の運用を改め、換金できる財産、貯蓄が尽きた高齢者がすぐに生活費を受給できるようにする。
これは国に対する絶対的信頼が必要であるが、老後の安心感が増し、むしろ消費は増え、財政負担は減る。
人口減の理由は少子化。
ここまで来れば、3人以上産んでも人口は維持は困難だが数千人規模の集落なら、若者の収入源さえ確保できれば可能かもしれない。
2015−2020年までの5年間に0-4歳の乳幼児人口が増えた過疎自治体は1700自治体のうち100以上あったが、首都圏3県ではほとんどなかった。かつては地方消滅、絶滅集落が話題になったが、逆に見れば首都圏の日本人は絶滅危惧集団である。
高齢者は減少し始めた。
日本は、先進的主要国で最初に65歳以上の人口が減少し始める時代を迎えた。すでに全国約1700自治体のうち300近い自治体で70歳以上の人口が減り始めた。こうなれば福祉予算を減じて子育て支援に予算を回すということも可能になる。それで子育て環境が整えば子どもが増え始める可能性がある。
訪日観光客の誘致
訪日観光客の誘致はCOVID-19禍がなければ年間4000万人が見込まれ順調であったが頓挫した。
このグローバルな時代、日本には国際観光地としての優位性がある。世界から見た日本は、四季折々に訪れたい庭園のような場所なのだ。
そのほかの各分野にも可能性
私は厳しい状態だが、打つ手はあるのでは?と思いたい。
ただし、それには国の強力な後ろ盾が必要である。国は未だに右肩上がりの政策に固執している。国会の論戦を聞いていて歯痒い。
1/27(金)寒波ゆるむ晴れ 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア 転倒1回目
1:00起床、文献チェック他本読み等いつもと変わらず。徒然記載。5:30可燃ゴミ提出準備のみ。7:20Taxi駅に、道路事情に応じて早めた。8:11こまち。大曲駅タクシー乗り場で転倒、段差があり危険な状況であったが頭は無事であった。実害なし、つくづく幸運に恵まれている。右の足低アダプターが外れていたらしい、深く反省する。患者数は少なかった。長崎や古書店で9冊購入。15:30飯川病院ボランティア。微睡も。新聞チェック、19:30帰宅、夕食、21:00就寝、歩数計Σ6368歩。
日本の人口減問題(6) 人口減と経済は密接な関係がある
どのスーパーに行っても商品であふれている。隙間のある棚などない。
なぜ日本はこんなにも豊かなのか、実際本当に豊かなのか。
私は、国は危機的経済状態を迎えようとしているのにこの豊かさはなんでだと思っている。
平均賃金や1人当たりたりのGDP、貧困率といった個人の豊かさという点では、日本の落ち込みようは深刻と言っていい。が、国民の消費行動には変化がまだ乏しい。
GDPの内訳を見ると「民間の個人消費」が圧倒的に大きなウエイトを占めている。政府が躍起になって、個人消費が下がらない政策を打ち出し補助金をバラまくのも、個人消費の低迷がそのままGDPの低下に結びつくからだ。
日本はGDPは世界第3位なのに、1人当たりの名目GDPは世界第26位(2018年、IMF調べ)。単純に考えれば、生産性が低く、賃金が上昇していないためで、安い賃金で働き続ける高齢者やいまだに旧態依然とした産業で働く労働者が数多くいることなどが指摘されている。
安倍首相も、岸田首相もインフレ率を上回る賃上げを産業界に呼びかけている背景はこの名目GDPを意識してのこと。
日本の富の蓄積状況を見ると、その実態がよくわかる。
日銀が発表した2019年7-9月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は1864兆円、企業の現金・預金は271兆円。金融資産に限れば、個人が最も多くの金融資産を保有しているし、企業も莫大な金融資産を保有している。ところが、ここに問題がある。金融資産が有効に流通していない。
2010年、日本はGDPで中国に抜かれ、半世紀近く続いた世界2位の経済大国の座を失った。
不景気と経済大国からの転落。この二つに私は大きなショックを受けた。この時のショックを契機に私は世界経済、日本の経済問題に関心を持った。しかし、不勉強にして未だになかなか理解は進まない。
日本のGDPは早ければ本年中にもドイツに抜かれ、4位に転落する可能性が出てきた。
(近年の円安に伴う経済規模の縮小に加え、低成長と人口減による生産人口の減少の結果である)。
これほどの問題になっているにもかかわらず、人口減問題は政策の焦点にはならず放置されてきた。一方、金融緩和で物価や株価を上げれば消費も増えるという論理を信じ込んだ安倍首相は異次元緩和を鳴り物入りで行った。しかし、景気は改善したが、消費はほとんど増えなかった。
経済を動かすのは景気の波でなく人口の消費行動である。
現役世代は生活面で多様な消費ニーズがあり、所得を消費に回すが、高齢社層は欲しいものがなく、消費より貯金に回す。こうしたいわば「預金偏愛」の層にため込まれてしまうので、金融緩和や財政刺激をしても需要は伸びない。
需要なき生産は値崩れを起こすだけ。だから、国民の消費行動の低迷は産業の萎縮にもつながっていく。
まとめとして、人口の減少は経済を確実に変質させる。
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第一は経済成長の消滅である。今後、経済成長率は年々低下していき、やがて継続的なマイナス成長に転ずる。
第二は生産資本ストック、すなわち生産設備の総量の縮小である。それによって日本経済の原動力であった設備投資は、今後ほとんど拡大せず、
やがて明確に縮小に向かう。
第三は経済の不安定性の増大、具体的には不況が長期化する危険性の存在である。
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しかし、だからといって、これからの日本を悲観的にとらえるべきではない。経済が縮小し、経済構造が大きく変化したとしても、われわれ日本国民が幸福になり得る可能性は十分ある。
勿論、そのためには、かなりの努力を要する。その努力を惜しむべきではなかろう。
1/26(木)寒波若干緩む 曇り 飯川病院 降雪2-3cm
2:00飯川病院で起床徒然など。蓄積データ整理。結局そのまま飯川病院で過ごす。新聞チェックと入力、微睡。読書。インフルエンザワクチン接種業務なし。14:00-19:00勤務、入院患者対応。読書中心に。19:30帰宅、夕食。21:00就寝。Σ3163歩。運動不足。
日本の人口減問題(5) 対応策は戦略的に縮みながら経済を効率化すること
国会で論じられている「人口減少に歯止めをかける異次元の政策」といった意気込みだけの討論に付き合っている暇などない。
人口減少が不可逆的状況に至った現在、人口が増加するという見込みは幻想に過ぎない。だから、増加を模索するより「戦略的に縮む政策」に切り替えるしかない。 しかも、政策転換にも時間がない。早急に手をつけなければこれすらも間に合わない。
「戦略的に縮む政策」では残すものと捨てるものを建設的視点で選別していく必要がある。
日本は未曾有の激変期にある。過去の常識や成功体験にこだわるならば、待ち受けるのは衰退の未来だ。無策のまま漫然と社会の縮小を受け入れたのでは、全分野が衰退してしまう。
人口減少の日本が生き残る道とは
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商売に例えて言えば、薄利多売から厚利少売への転換だ。
マーケットが縮小する以上、拡大路線は必ず行き詰まる。大型百貨店が軒並みに経営難に陥ったが、地域に密着した中規模商店は、地域の住民の生活やニーズに即応し、得意分野に特化し、インターネットを駆使して回転率を挙げることである。
労働力不足は、発展途上国からの外国人労働者には今後はあまり期待できない。送り出し国の経済発展は著しく、各国でも雇用が創出されてきている。一方、多くの国が外国人労働者を必要としており、大規模に訪日することは考え難い。
だから、既存の従業員のスキルアップを図って、一人当たりの生産性を向上させるほうが現実的だ。
若者の起業力を維持するには、若い世代を分散させてはならない。若者同士で競い合う環境を提供していくことである。老害に伴うマンネリズムは我が国にとっては致命的だ。
人口も分散は回避すべきだ。東京一極集中是正のために、政府は地方移住を促しているが、商圏人口を確保するには核となる都市を中心として人口集約を図る必要がある。こうした都市を基盤とする企業が地域の雇用を創出し、効率の良い経営で海外マーケットを取り込んでいくのがいい。
などなど・・・
(人口減少総合研究所 河合雅司氏の論文を参照し、改変した)
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日本の人口は2017年で1億2000万人余。世界第11位と中ぐらいの規模に属する。にもかかわらず1年間に稼ぎ出す名目GDPは、米国、中国に次ぐ世界第3位である。
約6720万人が働いており、その勤勉さは世界的に有名だが、近年は少子高齢化で人手不足が目立つ。頼みの自動車産業もEV化に乗り遅れ一時の勢いはない。
そんな中で、日本のGDPはいまでも世界第3位の地位にあり、財政赤字が1122兆円(2017年)もあるとはいえ、今でも安全資産の代表格として扱われている。
2018年現在、各国のGDPを比較してみると、米国が2222兆円 >> 中国は1443兆円 >> 日本は536兆円 > ドイツの426兆円 > イギリス305兆円となっている。米中が断トツで巨大なGDPを稼ぎ出しているものの、日本も長い間3位を堅持している。
私にとってGDPがこれほど維持されていることに不思議でならないが、人口減と景気低迷の今、現状を維持するのは困難であろう。
1/25(水)大荒れ強風降雪寒波−8度C 飯川病院+当直 除雪2回目
1:00起床。夜間何度か水道の蛇口を捻って凍結していないかを確認。徒然。積雪10-20cm吹き溜まりあり、7:00-8:00除雪2回目、午前はガスストーブフィルター掃除他。座学。11:50バス飯川病院。微睡ほか新聞チェック、14:00勤務、本日はCOVID-19ワクチン接種なし。17:00当直業務に就く。18:00検食、21:00就寝。深夜便数篇聴く。Σ7903歩。
日本の人口減問題(4) 楽観論もあるが受け入れ難い
私は性格が内向きで、なんでも悪い方向に考えてしまう。悲観論者である。
日本の人口問題についても悲観的に考えている。悲観論を乗り切って生きていくのに最大の武器は、その懸案項目に対する学習である。その結果、少しでも感情論から抜け、より科学的に、論理的に上むきに考えられるようになる。
日本の人口問題は決して予断を許さないレベルであるが、依然として楽観論者もおられる。典型的な楽観論を集めてみると「本当にまだそんな考え方の人がいる??」というのが正直な感想である。おそらく大都会などで人口密度の高さなどで苦渋をなめながら生活しているからだろうが、陳腐と言うべき内容でが多い。
「人口減少」すれば・・・
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通勤電車のラッシュが軽減する。
大学の受験戦争がなくなる。
高速道路の渋滞もなくなる。
人口密度が減少し住みやすくなる。
地価が下がる。
自然の流れ、∴無理に止める必要はない。
環境問題や食料問題などには好ましい。
70歳以上を高齢者と定義すれば高齢化比率は低下する。
経済成長は無くても困らない。
などなど。
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こうした楽観論は、身近な問題から発生する感想であろうが、経済の基本である「需要と供給」の法則をわきまえていない。
ラッシュは乗客が減少すれば、8両編成の電車は4両編成になるか、間引き運転か、あるいは運賃が高くなる。
18歳人口が減少すれば全員大学入学もありうるが、学生が減れば大学の倒産・廃校の時代が来る。 難易度の高い大学は相変わらず入学は難しいままになる。大学はレベルを維持するために定員を減少せざるを得ない。
高速道路の渋滞がなくなれば、道路の維持費用を捻出するために通行料金は著しく値上がる。
人口が減少すればその地域自体が消滅する可能性があり、地価は安くなるが、公共サービスを受けるには人口が少ない分、費用の分担が増える。
地価は地方では安くなるが、需要が集中する都市部では反対に上昇する。
環境問題や食料問題を考えれば日本の人口が減ることは好ましい側面を持つのではないかという。もし、世界が国や民族を超えて、諍いもないのであれば、こうした議論も成立するかもしれないが、そんな理想的時代は来ない。
現実からすれば、私どもは日本という国の中で生活しているのであって、日本の国力によって大きな影響を受ける。
国の人口規模は経済同様、国力を象徴するものの重要な因子である。
国民一人当たりのGDPが大きく、かつ人口規模が大きい国の筆頭は米国。一方、中国はまだ一人当たりGDPは大きいと言えないが人口規模が巨大な国で力をつけた。 中国が国際的なステータスを高めたのは、 14億の人口を抱え、高い経済成長が続いたことによる。
国力の視点からは、人口減少に加えて成長を停滞させることになれば輪をかけて国力が減退する。
1980年代後半のバブル期には日本の経済力は米国のほぼ半分にまで近づいた。しかし現在では4分の1程度にまで経済規模は落ち込んでいる。 将来をみれば、たとえ一人当たりの経済水準が変わらなくても、人口増加が維持されるアメリカと、人口減少になる日本とでは格差はますます大きくなる。 同盟の質も変わっていく。
国際交渉にせよ、輸入品の確保にせよ、島国として生きる日本は、国力の維持という視点も併せて人口問題を考えていく必要がある。
1/24(火)大荒れ強風降雪寒波 中通病院外来 飯川病院ボランティア 積雪5cm
1:10起床。本読み、文献チェック。5:30可燃ごみ提出。6:40バス飯川病院、8:45-12:30外来、15名前後で余裕。院長と面談、次年度からの外来診療契約延長再確認。血液分野で多数の業績を上げたW医師が死去された。13:10飯川病院ボランティア、微睡、14:00-15;00ゾンタ関連書類送付。入院患者対応、19:10帰宅、夕食。20:30就寝。計Σ7580歩。
日本の人口減問題(3) もう、どうにも止まらない!!!
残念ながら、日本の人口減少はどんな対策をしても止まることはないだろう。
人口に関する科学的知見を集めてみてもこれに反論は不可能である。
政府や国会は「少子化対策は国の根幹対策」と周回遅れの議論を重ねているが、今更不妊治療の拡充や出産育児一時金の増額などを講じても焼け石に水。本当にこんな対策で人口が増えると考えているなら国会議員たちは完全にずれている。
尤も、日本の人口問題を無策で放置してきた議員たちはズットずれていたからここまで深刻な状況を迎えてしまった。そのことの反省も出てこない。
岸田内閣の少子化対策は真の少子化対策になっていないが、不必要だとは言わない。子育ての重要さを軽視してきたつけとして、子育て世代を厚く保護する必要はある。実効として出生数の減少ペースを多少緩められるぐらいの効果しか期待できない。最も重要な視点、すなわち教育費への対応が抜けている。
長い間の無策で、もう子供を産める年齢の女性の数が減り過ぎてしまった。
出産可能女性はどれぐらい減ったのか。
2021年に出産した母親の85.8%は25-39歳。総務省の人口推計(2021年10月1日現在)によれば、この年齢の日本人女性は943.6万人。一方、25年後にこの年齢に達する「現在0~14歳女児」は710.5万人で、24.7%も少なくなる。
一人の女性が生涯に出産する子供数である出生率は現在1.3程度であるが、これが2.0と驚異的に改善しても、出生数は減り続ける。OECD加盟国の中で出生率が2.0に達した国はない。
この「不都合な現実」から目を背けてはならない。
2023年の日本人の年間出生数は80万人を割り込む。 国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は70万人台になるのは2030年と推計していたが大幅な前倒しとなる。
COVID-19感染症も出生数減少に関与している。若者の収入が減り、出会いの機会は減少した。 婚姻件数も落ち込んだ。今後も出生数の急落は続きそう。
人口減少の弊害はあらゆる分野に及ぶ。日本はその影響を受けていない分野を探すことの方が難しい。
国内マーケットの縮小は内需依存の企業を苦境に追い込み、 働き手の不足は社会を停滞させる。各界の若者の減少は老害のためにマンネリズを起こし、活力の低下になる。起源小国にとって活力の低下は致命的だ。
東京とかの大都市に生きている人たちは人口減を体感できないだろう。
地方ではもう深刻な事態に追い込まれつつある。
秋田市でも商店のシャッターは閉められている。民間サービスの撤退や値上げが深刻化している。
公共交通機関であるバスや鉄道の存続問題が各所で論じられているが、これは将来の福祉や電気や水道の姿でもある。
1/23(月)寒波来襲とのこと 健康クリニック 午後飯川病院
1:00起床。本読み。文献チェック等々いつもと同じ。6:40バス飯川病院へ。新聞チェック、9:00-11;10健康クリニックドック、12名、結果判定14名。飯川病院に移動、14:00から勤務、入院患者対応、19:10帰宅、夕食。21:30就寝。計Σ6582歩。
日本の人口減問題(2) 中国の人口減少に転じたニュースの扱いにショック
地球上の人口が80億人に達した。地球の包容力を超えた数値であり、食糧難、温暖化などをもたらす。
中国の総人口が61年ぶりに減少に転じた。
高い成長を支えてきた原資である「人口」が縮小に転じ、かつ少子高齢化という難題に直面している。
このニュースは1月中旬にメディアで一斉に報じられた。
私はその報道で少なからずショックを受けた。
我が国の人口減問題は20年以上前からで社会のあらゆる分野で現実問題になっている。中国の問題よりも遥かに顕著で深刻である。
しかし、国民の、政治家の、メディアの問題意識は乏しい。特に対策については実効性ある対策はほとんどされていない。人口が減少し国が融解していくのを指を咥えてただ見ているだけである。
私は常々そう思ってきた。
対して、1月中旬の中国の人口減に対する報道は私の目で見て体系的で驚いた。おそらく中国の国力、政治形態、世界制覇の野望などに潜在的脅威を感じているために、中国の人口減問題を過大に評価し報道したのであろう。
某主要紙の社説では以下の点を強調していた。
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中国では7年ほど前から15-64歳の生産年齢人口は減少が続いている。
「一人っ子政策」は廃止されたが、出生率は回復していない。
若い世代の価値観も多様化し、低出生率は恐らく変わらないだろう。
何より克服すべきは他の主要国と比べても大きい貧富の差である。
税制改革で資産・所得課税を強化し、再分配を進めることが必要だ。
急速な高齢化に対応するため、医療、年金などの仕組みを十分に整えることも求められる。
格差是正や生活の安定を支える制度の整備など、構造改革が急務である。
社会保障の財源も足りない。
いままでは驚異的な成長を見せた中国であるが、近い将来、日本と同様に停滞の道をたどる可能性がある
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中国では高齢者が爆発的に増加しており、少子化も止まらない。
20年遅れで日本を後追いしている。
このような問題はすでに我が国では社会の各所で具現化していおり、我が国の実情は中国よりも遥かに深刻である。
同時に発表された中国の昨年の経済成長率は3.0%と低い数値にとどまった。厳格なゼロコロナ政策が生産と消費の両面で足かせになった面は大きく、中国の不振は世界経済低迷の主因の一つに挙げられる。
ゼロコロナ政策は撤廃された。春以降には経済活動が回復して、今年は高い成長率を記録すると予想されている。
そうした展望はあくまで短期的なもので、中長期的にはかつての高い成長を望めない現実、人口減問題を直視する必要がある。
中国の計画経済にこれから求められるのは、自由な経済活動と政府の適切な関与とのバランスだろう。世界経済の安定にも資する成長軌道を描けるか、いよいよ政権の力量が問われる。
中国の人口減の問題が具現化していくにはまだ20-30年先であろう。この間に、いかに国内対策ができるかが問われている。
その対策に失敗したモデル国が側に控えている。
1/22(日) 寒波それほどならず曇り 積雪1cm
1:00起床。読書・新聞・文献チェック、徒然などいつものごとく。9:00本日日直医緊急手術が入ったとのことで急遽代理に。Taxiにて出勤、15:00までの予定。珍聞チェック、入力。自炊3冊など。読書、データ整理など。食べては読み、そして寝る生活。読書三昧。19:00帰宅、夕食、21:00就寝、歩行2734歩。トイレ往復のみで部屋に篭る。
日本の人口減問題(1) 超深刻 一方世界の人口80億人と増加
我が国の人口減少問題は厳しい局面に向かっている。もう不可逆的レベルに達した。
にもかかわらず、岸田総理は異次元の人口減対策と称して異次元()の少子化対策案を提示し、出生率向上を目指すというが、所詮子育て支援策でしかなくこれでは出生率は向上しない。
今更何をいうか、と私は思う。
残念ながら、政府がどうあがこうと日本の人口減少は止まらない。政府や国会は「少子化対策の強化だ」と周回遅れの議論を重ねているが、いまさら不妊治療の拡充や出産育児一時金の増額などを講じても焼け石に水。 少子化対策を不要だとは言わないが、出生数の減少ペースを多少緩める程度の効果しか期待できない。子育て世代の福祉としては意義があるが、子供を産める年齢の女性の数が驚異的に減ってしまったからもう遅いのだ。
議員たちは感覚がずれている。人口減対策と称して議論していればそれで責任が果たせる、というレベルに見える。
人口減は国にとって最大の有事である。早急に国の運営方針を変更しないと人口減時代に対する準備も間に合わない。
人口減時代に入った我が国はどう対策していけばいいのか?
政府が早く今までの無策を明らかにし、「戦略的に国を縮めていく」しかない。 残すものと捨てるべきものを選択して対応をしなければ地方のみならず国が消滅しかねない。
一方、世界の人口は80億人に達した。
WHOは2022年11月に世界の人口が80億人に達したと発表した。
世界の人口は1987年に50億人、98年に60億人、2010年に70億人に達した。ざっとみて10年ごとに10億人増加しているが、その伸びは若干鈍化している。
国連グテレス事務総長は、新型コロナや気候変動、戦争などで世界は危機的状況
にあるとしつつも、「人類は母子死亡率を大幅に低下させ、世界的に寿命を延ばした。保健衛生の驚くべき進歩をたたえる時だ」と表明した。
確かにWHOから見れば保健医療の対策の成果と強調したいのだろうが、世界の人口増は新たな困難を迎えることとなる。
WHOによると多くの国で出生率は低下している。世界の人口は1080年に約104億人となってピークを迎え、2100年頃までは横ばいで推移する、という。
人口分布では東アジア、東南アジアで23億人、サハラ砂漠以南のアフリカの12億人を占める。
世界的に少子高齢化が進み65歳以上の割合は2022年に9.7%であるが、これが2050年には16.5%になると予想されている。
世界の人口増は食糧難、エネルギー難、温暖化などの環境劣化をもたらす。食糧、エネルギー確保で新たなナショナリズムが台頭し、新たな国際紛争のもとにもなりうる。
それより、地球は果たして持つだろうか
1/21(土)寒緩む曇り
1:30起床、強風のためか停電。1時間ほど前かららしく、電気毛布が切れ、寒さで気がついた。停電は我が家だけだったのか??配電盤操作にて回復、されど配電盤自体の操作がよく分からず手探り。データ整理他何時もの朝と変わらず。午前午後とデータ整理、読書で費やす。午後微睡後、書斎の整理、音楽関連録画楽しむ。19;00夕食、21:00就寝。歩数計Σ2999歩。外に一歩も出ず運動不足。
老害の人(4) 不遜な老害発信者
私が老害・男害について論じる場合、身近な話題も避けて通れないが、笑い話的な内容のこともある。それほど深刻ではない。
言いたいことは国政レベルにおける老害である。また有名高齢者の言動にも多少は感じることもある。
政治家の年齢上限に法の定めはない。自主的に「定年制」を設ける政党がある。
自民党は、衆院比例代表では「73歳以上は原則公認しない」という内規を持つ。2003年の衆院選では、当時の小泉首相が厳格に適用し、中曽根、宮沢元首相らが引退を余儀なくされた。公明党は、国会、地方議員について、内規で「任期中に69歳か在職24年を超える場合は原則公認しない」としている。
日本の政治に深く関与しているのは自公与党である。特に自民党では安定政権が長く、高齢の議員が多い。それらの一部は、経験豊かであることで党の重要なポストを占め続けている。
私の老害のイメージとしてご登場いただくのは森元首相、と二階元幹事長である。ともに、時代に乗り切れない意見を吐露し私を落胆させた。
今回の東京五輪は「オールジャパン体制で」、とされたが、組織委員長に森元首相(1937年生まれ)を据えたことで「オールドジャパン体制」になった。私はがっくりきた。招致の時はあれほど若いアスリートたちの活躍が目立ったのに。
菅内閣を支えた二階幹事長(1939年生まれ)も高齢である。
私は、培った技能を持って個人的に活躍されるのは容認できるが、組織の場合は、老齢化が問題で常に若返りが必要、との考えに立つ。老害を感じるからである。老害の具体的な問題点はいろいろあるが、より優秀な後輩の登用の道を絶っている事実だけでもほぼ十分説明がつくだろう。
人はその育つ過程の社会の影響を心身ともに身につける。身についた時代感覚は学習によっては乗り越えることもあろうが、表層がカバーされるにすぎない。それが高齢化とともに徐々にはげ落ちてくる。私もそうだ。
森氏のセクハラ関連の発言で自ら「五輪精神に反する」と認め、「老害」と公言したことは評価するが、辞任の意がなくがっかりした。
「身内」のJOCも菅総理も森氏を批判する素振りは見せたが、積極的に非難する人間は誰も出てこなかった。IOCの会長、政府関係者、都知事も容認した。そのこと自体がもう老害の現れである。
マスコミを通じて世論が湧き上がってから、関係者が力を得て弾劾し始め、森氏は辞任に追い込まれた。ネコに鈴をつけた人は誰もいなかった。
森氏の発言は「五輪の、日本の、世界の恥」として長く記憶されることになるだろう。
老害のもう一人の立役者は二階幹事長である。
五輪の森発言に関しても的の外れたコメントを出し、火に油をそそぐ結果となった。完全に時代感覚からずれている。
安倍辞任に伴う自民党総裁選出は、二階氏のゴリ押しで異常なプロセスで菅氏が選ばれた。通常は党大会を開き、国会議員と党員・党友票の合計788票で選挙するが、二階氏は党青年局ら有志議員他の提言を無視し、自民党議員の票のみで選挙し、結果的に菅氏が選ばれた。派閥にとらわれ自由に投票できない各議員の投票行動は民主主義の根幹を揺るがすもので、私は絶対に受け入れられない。
最近、森氏、二階氏が表舞台に立つ頻度は大幅に減って安堵している。
私はこの国の最大の問題は〈老害〉と〈男害〉だと思う。
「もし女性にもっと発言権があれば世界がどれだけ今より良くなるか」と思う。しかし、我が国では女性の自覚が乏しく、なかなか発言力が改善しない。
2022年のジェンダーギャップランキングは、世界の146か国中で日本は116位である。〈男害〉の圧力のためと思うが、責任の一端は女性にもある。
1/20(金)曇り強風寒波 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア
1:15起床、文献チェック他本読み等いつもと変わらず。積雪はない。5:50可燃ゴミまとめのみ。7:30Taxi駅に。8:11こまち。駅病院間徒歩出来ず。帰路こまち5分遅れ。15:45長崎屋古書店経由飯川病院Taxiで、古書18冊購入、ボランティア。新聞チェックと入力、購入図書整理。19:30帰宅、夕食、21:00就寝、歩数計Σ7237歩。
老害の人(3) 私の被害
「高齢者」による害、すなわち老害というと、一般的には加齢によって心身の状態がおろとえ、介護を必要とする方々をイメージする。
だが、私が老害というのはその前段階の元気な高齢者の言動のこと。何らかの病気を持ち通院などはあるものの、まだ大きな介護を必要とせず、虚弱高齢者と言われながら、とりあえず日常生活の多くを自分でこなせる男女だ。頭も体も結構ピンピンシャンシャンしている。
人生100年時代になって、こういう高齢者は増えている。70歳代はほぼ当たり前、80歳代や90歳代であってもこのような方は少なくない。しかも、高齢者単独世帯者、伴侶を失って単独世帯の方が多い。だから概して寂しい環境にあることは認めざるを得ない。
彼ら彼女らは手際は悪くなっても、風呂、トイレからゴミ出しまで、かなりの部分すべて自分でできる。訪問ヘルパーの手を借りている方も少なくない。
新聞や雑誌を読み、テレビのニュース番組も欠かさない。私が知る限りでは、高齢者のほぼ全ての方々は、起きている間はテレビをつけっぱなしにしている。なのに「最近の番組はくだらないね」とのたまう。そして、国際問題、プーチンによるウクライナ侵攻について、最近の円高についても語るが、視点はずれている。
そのような方々を対象に診療している私にとって、ほぼ安定した健康状態を保っていて、医療上では手のかからない高齢者は有難い。
高齢者の診療のコツは、常に傾聴に努め、共感の雰囲気を作り、不安や不幸を慰め、時には最小限の対症療法をする程度で、内容的には楽。しかし、彼らのバラ撒く老害にはうんざりしている。とても疲れる。
そんな高齢者たちは自分に自信があるだけに、機会があれば人と語りたがる。私は狙われている。それも同じ話を何度も繰り返す。古くさい話を聞かされる私のストレスは大きい。
老害は、ざっとあげれば以下の如く。
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「昔の自慢話」、「 手柄話」、「病気自慢」もある。過去にどれほど重い病気をし、そこから生還したか。
病状と闘病を詳細に語り、「病気は無駄ではなかった」と人生訓を垂れる。
「若さ自慢」。 自分がそこらの老人とはいかに違うかを語る。時には筋力トレーニングをやってみせたりして、私を励ます。
「趣味の蘊蓄」を垂れる。 ゴルフでも歴史でも文学でも、言うなれば「素人の講釈」だ。ヴァイオリンをやってみては?と薦める。
「説教」。現在の若年者のやり方や、仕事への向き合い方、考え方などに異を唱える。老人が共感するような若者が多ければ世は末。
「いつまでも現役でいたがる」。 私にしてみれば、「昔のやり方は通用しないよ」
である。秋田県では降雪期に屋根から落ちて死亡する高齢者が少なくない。家族も止めるが、家族がいなくなってから一人で屋根に登って、落ちる。自己過信である。
「地位を譲らない」。私は「いつまで居座わるんだ」と周りの人たちが気の毒である。
「クレーマー」も目立つ。
「孫自慢」で写メを見せられる。他人の孫などちっとも可愛くもない。私はそんな時はネコたちの写メを見せる。
「死にたい、死にたい」。心にもないのに連発する老害。 典型的あまえの心理。「トットと死ねッ!」、もう誰も悲しまないよ。
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まだまだあるがこの辺で。
1/19(木)曇り 降雪0cm 飯川病院 COVID-19学習会 岸田劉生展
0:50起床、データチェック他いつものごとく。朝までの新降雪0cm。家内に同乗飯川病院、ボランティア、午前は座学中心。新聞・文献チェック入力。13:30平山医師によるCOVID-19学習会。午後勤務、COVID-19ワクチン接種患者対応。外出ミルハス喫茶コーヒー、県立美術館岸田劉生展。19:15帰宅、夕食、就寝21:00。歩数6656歩。
老害の人(2) 内館牧子著「老害の人」 講談社 (2022/10/17)
著者の内館牧子氏は、脚本家、作家、作詞家。秋田市土崎出身、40歳にして脚本家デビューを果たした。代表作に、NHK連続テレビ小説の脚本「ひらり」、「私の青空」、大河ドラマ「毛利元就」など。著作も多作で『終わった人』(2015)、『すぐ死ぬんだから』(2018)、『大相撲の不思議(1)(2)』(2018)(2022)、『今度生まれたら』(2020)などがある。
氏は郷土愛が強い方らしい。地方紙である秋田魁新報への掲載記事も多い。
「心に愛、唇に毒」などの作品も同新報社から出版されているが、愛に満ちた()、かつ歯に衣着せない直言で、秋田県の政治、文化、食や祭り、人々の営みなどテーマに「牧子節」が光る。
私は映像を好まないから氏の脚本家としての作品には触れていないが、著作は好んで読んでいる。
この「老害の人」も短期間に読み終えてしまった。老害を振りまく人たちの表現に、老害の被害者を自認している私は没入して読めた。自分と登場人物とが自然に重なり、不思議な気分であった!
老害の被害をモロに受けている私は、老害発散者に不快感を抱きながら読んでいたが、最終的には、老害は加齢のなせる技ではあり、なんて素直な、かつ自然的な人間なのだと感心した。
一方、18歳の主人公の孫を登場させているが、若年者が持つエネルギーと、「爺さん孝行」への姿がうまく表現され、高齢者と若年者の人生観の違いが良い対比を成し、老若者間の人間関係のあり方として、この作品に大きな価値を与えている。
これから読む方もおられると思われるので、この程度の紹介で留めておく。
なお、私が気に入っている同系の他の作品として、マンガ作品であるが、小林よしのり著「遅咲きじじい1-3」がある。こちらも老害発散者がパワフルに描かれている。
1/18(水)寒波 午後飯川病院 降雪なし
1:00起床。文献チェック他。徒然。蓄積データ整理。夜間降雪なし。8:30家内に同乗飯川病院。11:00中通リハビリ病院訪問、院長と次年度の業務打ち合わせ。部屋が狭いのが難。14:00勤務。COVID-19ワクチン担当外来入院患者対応なし。18:30夕食テイクアウトカレー。家内はネット学習会20:20帰宅、21:20就寝。歩数計Σ4480歩。
老害の人(1) シニア川柳「老害の人」の本読みフテ腐る
つい先日、1月10日、地方紙である秋田魁新聞、シニア川柳投稿欄に「老害の 人の本読み フテ腐る」が掲載された。おそらく内館牧子氏の著作を読んで、自らの老害に気付き、著者の鋭い指摘に不快な気分を味わったのであろう。
「老害の人」は内館牧子氏の著作の題名である。
氏の高齢者を扱った作品に「終わった人」内館牧子著 「終わった人」 講談社 (2015年9月) 単行本 378ページ、「すぐ死ぬんだから」 、「今度生まれたら」などがある。
内容は、実にリアルかつユーモラス。 高齢者の前向きな姿、周囲の迷惑感を存分に表現されており、私は楽しむことができた。
私も日常から老害の被害者である。同時に私自身も老害をふり撒く加害者になっていないかとの恐れを抱いている。いや、私は絶対に老害加害者ではあり得ない、とも思っている。
高齢者に何度も同じ話を聞かされて閉口するのは誰にでもある経験だろう。普段、高齢の患者さんの診療に携わる私は、「病気の話より昔話に付き合う時間の方が長い」という悩みを抱える。もっと医者らしく付き合ってほしいものだ、との悩みが若い時からあった。最近は「どうせ、先がみじかい老齢医師だから、まあイッカ・・」と諦めムードである。
そのような老害関連の感情に切り込んで小説に仕立てた著者の目のつけどころは、誠に鋭い。
本作の主人公は古いタイプの元会社社長85歳であるが、自らの会社の若いスタッフに人生を語りたくて仕方がない。会社に出かけては社員相手に説教をする。後継ぎ世代の娘と婿養子の現社長はイライラしながらも無視できず、葛藤の日々を送る。
しかも、主人公は自宅にも俳句自慢や絵画自慢、遅刻常習者など、さまざまな「老害」仲間を連れてくる。会社での主人公の説教や、自宅の中でも家族内の会話が延々と語られるが、家の中で最も主人公を理解しているのは18歳の男の孫である。
これから読む方もあろうから、内容はこの程度にしておく。
私は読了して、爽快な気持ちになった。
高齢者の姿、特徴を存分に確認し、溜飲を下げた。
物語中の「老害の人」たちが80歳前後であるのに対し、困惑する娘世代は60歳前後。つまり、「老害を振りまく老人の話に、プレ老人がイラつく」という構図である。そう考えれば、無邪気でパワフルな「老害」を振りまく方々の姿は次の自分の姿である。プレ老人世代の抱く焦燥感は、将来の自分自身への恐れと戒めからくるものに違いない。
どんな人も若いままではいられない。体だけでな脳細胞だって老化する。「子供笑うな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」はけだし名言である。
次の世代の人は「不快だが将来の自分の姿かもしれない。先が長いわけでなし、多少のことは大目に見よう」と言いたくなる。若い世代の人は「言った後の人間関係の不愉快さ」を味わいたくなくてクレームはつけられない。
かくして、老害者達は表立っては誰からも非難されず、野放し状態になる。だから老害者達は体力知力が衰えるまで実にイキイキしている。
私は超高齢者の活躍が前面に出るのを是としない。
社会を見る限りにおいては、日本の社会は時代遅れの旧体制、男性社会、老人社会の状況であり、不快に思っている。すなわち男性害・老害の社会である。しつこいが、私はそれを是、としない。
私は、老害の人にはなるまいと組織の内規に沿ってスッパリ引退した。現役引退後は自身を恥じて言を慎み社会的にはほぼ隠蔽生活に入った。
こんなことを言うのも老害にあたるか??注意しなければ・・・。
1/17(火)寒波 中通病院外来 飯川病院ボランティア
1:00起床。新聞チェック、徒然他。昨日からの積雪3cmほど除雪不要。5:00可燃ごみ集積所にソリで搬出。6:40バス飯川病院へ、バス待ちはややきつかった。8:45-12:45外来。13:00飯川病院に。14:00-18:45飯川病院ボランティア、患者対応なし。19:30帰宅、夕食、21:15就寝。歩数計Σ6831歩。
2023年はどんな年?(16) 岸田政権の舵取り(9) バラマキ政権(2) 政策決定をコンロロールする機関、ブレーンはない??
国の借金は膨張し続け6年連続で最大を更新し、2022年度末国債残高は1,029兆円に上ると見込まれている。なのに、29兆円の総合経済対策といい、5年間で総額43兆円に膨らむ防衛予算といい、昨秋来、岸田政権はカネに糸目をつけず次々と重要政策を決めてきた。ビジョンが乏しく、支持率低下に悩む政権の焦りが見て取れる。
(1)バラマキ施策の効果があるのか 検証要す
検証していないから効果が疑わしい。電気料金やガソリン代の高騰に苦しむ家計を助ける意義はあるだろう。とは言え、巨額予算を漫然とつぎ込めばそれだけ物価高を促し、景気上かえって逆効果ともなりうる痛し痒しの政策だ。
それにしても電気料金の高騰は著しい。我が家では昨年と今年1月の比較で、ほぼ同じ使用量だが料金は8.000円高い。節電に努めよう。
(2)防衛費論議にモヤモヤ感
「国家安全保障にかかわる費用を借金でまかなうわけにはいかない」と政権が増税案をもち出したのは理解できる。だが、年間3兆円超の追加財源が必要だというのに増税目標額は1兆円。残り2兆円は税外収入や剰余金などで捻出すると言うが、不安定財源でいずれ税に置き換えざるをえない。
そこを語らずして重大政策を決めたのは、納税者を欺く行為じゃないか。
(3)国の財政や金融政策の在り方が変わった
財政や金融政策は世界的経済状態などにも影響されミズモノ的性格もあるが、本来は理論やデータ分析の規律が働く分野だ、という。にも関わらず、これほど矛盾に満ちた政策がまかり通るのはなぜか 浅学な私には疑問は尽きない。
余談だが、人口問題もほぼ正確に長期的予想ができる分野である。人口減・少子高齢化は半世紀前から予想されていた。半世紀ほとんど手をつけず、実害が出始めた今になって大騒ぎしている。もう不可逆的状態だ。
マクロ経済学は、国や特定経済圏といった巨視的視点から、政府、企業、家計という経済主体の動きを明らかにし、貧困や失業を減らし、人々が豊かに暮らしていくための解決策を考察する学問である。
かつてマクロ政策の総合司令塔として政府内や日銀との調整役を担ったのは経済企画庁(現内閣府)だった。官庁エコノミストと呼ばれる学者顔負けの有名専門家たちが集い、経済財政白書に大きな国家構想を描いた。
経企庁は22年前、省庁再編で総理府などと統合し内閣府になってマクロ経済調整は一部門に過ぎなくなった。かつては、経企庁の物価局には50人規模が配置されていたが、現在、わずか2人である。今や絶滅危惧部門だ。しかも、官僚は表だって時の政権の方針を批判でないという。
政権の暴走をコントロールする部門がなくなった どうやらここに理が通らぬ政策が横行する原因がありそう。しかし、よくわからない分野である。
せめて、返済の方向性を示しつつ借金してほしいものである。
1/16(月)曇りやや寒い 健康クリニック 飯川病院
1:20起床、本読み、徒然。データ整理。6:40バス飯川病院、9:00-11:20健康クリニックドック。13名、面談だけ。判定先週休みのためなし。11:30飯川病院へ。読書など、富士通スキャナー不調でチャットで相談。ほぼ解決。14:00-19:10勤務、入院患者対応。19:30帰宅。夕食、21:00就寝。歩数計Σ5108歩。
2023年はどんな年?(15) 岸田政権の舵取り(8) バラマキ政権(1) 日本は堪えられるか
私は浅学にして日本の経済の仕組みがいまだによくわからない。また日本の政治家の経済の考え方がよくわからない。
国の経済は税収によって賄われるべきものと理解するが、景気低迷の近年、毎年の国家予算の半分程度しか税収がない。不足分は国債を発行して賄っている。これは異常である。
(1)先ず、国債
景気対策として国債発行は多額である。国債に頼るのは他の多くの国のにも共通することであるが、諸外国の場合は自国で十分購入力がないため国外から購入してもらっている。要するに外国から借金している。
対して、日本の場合は国債は日銀や国内の金融関連の企業が購入していて諸外国からの購入には大きくは頼っていない。だから、比較的安全だと言われているが、財政基盤が弱くいざという時の瞬発力、持続力に欠ける。
借金財政は膨張し、国の借金は6年連続で最大を更新して2022年度末普通国債残高は1,029兆円に上ると見込まれている。これはGDPの2倍を超えており、主要先進国の中で最も高い。
政治家は、与野党ともに、国の借金を際限なく膨らますことをどう考えているのだろうか。歳出拡大や減税ばかりを強調し、財源確保を語らない論戦に、私は不安が拭えない。
与野党の歳出増につながる政策
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COVID-19対策、交付金など、
ガソリン等の物価高対策、
少子化・子育て、異次元の、
脱炭素、
防衛予算の大幅増額、
・・・・・
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岸田政権はバラマキが好きなようだ。これは無策の反映でないか バラマキの効果の検証もない。
しかも、原資に余裕がない状況だから適所に適量配布するなら納得できるが、それほどの配慮されていない。万人への一律バラマキなど効果もなく支持できない。
(2)一方、税収。
2022年11月、一般会計税収が68兆3500億円余と過去最高になる見通し。物価高も要因、その主役は消費税で消費税が22兆円。やっと軌道に乗りつつある消費税、国の財政を大きく支えている。野党は消費税減税または廃止などを強調しているが巨額の税収が失われれば、社会保障の持続可能性への懸念が強まる。当然一般会計に大きな影響を及ぼす。
消費税減税または廃止は亡国の施策である。
(3)そして、財政再建。
かつては財政再建が大きな争点になった。
COVID-19禍で政府の巨額の借金がさらに積み上がったにもかかわらず、どの主要政党も財政を立て直す道筋を論じない。
返済の計画を語らず借金する??
異常だろう。この面でも政治家は無能?でないかとも思う。
政治家の発想は半世紀も放置してきた人口問題と全く同じ。どの政権も責任を取らない。無責任政策の積み重ねである。
私の、国の経済に対する考え、不安が大きく間違っていることを望む。
年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。 日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。 |