徒然日記
2019年1月分

 日記と言うより、自分の行動記録からの抜粋と日々の雑感です。

徒然日記バックナンバーへ戻る       徒然日記へ戻る   トップページへ戻る


1/31(木)寒波若干ゆるみ曇り晴れ 外来 飯川病院 急遽当直に
 1:00起床。新聞チェック、パソコン関係学習、徒然など。6:47バス飯川病院、8:45-13:00外来+人間ドック結果処理12名。院長から次年度の勤務状況について通告あり、徐々に外来を閉める方向に。∴長くてあと1年か?? 医局でインフ感染ありやりくり不能で急きょ当直に。14:00-18:00勤務、その後は当直業務。18:00検食。22:30就寝。ラジオ深夜便録音数回分聞く。Σ8674歩。

四季2019年(2) ついに冬が来た 1月末日現在の除雪機稼働回数比較
今季は12月29日に初除雪し、2回目は1月3日。私にとって冬が来た。

 しかし、その後は今日に至るまでの一月間はほとんど除雪に結びつくような降雪なかった。
 除雪するかいなか迷う朝はあったが、積雪量が少なく、かつ湿り気の強い雪であったために飛ばすタイプの除雪機の出番ではなかった。

 私にとっての冬の訪れ初除雪の日と決めている。だから、今季は12月29日以降冬である。私にとっての冬は除雪が必要になる時から不要になるまでの間なので、今が本格的な冬である。

 私の四季はアクセスが悪い胎盤・臍の緒様の道路の除雪を中心に一年が回る。
  今季は雪が多いかいなかは私は把握していなかった。今日までは少なかったが、これからの降雪はどうなのか。予報がどうであれ出たとこ勝負である。

 私は毎年1月末日の段階での我が家の除雪機稼働回数を取り出して比較している。
 今季は2回である。
 
―――――――――――――――――――――――――――――-
■2010年 13回  ■2011年 9回   ■2012年 14回 
■2013年 21回  ■2014年 11回  ■2015年 7回 
■2016年 2回    ■2017年 8回 ■2018年 5回
■今季(2018-19年) 2回

―――――――――――――――――――――――――――――-
 除雪回数では2013年をピークに、昨年までは確実に少なくなっている。温暖化か?

 昨季は予想としては降雪量が多いとされていた。
 しかし、雪のない正月を迎え楽勝かと思っていたら、1月下旬から冬型の気圧配厦が続いた。それもただ事でないほどの寒波と降雪であった。
 県内では冬本番を迎えて各自治体が、除雪予算を追加して計上したと言うニュースが相次ぐが、今年はまだそのようなニュースには触れていない。

 最近の日差しには春の息吹が感じられるが、まだ大寒、そう甘いものではないだろう。緊張感を失わないよう、毎朝の積雪状況を見守り、対応したい。


1/30(水)快晴温暖 飯川病院ボランティア 
 1:00起床。新聞チェック、徒然。午前書斎で「題名のない音楽会」数回分視聴。13:04バス飯川病院。13:30-19:00ボランティア。19:30帰宅、夕食、20:20就寝。BR視聴なし、深夜便数篇聴く。Σ4931歩。

日本の外交2019(6) 日韓関係(2) レーダー照射事件でも「這っても黒豆 」的対応
 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題が発覚して1カ月余が過ぎたが、照射された、いや、照射してない、日韓双方の主張は並行線のままで、歩み寄りの姿勢がなく、解決の道を探った実務者協議も打ち切られることになった。

 レーダー照射問題の事実を明らかにするため日本側が実務者協議で韓国側に情報交換を持ちかけたが、韓国側は拒否しただけでなく「非常に無礼」などと非難した。通常は国と国との交渉の中では発せられない感情的な対応であった。
 火器管制レーダーの照射を一旦否定した以上、自国に不利になる情報は出したくないのだろう。証拠が揃っているのに韓国側のかたくなな姿勢は非常に残念である。「這っても黒豆 」的である。
 防衛省側も明快な証拠を持っていても軍事機密保持の為に公開できないのだろう。

 過去にも同様の事件が生じている。
 2013年1月30日、中国海軍が、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に対して射撃管制用レーダーを照射した。中国側はレーダーの使用は認めたが、捜索用レーダーであったと主張した。その後、複数の中国軍幹部は攻撃用の射撃管制レーダーを艦長の判断で照射したことを認めたが中国側は引き続き否定している。

 1月23日、河野外相と韓国の外相がスイスで会談したがレーダー照射問題に歩み寄りは見られなかった。それだけでなく、韓国低空威嚇飛行問題を持ち出してまたもイチャモンをつけた形となった。

 しかし、北朝鮮の非核化や拉致問題の解決など連携・協力して取り組むべき課題は多く、日本は問題解決の道を粘り強く探る必要がある。安倍総理には、感情的にならず冷静に対応して欲しい。

 韓国国防省は1月15日、防衛白書を発表した。国防白書は2年ごとに発行される。
 前回まであった「北朝鮮政権と軍は我々の敵」との記述は削除された。一方、16年版、14年版にあった「韓日両国は自由民主主義と市場経済の基本的価値を共有している」との表現を削除した。また、交流する国家の順序も、前回は日本、中国、ロシアの順だつたが、今回は中国、日本、ロシアに変わった。
 これについては韓国国内の世論などから納得せざるを得まい。朴政権時代、中間関係が冷え切っていたのだがどうやって改善させたのだろうか。


1/29(火)風強し曇り 外来 飯川病院
 0:10起床。本読み、文献チェック。早朝、降雪あり3cm、5:30可燃ごみ対応など。7:05レガシー飯川病院、8:45-12:45外来。13:00飯川病院、14:00-18;45勤務。 帰宅、19:15夕食、21:10就寝。計Σ4167歩。

日本の外交2019(5) 日韓関係(1) 「這っても黒豆 」的意地の張り合い
 冷え切った日韓関係はますます混迷の度合いを深めている。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■ 2015年の従軍慰安婦問題の政府間合意が、文政権によって反故にされた。
■ 2018年10月元徴用工の訴訟問題 韓国最高裁判決。
■ 2018年11月韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射。協議進展なく2019年1月協議も打ち切られることに。
―――――――――――――――――――――――――――――――

 文大統領は年頭記者会見で徴用工問題の裁判について「韓国政府は三権分立の原則から、司法判断を尊重しなければならない」と表明した。その基本はいいと思われるが、この問題はすでに日韓間で解決済みであり、国内問題のレベルのはずである。韓国の最高裁判所の姿勢もおかしい。にもかかわらず、文大統領は逆に日本政府の姿勢を非難した。

 1965年の日韓請求権協定で、経済協力として当時のレートで約1800億円を韓国に供与することで決着している。過去の政権はその立場を取ってきた。文政権はそうした史実を真っ向から否定する発言を繰り返している。
 大統領のこんな姿勢では、政府間の合意によって政治的な解決を図るという外交本来の目的は全く意味をなさなくなる。

 韓国の、度重なる政府間合意を軽んじる姿勢は国際的には通用するものではない。
 両国の問題を巡る文政権の言動は、私ども日本側から見れば誠意、いやそれ以上に政治常識が感じられない一方的なものに映る。こんなことでは韓国は国際的信用を失うこといなるだろう。

 元徴用工訴訟問題で、韓国内の対日感情も悪化しているとされる。中国国民も韓国国民も対日感情は異様に盛り上がりやすいイメージを受ける。それだけ苦難の歴史があったと言うことだろう、そのことは理解したいと思う。ただ、政治的プロである行政のトップにはより冷静な判断力と姿勢が欲しい。

 韓国の歴代の指導者は支持率が低下すると国民の反日感情を利用している。大衆迎合主義政治への傾斜である。最も安易な政治手段である。
 李明博政権では竹島を、朴政権では慰安婦問題であった。文政権は、慰安婦問題、元徴用工問題、韓国海軍の火器管制レーダー照射問題と並ぶ。レーダー照射問題は政権が明快な指針を示さず、軍に任せきりのような印象を持つ。これだけ証拠が揃っているのに韓国軍は黒を白と主張している。ラチがあかず日本側から協議を打ち切った。やむを得ない処置だと思われる。こんな姿勢では一発触発の危険がある。

 自身の政治的保身の為だが、日本に対し強硬な姿勢を貫く理由には、通常なら、ならないはずだ。


1/28(月)くもり・みぞれ 健康クリニック  飯川病院
 1:30起床。本読み、iMac27にソフト導入、有線にて。1週間ぶりに成功す。約5時間。文献チェック等々いつもと同じ。6:47バス飯川病院に。9:00-11:15健康クリニックドック11人+レ線チェック14名。11:30飯川病院、途中みぞれでびしょ濡れ。微睡、14:00-19;00勤務。入院患者対応、19:00帰宅、夕食、21:00就寝。BRながら視聴:「そこまで言って委員会:天候、経済と病気」。計Σ9095歩。

本 明鏡ことわざ成句使い方辞典 大修館轡店 初版2007年 東京、2520円
 「ことわざ」や成句は、間違つて使うと、知らないよりも恥ずかしい。

 私は1985年、大勢が集まるお祝いの席の挨拶で「順風満帆」という字句を「じゅんぷうまんぽ」と読もうと準備していて「じゅんぷうまんぱん」であることに前日に気づきことなきを得たが、当時無知だったと心から赤面した。実際には双方の読み方共に間違いではないそうであるが、1980年代以降は後者が一般的な読みだ、と言う。順風満帆 読み方の変遷 かつては「じゅんぷうまんぽ」だったはず

 そんなこともあって、私の座右にはいつからか忘れたが本書が鎮座している。


 書店に行くたびに類書があれば比較してみるが、本書は発行年は古いものの最強のことわざ辞典だと思っている。
 文学作品からの実例も豊富に収録。調べるだけでなく、読んでも楽しめる辞典。使い方が間違っているものを、約1000の誤用例文で紹介している。

 本書の特徴は、まえがき、凡例から上げると、以下のごとくである。
―――――――――――――――――――――――――――――――
■ ことわざ成句2300収録。文中で解説した成句は約4000。
■「使い方」欄を詳しく解説。
■ 面白い「誤用索引欄」。正しい or 間違いが一目で分かる。
■「語源」、「出典」を紹介。
■「補説」、「類表現」、「英語」欄で、関連するさまざまな表現を解説。
■「総索引」、「誤用索引」、「分類索引」、「出典索引」4種の索引完備。
―――――――――――――――――――――――――――――――

 本書の後半、全体の4分の1ページほどが4種の索引に充てられ充実している。

 文中に使う場合の注意点なども書かれており、文章を生業とする人にも、趣味にする方にとっても十分に役に立つと思う。

 各々のページ、どこから読んでも面白くて参考になるが、それほど文字や言葉に詳しくない私も8割方のことわざを知っている。70年余の蓄積は大きい。


1/27(日) 寒波・曇り 積雪3cm
1:20起床。読書・新聞・文献チェックなどいつものごとく。積雪3cm除雪迷う。終日読書、データ整理で過ごす12:00NHK TVニュース、のど自慢楽しむ。13:00Appleスタッフと対応時間なく明後日に。コメリ滑り止めシート購入、他。16:00?19:00飯川病院当直医補助、19:30帰宅、夕食、21:30就寝。計Σ5947歩。

温故知新(3) 参考にならない吉田兼好の子ども観
 徒然日記はいろいろ教えてくれる。彼は時代も違うし、変わり者、世捨て人だから必ずしも参考になるものばかりとは言い難いが、まともでないだけ結構面白い。
 私も時々開いて見ている。

 兼好は30歳前後に出家遁世した。出家の背景は不明。
 散文で思索や見聞した出来事を記した「徒然草」は、室町時代中期以降、高く評価され、現代においても文体や内容が文学的に評価されているだけでなく、当時の社会風潮などを知るための貴重な史料ともなっている。妻子はいなかった。
 没年は1350年5月14日、享年68。関係ないが私の誕生日と同じ日に死去している。

 その「徒然草」第6段に子どもについての記載がある。
――――――――――――――――――――――――――
<原文>
 わが身のやんごとなからんにも、まして数ならざらんにも、子といふ物なくてありなん。
 前中書王・九条太政大臣・花園左大臣、みな族絶えん事をねがひ給へり。
 染殿大臣も、「子孫おはせぬぞよく侍る。末のおくれ給へるはわろき事なり」とぞ、世継の翁の物語にはいへる。聖徳太子の、御墓をかねて築かせ給ひける時も、「ここを切れ、かしこを断て。子孫あらせじと思ふなり」と侍りけるとかや。

<口語訳>
 尊い高貴な人でも、まして物の数でもない低い身分の者でも、子というものはいないほうがいい。
 前中書王・兼明親王も、九条太政大臣・藤原信長も、みな子孫が絶えることを願いなされた。染殿大臣・藤原良房も、「子孫がいらっしゃらないのがよい。子孫が落ちぶれるのは、ひどい事だ」と、世継の翁の物語といわれる「大鏡」の中で言っている。
 聖徳太子が、御墓を生前に作らせなさった時も、「ここを切れ。あそこを断て。子孫がいなくなればいいと思うのだ」とおっしゃったとかいうことだ。

――――――――――――――――――――――――――
 徒然草はいま少子化対策を論じる時には全く参考にならない意見。
 当時は人口問題などなかったと思われるが、子を持つことにも兼好は是としていないようだ。出家遁世した身ではどだい子をもち育てる事など無理だったと思う。ならば黙っていれば良かったのに・・・それでも意見を述べるのが兼好なのだ。

 また、当時はお産は危険だった。宮廷貴族社会の生活史の記録『栄花物語』に、村上天皇中宮安子から白川天皇女御道子まで47名の妊娠・出産が記述されていて、中宮安子を筆頭に後朱雀中宮まで11名が出産に伴い死亡している。死亡率は実に23.4%にもなる(佐藤千春 お産の民俗 日本図書刊行会 1996)。
 この当時の衛生思想はどのようなものであったかは想像も出来ない。身分の高い方々のことだから記述として残っており状況を類推できるが、一般庶民の出産は一層危険であったと思われる。

 当時、若い男女の死もそれほど珍しくはなかったと思われるが,妊娠出産に関連した産婦は成仏できずにこの世をさ迷うと言った民話や言い伝えもある。特に出血死した産婦の死は悲惨だったと思われ、亡霊として下半身血まみれの状態で現れ、「私の赤子を抱いて欲しい・・」と血塗れの赤子を差し出すと言う民話は各地に伝わっている。そして、成仏し得なかったそれら亡霊は次の妊産婦にとりつき妊娠出産の邪魔をするとされ、死亡した妊産婦については特別丁寧に弔ったとのことである。

 兼好法師の、子を持つことについて妊産婦の安全などについての配慮が背景にあるとは思えないが、そういう時代に生きた記述家の意見である。


1/26(土)寒気降雪緩む、曇り 曇天パソコン生活 大坂全豪優勝 
 1:30 起床。録音データ整理他何時もの朝と変わらず。午前午後と読書とデータ整理。10:00Appleスタッフと相談。Miniの状況は改善。iMac27は明日に持ち越し。命の恩人(?)のディバッグ劣化しほころび穴多数。ホチキス接着剤で修理。ネコとたわむる。19:00夕食、大坂全豪優勝、21:30就寝。歩数計Σ5234歩。

温故知新(2) ことわざ 科学的ではない より人間的
 「ことわざ」は科学的ではないが、私はつい、気にしてしまう。「ことわざ」、嫌いか?と問われれば好きだ、関心があると答えたい。
 この世がわがままな人間からできている。だから、合理性も乏しく、科学性も乏しい動きが現実でもあるだけに、それら以上に、大切なものがあると気付かされる。
 今になって見れば誰に教わったかわからないが、幼き頃の思い出とともに守るべき教訓の一つと考える。

 「北枕」など関係ないよ、と答えながら私も結構気にしているかも。

■「這っても黒豆 」というのがある。
 黒いものが落ちており、あれは黒豆だと言った人が、それが這いだして虫だとわかったあとでも自説を曲げず黒豆と言い張る・・、という意味の諺である。
 いま、韓国との間でレーダー照射問題、海自機の威嚇飛行が問題となっている。誰がみてもこの「ことわざ」通りと思える。文大統領に教えてあげたい。

■気になる「ことわざ」を以下に。
◯ 医者が手を放すと石屋の手に渡る。
○ 柿赤くなるころ医者青くなる。
○ 良薬は口に苦し。
○ 風邪は万病のもと。
○ 夏風邪は馬鹿がひく。
 はしかは冷やすな。
○ 天ぷらとスイカの合食は禁

◯ うどん蕎麦より、かかーの側。
◯ 日傘雨傘月傘日傘。
◯ 三つ叱って五つ褒め、7つ教えて子は育つ。
◯ 牛の小便と親の意見は長くとも効き目なし。

◯ 金持ちと痰壷は溜まるほど汚い。
◯ 地獄の沙汰も金次第。
◯ 悪ゼニ身につかず。
◯ 一銭を笑うものは一銭に泣く。

◯ 釣は、一場所、二餌、三に腕。
○ 初夢は、一富士二鷹三茄子。
◯ 短気は損気。
◯ 残り物に福アリ。
◯ 転ばぬ先の杖。

○「茶柱」、「四つ葉のクローバー」いい事がある。
○ 鳥のふんが頭に落ちたら幸運いい事がある。
○ 「立て箸はするな」と「北枕するな」。
○ 夜爪をする時は、犬の爪と唱えながら切れぱいい」。
○ 朝に裁縫をするとその日悪いことが起きる。
○ 急須やヤカンの口、つるす服などは北向きにするな。
○ 夕焼けの翌日は晴れ。
○ 餡汁より団子汁 (心配性の人に)。
○ 冗談とフンドシはまたにしろ。
○ 藪の外でも若竹は育つ (子育てに迷ったとき)。
○ 芋頭でも頭は頭。(馬鹿な上司のこと)
◯ 雲をつかんで鼻をかむ。
◯ カモがネギを背負ってくる。
◯ 一人娘と春の日は暮れそうでくれない。
◯ 好きこそ物の上手なれ。
◯ 聞くはいっときの恥。
◯ 石の上にも三年。
◯ 急がば回れ。
◯ 親しき中にも礼儀あり。
◯ 人の振り見て我が身を直せ。
◯ 衣食足りて礼節を知る。
などなど。


1/25(金)曇り小雪 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア
 1:00起床、文献チェック他本読み等いつもと変わらず。新積雪はない。5:50可燃ゴミ提出。7:25Taxi、飯川病院経由駅に。渋滞なく間に合う。スターバックスにて時間稼ぎ。8:11こまち。駅病院間融雪状態徒歩出来ず。帰路こまち3分遅れ。13:45飯川病院着、ボランティア。19:00Taxi書店経由帰宅、夕食、21:00就寝、歩数計Σ7746歩。昨年除雪3回目、今年は2回。iMac27 OS新規入力に失敗。明日プロに相談。

温故知新 ことわざ 科学的ではないが歴史を生きた言葉 
 「ことわざ」は、短い文句だが、時に自他の行動を決定づけるほど強いインパクトを持っている。
 短い、単純な言葉で、「人」、「感情」、「人生」、「生と死」、「運命」・・などの機微について、また、「日常生活」、「健康」、「しつけ」、「自然」、「気象」・・などの分野において、生活の知恵とも言える素晴らしい一言、二言が存在する。?? 「ことわざ」は、「言葉による教科書」と言うべきだろう。
 要するに、先人達が我々に残してくれた「経験に基ずく知恵のことば」そのものである。? われわれは日常生活の中で知らず知らずのうちに「ことわざ」を使っている。

 私は講演や健康講話の時にも適宜ことわざを混ぜて話した。外来の患者にも、敢えて「ことわざ」を引用する日もある。ことわざを用いると言いたいことがスーっと患者に伝わるからとても便利である。
 ところが最近、若い患者には通用し難くなっている。?? 「ことわざ」の歴史をみると、既に平安時代初頭に「世俗諺文」という「ことわざ」辞典の元祖が登場していて「良薬は口に苦し」、「千載一遇」などが、すでに記載されているという。「ことわざ」は本とかが作られる以前から存在していた。 長い歴史がある。

 「ことわざ」の半数近くは、庶民の生活の中から滲み出てきた教訓で、実体験が元となったものだから、全世界どこにでもある。本とかで見知らぬ世界の「ことわざ」に触れたとき、世界は一つなのだと実感する。

 「ことわざ」は、もともと曖昧なものの言い伝えだから、科学的でない・・・などといってもしょうがない。 人間の、庶民の生活感の蓄積である。?
 「ことわざ」や成句は、間違つて使うと、知らないよりも恥ずかしい。もともとことわざはちょっとした会話の中から学ぶもので、それが本当に正しいのか調べもしないで使っていくことが多い。私もずいぶん誤って使っていた。今更ながら恥ずかしい思いをすることも稀で無い。
 少しでも正しく・・・と思って私が身近において参照しているのは修館轡店発行の「明鏡ことわざ成句使い方辞典」で、本書は全部で1万件の例文を掲載し、その用例の説明は、質・量とも十分である。類書も何冊か見ることができるが、私は最強のことわざ辞典の一つと思っている。

 「ことわざ」は非科学同と分かつていても、あるいは理由は分からなくても、なんか気になってならない。例えば「北枕」。何と無く寝心地悪い。そんな不思議なところがある言葉である。


1/24(木)寒波 外来 飯川病院 全豪大坂決勝進出
 0:50起床、新聞・文献チェック他いつものごとく。朝までの新降雪0cm。路面凍結で怖い、6:40レガシー飯川病院着。8:45-13:00中通外来+人間ドック判定総括。今週は外来患者数少ないが内容で疲弊。13:30-18:30飯川病院、入院患者対応。19:15帰宅、夕食、就寝21:00。iMac27不調。歩数計Σ120歩、歩数計の調子も不調、カウントエラーあり。

日本の外交2019(4) トランプ氏とどう対峙?(3)日米同盟を背景に外交で
 今後の日本の安全保障について、米国の対中抑止力にはやや陰りの見えてきたから、我が国の安全所掌を立て直すには、「まず中国や韓国との関係を改善」する事である。

 日米同盟の趣旨は、武力行使にあるのではなく、自由で開かれた国際秩序を守るという、究極の達成目標の理念は失っていない。

 先の冷戦は終わったが、米国による覇権も終わった。一方、中国は世界第2位の経済大国となり、軍事費はこの間に40倍近くになつた。世界情勢が大きく変化しているのに、日本はこれまで通り日米同盟強化の一辺倒のように見える。

 なぜ日本は日米同盟が必要なのか考えるべき。同盟には歴史があるから同盟があるから云々との外交にはなり難い。その上での外交能力の発揮が必要と考える。

 同盟には光もあれぱ影もある。同盟の光ぱかりを享受できると思い込み、日本は自国の安全保障に思考停止状態になつている。同盟の影の部分は、同盟関係にあるということに引きづられ、戦争に近づいてしまう部分がある。

 北朝鮮の金正恩に核を放棄しろと言つても、彼らが生き残る唯一の兵器だと思つているし、厳しい経済の中で国民生活を犠牲にしてつくりあげやっと完成したから無理であろう。いま米国と対話できるようになった背景に核があるから。多分、軍事的な、経済的な圧力をどんなにかけても核放棄はありえない、と思う。米側の戦略の先にあるのは戦争勃発の危険である。残念なことではあるが、核を使わせない関係の構築しかないのではないか。

 日米同盟の安全保障=防衛力向、と思いがちであるが、軍事力は安全保障の小さな手段の一つに過ぎない。軍事力より外交力、しかも、国際政治力が大事である。

 中国の進出による東シナ海の安全を議論するなら、日米同盟を背景に外交力を発揮する事が一番。隣国同士は、隣国にあるからこそ困難な点が多いが、伸良くするしかない。中国にとっては14億人のための市場が必要である。日本にとっても中国は重要なパートナーである。

 尖閣諸島の帰属は我が国にあると思うが、ここまでこじれると意地の張り合いが続く。どんな解決方法をとっても互いに傷つけ合う。過去にあったように、帰属の議論を5-10年間再度凍結してはどうか。その間に、漁業協定と資源開発を一緒にやればいい。お互いが損をしない様、政治の力で解決方法を考てほしい。

 長い歴史がある日米同盟があるからこそ国同士のバランスが保たれている、と思う。むしろ国際政治の力で戦争を避ける。それこそが究極な安全保障である。政治家には、冷静で、したたかな交渉力を期待したい。


1/23(水)寒波降雪 院長外出あり、終日飯川病院ボランティア
 1:00起床。文献チェック他。徒然。自炊。蓄積データ整理。午前降雪は2-3cm、除雪なし。8:45家内に同乗飯川病院、終日ボランティア。11:00-17:00院長大学病院に。外来入院患者対応数件。19:00帰宅,夕食、20:45就寝。歩数計Σ7001歩。

日本の外交2019(3) トランプ氏とどう対峙?(2)日米同盟のありよう
 多くの日本人がお守り札のように考える日米同盟の真の姿はどのようなものだろうか。

 国際環境の変化に応じ、「日本防衛作戦を遂行する主たる責任は自衛隊にあり・・」、とした最近の「日米同盟ガイドライン」を見ると、同盟の意味はかつての冷戦時代のそれと大きく変わってきている。

 米国の戦略上の関心が日本だけにあるわけではないので、「一義的に日本を防衛する任務は負わない・・・」、というのが米国の対日安保政策だ。その点は最近では一貫している。
 これについては日本でどれだけ理解されているのだろうか。

 安倍内閣は、米国が日本を守つてくれるのに日本は何もしなくていいのか、という論法を持っている?
 米国は自国を守るための出先基地としての日本を最大級に評価していると思われるにもかかわらず、我が国の基地負担はまだ軽い、と考えているようにも見える。
 辺野古新基地建設、問題山積の日米地位協定、思いやり予算の更新、米兵による犯罪や交通事故で失われた多くの生命にも及び腰である。同盟の影の部分の負担を沖縄がどれほど負えぱよいのか??

 日米同盟を維持する為に懇願するかのような外交態度、最も顕著だったのはトランプ氏が選挙に勝った時点で、それまでの方針を翻し、世界の誰よりも速く足下に駆けつけたのは日本の首相であった。実際にはいくつかの点で有効であった、と思われるが、当の米国人や諸外国の首脳たちの目にはどう映ったのであろうか。

 現在、日本にとつて深刻な外交・安保の課題の一つは出口が見えない尖閣諸島問題だが、米国の対中政策は最近一貫性に欠けるように見える。武力攻撃を受けた場合、自衛隊は専守防衛に徹し米国の来援を頼む日本にとつては深刻な問題だ。

 日米同盟は「地域における平和と安全の礎」だが、中韓が今のような激しい対日不信を持ち続ける限り、日本や同盟国の軍事能力の増強は、アジア太平洋地城の不安定化を招きかねない。日本の敵基地攻撃能力をめぐる議論が起こったことがあるが、米側にはかなりの緊張が走つた、という。「日本に敵基地攻撃能力を持たせると日本が仕掛けた戦争に米国が巻き込まれる・・・」、と懸念しだったと言う。

 日本では集団的自衛権の議論のさなかに「米軍の戦争に日本が巻き込まれる・・・」といった懸念が大きく論じられたが、その逆の心配をしたようだ。


1/22(火)寒波 降雪少々  外来 飯川病院 
1:00起床。新聞チェック、徒然他。昨日からの積雪2cmほど。6:00可燃ごみ集積所に搬出。6:50バス飯川病院へ、8:45-13:10外来。14:00-18:45飯川病院、外来入院患者対応、19:30帰宅、夕食、21:15就寝。歩数計Σ7472歩。

日本の外交2019(2) トランプ氏とどう対峙?(1)
 トランプが大統領となって2年経過した。
 大統領としての発言は長い間自由主義圏が積み上げてきた歴史的成果を無視。世界第一の経済力、軍事力を持つ大国の大統領として政治的家としては問題である。 

 「米国第一主義」を掲げ、国際協調より自国の利益を優先する。政治家というより商売人の姿である。米国の大統領がポピュリズム的価値観が優位であることは危険である。ポピュリズムは簡単に言うと、「下からの運動」、「生活者からの運動」と集約できる。ポピュリズムには政治理論よりも生活実感が優先する。米国の政治にはプロフェッショナルが求められる。
 米国は人権の尊重、民主主義、市場経済といった普遍的な価値こそが米国の支配力の源泉だった。トランプ氏はそれらを全て手放してしまった。そして世界のバランスが狂って来た。

 尤も、米国はオバマ前政権下から「世界の警察官ではない」と公言していた。パックス・アメリカーナという言葉、すなわち、圧倒的な軍事力と経済力を背景に、米国が世界の秩序と平和を維持してきた時代のことを示すが、ウィルソンからトランプ大統領までの、100年に及んだ米国による平和の時代は終焉した。

 この2年間の間にトランプ大統領は世界の秩序を乱し続けた。
 まとめれば以下のごとくである。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
■内向きの経済・外交政や強引な政権運営、米国と世界の混迷を深め続けた。
■この2年間で、米国と世界の歪みは次定的になった。「ナショナリスト」を自認する異端の指導者が引さ起こした問題は大きい。
■中国や日本、欧州などに貿易戦争を任掛け、中国からの輸入品に高関税を課した。中国もほぼ同様の対抗措置を講じた。世界第1、第2の経済大国間の問題は世界経済や金融市場の大きな不安要因となっている。
■米ロ関係:2016年の米大統領選へのロシアの介入疑惑に端を発した対立はエスカレートし、核管理にも及んだ。米と旧ソ連間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する方針。21年に期限切れを迎える米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長にも消極的。
■中米からの移民制限やイスラム圏からの入国制限を強行した。
■TPPや温暖化対策のパリ協定からも離脱を表明した。
■世界は自由化、民主化の推進力を失い、地球規模の問題解決能力も低下した。
■2020年の再選を目指しそう。白人や低所得者層を鼓舞し続けるのではないか。
■メキシコ国境の壁建設に固執し続ける。
■トランプ氏の露骨な姿勢は昨年6月のG7首脳会議でより鮮明になった。米国 が発動した鉄鋼などに追加関税を課す輸入制限を巡って米国と他の6カ国が対立、首脳宣言もまとめられなかった。
■昨年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、12月の20カ国・地域首脳会合でも米国の暴走に歯止めをかけることがで きず、多国間協調体制は大きく後退した。
■北朝鮮の非核化の交渉も停滞。
--------------------------------------------------------------------------------------------------

 こんな世界情勢の中、日本は米欧や中ロなど主要国にグローバルな協調体制の再構築を働きかけていく必要がある。
 世界各国が連携し、保護主義的な動きに一丸となって立ち向かう必要がある。
 トランプ氏と親密な関係を築いた安倍首相の責任は重い。

(参考)
就任後一年間のトランプ米大統領の主な実績は以下の様にまとめられた。
---------------------------------------------------------------------
■法人税率の大幅な引き下げ
■支持基盤である白人貧困層の関心を買うために人種差別的な発言繰り返す
■多民族融和・国民統合の努力を崩壊
■国際秩序を揺るがし、話し合い、譲り合い気運排除
■TPPから離脱、パリ協定からの米国の離脱宣言
■世界を弱肉強食の時代に逆戻りさせ、中国やロシアの膨張志向許容
■米メディア批判
■北朝鮮への対応。相当に深刻な状況に置かれている
■エルサレム首都宣言
■ロシアゲート問題 


1/21(月)強風寒波 健康クリニック 飯川病院
 0:20起床、新聞データ化、蓄積画像処理、一部廃棄、本読み、徒然。7:15レガシー飯川病院へ。9:00-11:00健康クリニックドック。ドック胸部レ線コンピューター化開始。11:30秋田銀行経由飯川病院へ。読書など、14:00-19:10勤務、入院患者対応。19:30レガシー帰宅、夕食、21:00就寝。歩数計Σ7207歩。

日本の外交2019(1) 難題かかえる日本の外交 日米、日韓、日露、日朝・・
 平成の世が始まった1989年とその前後は、世界地図が一変した激動の年でもあった。 
 代表的事件を以下に示した・
???????????????????????????-------
■中国では6月に民主化デモを武力で鎮圧する天安門事件。
■東欧では民主革命が本格 化した。11月には東西ドイツを隔てていたベルリンの壁が壊れた。
■12月には地中海のマルタ島で開かれた米ソ首脳会談で、東西冷戦の終結が宣言された。
■それから2年後には、超大国ソ連が崩壊。世界は米国一極体制の下で、民主主義や 自由経済が勝利した、と酔いしれた。
????????????????????????????
 冷戦の終結から30年。くしくも平成の終わりを迎える今年は、再び「新冷戦」が近づいてくるような怪しい雲行きがある。
????????????????????????????
■米国と中国の貿易戦争:米国は中国からの輸入品に高関税を課し、中国もほぼ同様の対抗措置を講じた。世界第1、第2の経済大国間の問題にとどまらず、世界経済や金融市場の大きな不安要因となっている。
■米ロ関係:2016年の米大統領選へのロシアの介入疑惑に端を発した対立はエスカレートし、核軍備管理にも及んだ。トランプ政権は米旧ソ連間で結んだ中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄する方針。21年に期限切れを迎える米ロの新 戦略兵器削減条約(新START)の延長にも消極的だ。
■米ロ間の核軍拡競争:両国で世界の核弾頭の9割以上を保有する。米国はイラン核合意からも離脱し、世界が再び核軍拡競争に陥る恐れがある。
■欧州の混迷:最強の政治リーダーだったドイツのメルケル首相が難民問題への対応で失速。英国は欧州連合(EU)離脱をめぐる迷走が続いている。
????????????????????????????


 こんな世界情勢の中、日本は米欧や中ロなど主要国にグローバルな協調体制の再構築を働きかけていく必要がある。6月末に大阪でG20首脳会議が開かれる。そのかじ取りは極めて重要だ。
 外交では日米同盟を基軸にしつつ、中ロとの関係も含めて日本独自の役割も模索した
い。平成の次の時代に、日本が世界で担うべき責務は重い。



1/20(日)寒波・降雪若干 家内初釜 曇天パソコン生活
1:00起床、風あり、雪ほとんどなし。本読み、文献・新聞チェック。録音データ整理。午前は若干の降雪あり。終日読書、文献整理等。自炊進めた。音楽鑑賞ハイドンの交響曲中心。19:00夕食、21:00就寝。青耕雨パソ生活で外に一歩も出ず、尻と腕に褥瘡できそう、歩数計3200歩。

日本の食文化の崩壊2019(4) あのTPPが昨年12月に発効した
 TPPが昨年12月30日に発効した。
 TPPは交渉は紆余曲折した。2015年には米国も含めた12力国でいつたん合意したが、2017年1月に就任したトランプ大統領は「TPPは米国にとつて不利益だ」と脱退した。
 残った11力国は太平洋を囲む、日本・べ卜ナム・オーストラリア・カナダ・メキシコ・ペルー・チリ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ニュージーランドの各国。
 2017年11月に、薬の臨床試験や著作権の保護期間などの分野の規定を凍結し、べ卜ナムで11力国の大臣が集まり大筋で合意していた。

 TPPは参加国が、輸入品にかけている関税を減らすか撤廃するなど、従来、国ごとに違っていた貿易不均衡を統一し、参加国の間で物やお金が活発に行き交う経済圏をつくるのが目的。

 ただ、参加11ケ国の国内総生産(GDP)の合計が世界に占める割合は、米国が抜けることで38%から13%に減り、経済圏としてのスケールが小さくなった。

 参加国からの輸入品は安くなる一方、輸入品に押され自国の産業が弱つてしまうと心配する声もある。

 TPP発効により、多くの農林水産物の関税が撤廃・削減される。値下がりする輸入品と国内産との競争激化は避けられない。我が国の農業は大きな岐路に立つことになった。

 農業分野では、現在では38.5%の牛肉関税を発効後9年目に9%にする。豚肉の高級部位については関税4.3%が10年目に撤廃される。コメの関税撒廃は回避されたが、オーストラリアに対しては13年目に8400トンの無関税枠を設定した。

 農家を取り巻く環境は厳しさを増しており、農家数も減少の一途をたどつている。
 TPPにより、農家数が更に減少するような事態は絶対に避けなけれぱならない。そのためには経営効率化が不可欠で、一層の省力化、低コス卜化を進め、競争力強化、高品質で魅力的ある農産物を海外にも売り込む必要がある。

 TPP関連の農業対策としては、2015〜17年度に計9746億円が交付された。国内農業の競争力を高めること、ITを活用したコスト削減や輸出支援の対策費も含まれる。

 国は農林木産物の輸出額を1兆円にすることを目標に掲げている。
 本県でもリンゴをはじめとする果物や牛肉などが香港や台湾、タイなどに輸出されており、輸出量も増加傾向にある。

 日本の農産物の品質と安全性は海外でも高い評価を得ている。この強みをこれからも伸ぱしていくことが肝要である。


1/19(土)曇り降雪なし 久びさ自宅で過す 青耕雨パソ生活
1:00起床、久びさ自宅で過ごせそうな週末。新聞チェック、文献読み。ネコの爪とぎのダンボール修理。午後は微睡後包丁研ぎ、ハサミ研ぎ数丁、のち座学。MP3バレンボイム指揮の田園、No7、No8 。19:00夕食、21:00就寝。青耕雨パソ生活で外に一歩も出ず、歩数計Σ5521歩。

日本の食文化の崩壊2019(3) 平成時代に農業はどう変わったか
 平成として最後の新年を迎えた。この平成の30年間に農業はどう変わったのだろうか、簡単に振り蹴ってみる。ブリタニカ年間の記事を複数参照した。

―――――――――――――――――――――――――――
■昭和46年(1971)から米の生産調整が本格的に実施された。
生産者にとつて苦悩の半世紀であった。

■平成3年(1991)牛肉の輸入自由化。

■平成5年(1993) ウルガイラウンドの農業合意による農畜産物の市場開放。
農業は、常に、自由貿易の逆風にさらされてきた。

■平成9年(1997)農地法改正。
 農地制度の基本が「所有」から「利用」へと再構築された。

■平成11年(1999)には、食料・農業・晨村基本法制定。
 食料自給率の向上も掲げられたが、平成28年(2016)度の実績は力口リーベースで38%と史上2番目の低さで、改めて食料安全保障のあり方が問われる。

■平成13年(2001)農地中間管理機構関連法が制定。
 農業担い手に対する集積を加速する目的。

■平成15年(2003)に農業委員会等法が改正。
 中間機構、農業委員会組織等の果たすべき役割は大きくなった。

■平成23年(2011)東日本大震災発生。直接・間接的に農業にも影響した。

■平成30年(2018)年度以降、コメは国主導から生産者、農業団体等の主体的な取り組みに移行した。コメ政策は大きく変わるが現状の需給均衡が保たれると楽観できない。

■平成30年(2018)年12月TPP協定が発効した。農家への影響はさらに大である。
―――――――――――――――――――――――――――

 昭和の後半から露呈していた大きな問題として、就労構造の弱体化が挙げられる。平成年間(1989年以降)に実施された自営農業に従事した世帯員数調査は、一貫して減少し続け、平成時代に半数以下になつた。地域・地域で最も理想的な生産体制の整倆が、差し迫つた課題である。

 平成においても、大冷害など記録的な気象災害に見舞われた。家畜疾病も発生し、防疫体制の強化が求められた。東日本大震災も直接・間接的に農業に影響を及ぼした。

 平成の農業は、幾多の困難に遭遇してきた。こうした中にあつて、創意工夫を凝らし、意欲的に取り組む経営者や経営体も各地に見られる様になった。
 ロボットや情報通信技術を活用したスマート晨業への挑戦も始まつている。いま話題の新しい米品種の作出や栽培技術の開発など、前途に明るい兆しもある。

 期待を持って見守っていきたい、と思う。


1/18(金)曇り小雪 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア 
1:00起床、文献チェック他本読み。5:30可燃ゴミ集積所に。降雪2-3cm。7:20Taxi、飯川病院経由駅に。8:11こまちには間に合わず、臨時の8:25で。大曲屋根のうえ20-30cm。昨日降ったという。9:10-12:10大曲中通病院外来。往復Taxi。13:45市民市場経由。飯川病院ボランティア、読書など。19:00Taxi書店経由帰宅・夕食、21:30就寝。歩数計Σ7280歩。

日本の食文化の崩壊2019(2) コメの消費減はなぜか?
 我が国の米の消費量は毎年80万トンも減少している。
 なんで日本人はコメ離れしているのか? 何かは必ず食べているはずだから、コメから他の食材にへシフトしている、と考えざるを得ない。

 総務省統計局「消費者物価指数年報」主食消費量減少統計などを参考に考えてみた。

 これから以下の状況が理解できる。
-------------------------------------------------------------------------------------
■一人あたり主食用コメの消費量の推移は年々減少傾向にある。主食を取らないというライフスタイルの変化か?食品指向の変化かもしれない。

■一人あたりのパン・麺類の消費量は年々増加傾向にある。主食がパン・麺類にシフトしつつあることが考えられる。

■コメの価格指数は下がっているが、パン・麺類の価格指数は上がっている。主食用食材の価格の変化は消費量には直接関係ないようだ。

■私は健康ダイエットを考えて米飯摂取を控えているが、このように考えている方は少ないようである。

■食事の簡便化、簡素化にこだわる人の割合が増加している。私は料理しないが一般的にパン・麺類食の場合の副食品の品揃えは少なめのような気がする。米飯食の「手間」は、間接的に米消費減少に関係しているのではないだろうか。

■食事の「手間」簡素化は「女性の社会進出」との関連が挙げられる。購入するパン類は最初から簡便であり、麺類食の場合の副食の用意もより単純のように見える。麺を中心とするインスタント食品の普及は一つのモデルである。米飯が気軽に用意できる無洗米、レトルト米飯等の食品の開発普及が重要と考える。これによって、家庭内のコメの消費量を増加させていくことが期待できるのではないか。

■家族構成の変化のうち、高齢化・少子化で高齢夫婦単独世帯が増えている。高齢者の独居、婚姻率の低下でより若い世代の単独世帯も増えている。このことも食事摂取量の変化、簡素化に関連するだろう。

■家庭内消費以外も含めて全体の消費量を上げるという食事提供側の工夫・視点も必要になってくる。

■日本の食糧需給率はとても低い。将来的に人口増加、気候変動とかで世界的に食料が不足した際には食料が兵器と同様の意義を持ってくる。コメは我が国で自給できる数少ない食材の一つである。その生産量維持は食料安全保障のためにも重要である。


 1/17(木)雪3-4cm除雪なし 寒波小雪 外来 飯川病院 
0:30起床、新聞・文献チェック他。寒波厳しいが夜間積雪3-4cm。7:10バス飯川病院。8:45-13:10中通病院外来。13:30飯川病院、14:00-19:00勤務、入院患者対応。19:00帰宅、夕食、21:15就寝。歩数計Σ7287歩。

日本の食文化の崩壊2019(1) コメの消費減を憂う
 平成25 年12月、和食はユネスコの無形文化遺産に認定された。「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づく「食」を、「和食は日本人の伝統的な食文化」と称し、高い評価を得た。

 その和食を象徴するものの代表は、やはり「コメ」であろう。そのコメの消費量が減少していることは、日本の良き食文化の崩壊にもつながりかねないと私は危惧している。

 我が国の米の消費量は毎年80万トンも減少している。なんで日本人はコメ離れしているのか?
 秋田の米作地帯を通っていると時に休耕田、あるいは耕作放棄地が見える。辛い風景である。

 実は、私のコメ消費量はとても少ない。それでも日本人のコメ離れの要因を考えねばならない思っている。
 私は米飯が好きである。同時に、めん類、パンも好き。好みの順に並べれば、ご飯 > めん類 >> パン類、という事になるだろう。
 一方、私の実際の主食は、主食なし >> めん類 >> パン類になる。明らかに偏移している。
  私のご飯摂取は、以下のごとくで、恥ずかしながら米飯を殆ど食べない。
――――――――――――――――――――――――――――――
 ●朝食のご飯摂取は一月に1-2杯(食) 程度。
   朝食は、市販のカット野菜を主食として食べる。それだけ。ドレッシングはしゃぶしゃぶ用のゴマだれ10mlほど。前夜の副食が残っている場合はそれも少量食べることもある。

 ●昼食のご飯摂取は、ウイークデイは月に0杯(食) 。休日は月に1−2杯(食) 程度、
   昼食は、ウイークデイは飯川病院の患者食の検食でご飯は見るだけ。高齢者が多い病院なので量的には小ぶりである。管理栄養士によれば私の昼食は1日300Cal前後とのこと。休日は自宅ではめん類が多い。

 ●夕食のご飯摂取は、月に3-4杯(食) 程度。
   夕食はほぼ99%(?)自宅で摂る。外食は嫌い。主食抜き、朝と同じ野菜サラダと賄いの石井さんが用意した食事を摂る。実にバラエティに富んでいる。概して量が多いのが悩みである。晩酌はしないので、食後に濃縮還元ジュースを凍らせた自作の小さなアイスキャンデーを食べる。
――――――――――――――――――――――――――――――
 かつて私は食事を軽視していた。

 50代、60代は1日夕食一回食、あるいは朝食と夕食の2回食にしていた。多少健康を害したこともあり、徐々に3回食にした。栄養的にバランスの取れた食事を摂っているかはいささか自信がない。

 米飯は栄養のバランスがいい。健康的な生活に欠かせない食品と言えよう。
 私は米飯を忌避しているのではなく、太りやすい体質なので止む無く控えている、という苦しい事情がある。ご飯1杯分150g 252kcalである。これを3食摂るとかなりのカロリーになる。 

 コメは自給率からいえば100%以上であって日本の食料の安全保障でも重要な位置付けにある。
  コメ消費量減少の要因を考えたい。


1/16(水)雪3-4cm除雪なし 午後飯川病院ボランティア
1:00起床、いつもの如し、午前は今で録画データ再チェック。チャイコフスキー交響曲No5スベトラーノフ指揮再視聴。12:10バスにて飯川病院に。ボランティア、外来対応。19:00帰宅、夕食、21:15就眠。歩数計Σ10224歩。

人口問題2019(3) 重要なのは出生率でなく出生数
 アベノミクスの5年はいくつかの点で曰本経済を大きく好転させた。労働市場は完全雇用を達成しつつある。むしろ労働力が不足している。企業経営者は若干自信を取り戻したように見える。

 だが、その陰で日本の経済・社会をむしぱむ重大な構造問題には、ほとんど手がついていない。
 その最たるものは人口問題である。
 人口減への正しい危機感を個人、企業、政府・地方自治体を含めあらゆる分野で強めるべきだ。

 人口減問題は、国力、というか国の活力に深く関連している。だから、政治・経済・文化・文明・教育、社会保障、インフラの維持など、ほぼすべての分野の将来、全国民の将来に関連してくる。だから、アベノミクスの効果はいずれは低下してくる。

 にも拘らず、どの分野でも人口減を危機感を持って語られることが少なかった、・・・・と私は感じる。 
 人口減問題は我が国の将来において最重要課題なのに何故危機感を持って語られなかったのだろうか? 人口問題は個人的には何ともしようがない状況だからなのか。
 だからこそ、政治家とか世の有識者を言われる方々が能力を発揮しなければならなかった分野である。

 今になって先細りの状況が現実に危機意識とともに論じられている。人口問題に対して有効な対策を講じてから効果が現れるのに30-50年かかると思われる。この間に社会がどんどん衰退していく。だから、もう遅い。私にはそう思える。

 日本は重要課題を議論するのは好きだが、砂上に楼閣をイメージするだけで何ら具体策を講じない、という特徴がある。政治家しかり、学者しかり、将来の危機を正面切って主張する人は居ない。

 20紀初めに4400万人弱だつた日本の人口は産めよ増やせよ政策で1967年に1億人を突破し、今世紀初めに1億2800万人で頂点に達した。
 人口過剰論が台頭したのは敗戦後だった。1974年の日本人口会議は子供は二人まで、という大会宣言を出した。宣言は出すまでもなかったと思われるが、以降、人口は急速に減少しつつある。

 仮に、男女の年齢別生存率と合計特殊出生率が2004年のレベルで推移すれぱ、22世紀初めには我が国の人口は4100万人になる。人口の少ない県が年に一つずつ減っていくイメージに近い。

 少子高齢化を伴いながら人口減少が加速することは、今世紀に入る前からわかつていた。その間、日本の人口政策は有効な政策を持たないまま紆余曲折した。

 出生率は1989年には1.57まで低下し、今は若干改善傾向にあるのだが、付近をうろうろしていて大差ない。いつも注目され論じられるのは出生率であるが、その間にも子供を産める年代の女性の人口が減少し続けているのだから、出生率を論じてもしょうがない。人口を維持するのに足る出生数が問題となる。出生率で言えば3.0ほどの実現不可能な数値になる。
<img src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/44/b2f75a28663c634ba742ea9c20520d95.jpg" border="0">
(出生率が改善しても出生数は右肩下がりに低下していく)

 今後の人口問題に手立てはあるのか?従来の延長線上では無理だ、と思うのだが。


1/15(火) 寒波曇り 
0:30起床、文献・新聞チェック,PDF化。降雪なし、これで良い??むしろ不安になる。寒波厳しい。7:10バス飯川病院。8:45-13:10中通病院外来。13:30飯川病院、14:00-19:00勤務、入院患者対応。19:00帰宅、夕食、21:15就寝。歩数計Σ7287歩。

人口問題2019(2) 外国人の受け入れ 角界は一つの成功モデル
 日本人は文化的に完全に島国根性である。今までは島国内で処理できる問題だけでてあった事が良い面で生きて来たと思う。
 しかし、人口問題に関してはもう国内では解決できないレベルに達している。

 自国内で賄おうとすると、すでに出産可能人口が減ってしまったから出生率を今の倍以上の3.0以上にしなければ成り立たない。
 
 日本は一定の人口を維持し、国力を維持するより、日本人による純血主義の国家で居続ける事を選んでしまった。
 ところで、いつ誰が純血主義を維持し、座して死を待つという日本の将来の選択をしたのだろうか??
 閣議でもない、国会討論でも取り上げられたことは無かったはずで、私は指摘できない。この問題は、国民投票をしてもいいような話題である。

 日本人による純血主義の選択は何を意味するのか??
 結論は、一方的衰退の道だけである。

 資本主義社会、民主主義社会を取るならば、先進国の衰退は途上国の発展を背景に自然の理ではある。搾取の相手が成長してくると、先進国と右肩上がりの途上国の間のズレは無視できない問題を生じてくる。中国の台頭と発言力の向上、日本の守勢傾向はその一つである。日中、日米、米中の関係はすっかり変わってしまった。

 外国人の助けを借りて来て成功している分野がある。そのもっとも顕著なのは角界である。
 あれほど伝統にこだわる角界が外国人力士を導入した事は今となっても驚きであるが、驚くほどの慧眼であった。いまの隆盛は外国人力士の活躍の結果である。もし純血主義にこだわっていたら、面白みにかけ、ファンは離れ、マイナーな世界になっただろう。
 それなのに、まだ外国出身力士に批判的であったり、日本人横綱の誕生を異常なほど熱望するなど純血主義のなごりは深く残っている。もちろん外国出身力士が持っている文化的土壌は角界の中では問題を醸し出している。

 介護部門の労働力不足を補う為に外国人スタッフの導入について、取り組み始めている。

 我が国では人口問題など、将来の少子化など人口問題を語る人は少なくなかった。医療関係者として私は早くから人口問題、少子高齢化について問題意識は持っていた。まとめる機会はなかったが、秋田市の総合病院の将来構想についても検討していた。

 国内では再生産可能人口はすでに減ってしまった。
 だから、人口維持に関して出生率を論じてももう遅い。諸外国から若い男女の移住を図るしかない。


1/14(月)雲ひとつない快晴 秋田ゾンタ新春チャリティコンサート(欠) 音楽三昧
 1:00飯川病院起床。本読み、新聞・文献チェック他。7:30チャリティコンサート家内をViewHに送る。11:20私の出席は座席不足がわかり不要となる。微睡。文献・新聞チェックと音楽三昧。19:00夕食、21:15就寝。BRながら視聴:「クールジャパン:日本の刃物」、N響定期公演:「ハイドンVc協」他。チャイコフスキ「交響曲No5」聴き比べ。歩数計Σ6781歩。

人口問題2019(1) 座して死を待つのか日本
 日本人は従来の延長線上でのみ物を考える。なかなか抜本的な考え方に至らない。農耕民族であること、島国であることも関連している。

 保守政権がずっと続いた。保守的社会では抜本的な変革はおこせない。抜本的な改革は得する、損する国民が双方に大勢発生するから、社会が混乱する。
 従来の延長線上で小さな改革を続けていれば社会的には安定する。しかし、そこには大きな落とし穴がある。将来が見えないからである。

 人口減問題は日本にとって危機的問題だと思うが、語るだけで具体策は無きに等しい。国内でこれの解決策はない。もう遅い。

 日本の人口は2010年以降、減少し始めている。減っているだけでなく、少子化・高齢化を伴っている。誰でもそのことは知っている。しかしながら、危機意識がほとんどない。その状態を全国民が甘受しているとしか思えない。日本がやせ細っていくのをただ見ているだけ。高齢化、不治の病にて死の床にある病人の心臓が止まるのを待っているだけ。それを尊厳死というらしいが、国も尊厳死の道をとるのか?

 大都市は人口が集中していくためにその変化は明らかではない。大都市集中化は地方の人口減、活力の低下が原因である。

 地方の人口減少問題はさらに深刻である。
 公共的インフラの維持が困難になりつつある。
 秋田などその最たるもので、1970年代の県の人口は200万人超、それが一昨年100万人を切った。高齢化も日本一、出生率も最低、厳しい状況にある。しかし、県や県知事には重大問題だとの認識を感じとれない。
 各自治体は、都会からのUターン、Iターンを奨励しているが、都会との間でやりとりしていても、秋田を出ていく人が勝っているから人口問題にはなんら寄与しない。

 日本は人口減少を誰しもが静かに受け入れている、としか言いようが無い。
 人口減を受け入れるというのは、もはや国力を追求しようとしない、自然衰退、自然消滅の道に運命を委ねた国だ、と言うことが出来る。

 日本の人口の推移は昭和40年代にに描かれたとおりの曲線の上を辿って減少している。当然である。人口問題は有志の中では戦後間もなくから指摘されてきたが、何ら対策して来なかったから推定どおりの経過をたどるのは当然である。

 出生率低下問題、人口減問題は個々人を含む社会全体の問題であるが、個々人には例えば関心があっても対策のしようが無い。これは政治家と、学者の仕事である。

 政治家は当面の問題だけで、自分の当選の事とか派閥の立場でしかモノを考えず、日本の将来を論じる程の力は無い。この一年の政治活動、野党の動きをみれば、一体彼らは何を考えているのか?と疑問をもつ。

 学者は理屈だけは述べている。学者にはかなりの経費を払っているはずだが、こんなに役立たないものなのか??

 私は辛いことであるが、日本の人口問題を解決方法として、諸外国で昔からのとりいれている大規模な移民に頼ることしかないと思う。


1/13(日)雲ひとつない快晴 飯川病院日直
1:00起床。文献読み・録音・PDFデータ整理など。8:38バス飯川病院、9:00-17:00日直。微睡を挟み読書、データ整理大量。ラジオ深夜便数編聴く。19:00帰宅、夕食、20:15就寝。歩数計Σ7087歩。

余生をパソコンと共に(16)2019(4) (付)演奏会の画像 カメラワークに驚き
 オペラやオーケストラのCDも全部MP3化した。とても便利に利用しているが、自分の書斎で聴く時には基本的には映像付きの音楽番組のライブ録画を視聴することが多い。

? 最近、音楽番組が良い音質、鮮明な画像で放送されるようになってきている。私のライブラリーには300本以上の録画がある。メインは「N響定期公演・特別演奏会」のライブ、そのほか「読売日本交響楽団演奏会」、「題名のない音楽会」、「らららクラシック」などである。これらは自動的にハードディスクに録画される。

 音楽CDそのものも企画から製品になるまでに多数の人材が関与する総合芸術だと思うが、オペラ、バレーを始めとする各種演奏会の実況録画は更に技術の粋を集めた壮大な総合芸術だ、と思う。

 今期の年末年始休暇は音楽鑑賞三昧で至福の中で過ごした。いつも感じていたことであるが、演奏会の中継映像はカメラワークが実に素晴らしく、多くは見事に音楽と映像が一体になっている。これは驚きである。

 私が驚くのはライブ録音・録画である。
 演奏家の構成が単純な、例えば弦楽器のソナタ、弦楽四重奏、室内楽でも曲の構造に応じた映像が提供され、観るものを飽きさせない。

 これは大変な技術だと思う。いや、それ以上に映像ディレクターは数台のカメラに相応しい映像を得るよう指示し、曲の進行に応じて画面を適宜切り替えて相応しい画面を構成しているのだろう。その切り替えのタイミングは、曲を隅々まで知り尽くしていなければ出来ないことである。このことだけでもすごい。??
 編成が大きくなる協奏曲や交響曲、管弦楽曲に至っては50-100人ほどの編成となり、楽器の種類も多く、曲の構成自体が実に複雑になっている。指揮者、ソリスト、管楽器のソリスト達、コンマス、ヴァイオリンやチェロなどが次々と選択されていくが、曲想にマッチした画像となっている。

 またこの画像によって音としてあまり聞こえてこないパートの音を聞き分けられる様になる。演奏者の表情を見るのも楽しい。映像なしの場合とは別の発見があって面白い。??
 オペラ・バレーの場合には劇場で見るのはやはり良いが、視覚的には座席によってかなり限定される。この場合も映像の構成にはいつも感心する。本当に隅から隅まで知り尽くした技術者によって、しかも、ライブで、同時進行で作られている。私の想像を遙かに越えた技術家集団が居て、楽譜を片手にどの様な構成にするのか研究に研究を重ねているのだろう。
 恐らく指揮者に匹敵するほど曲の全体像を把握しているのだろうと思う。

 私の音楽鑑賞の基本はかつては演奏会であった。そのために上京もした。
 しかし、人が集まる場所を忌避するようになってからは滅多に行かなくなった。その代わりに、CD由来のMP3データを集中的に聞いている。その際、スコアを片手に聴く、あるいは映像を伴う演奏会の記録を聴くのは実に楽しい。

 作曲家も指揮者も、演奏家も素晴らしい。スコアを見てひたすら驚くばかりである。
 さらに実況中継を記録するカメラマンたちの技能には驚くばかりである。演奏会の映像を見てひたすら驚くばかりである。


1/12(土)曇り小雪 飯川病院午前外来補助     
1:15起床。いつもの如く。新聞文献PDF化。文献読み、本読み。10:40レガシー飯川病院、担当医学会とかで午前外来補助。検食後微睡、15:00帰宅、読書、音楽三昧で過ごす。19:00夕食、21:00就寝。BRながら視聴:「N響定期公演:P協奏曲ラベル アリス沙羅オットー」「らららクラシック:ヘンデルのハレルヤ」「NHKクールジャパン:日本人の時間感覚、猫と日本人」。歩数計Σ8181歩。

余生をパソコンと共に(15)2019(3) スコアを見ながら音楽を聴く楽しみ
 昨年、私は終活の一環として約半年かけて我が家にあるCDのほぼ全てをMP3化した。

 MP3化した音楽データはパソコンでも聴くが、最もじっくり聴く時間は出勤等の移動時間でiPhone8とiPod touchとヘッドフォンでBluetoothを介して聴く。

 ヘッドフォンの場合、周辺環境の影響を受け難く、微細な音も聞こえるし、一つ一つの音の解像力も良く、音楽の構築が一層よくわかる。ヘッドフォンで聴く音楽を一層深く味わうために、最近は時折であるが、ポケットスコアを見ながらじっくり音楽を聴く。時間的余裕が増えたことも一因である。

 私は中学生の頃にクラシック音楽の魅力に目覚めたが、当時は漫然とレコードでメロディやリズムを楽しんでいた。学生時代、新潟大学のオーケストラに属した。私自体は下手であったがオーケストラを通じてそれまで漫然と聞いていた作品の構築を知り、ますますのめりこんだ。自分たちが演奏する曲目はスコアを全部入手して勉強した。

 いつしかスコアを参照にしながら曲を聴くこともなくなって、音楽はBGM的に聴いていたが、昨年からヘッドフォンの多用とともに再びスコアを開き始めた。
 スコアを見ながら聴くとこれまで聴こえてこなかった音が聞こえてくるから、聴くたびごとに新発見があると言っていい。

 スコアはいま100曲分ほどしかないが、最近また買い始めている。

 親しんだ曲、たとえばベートーヴェンの交響曲のいくつかはスコアがあれば音として再現でるが、ブルックナー、ワーグナーの曲などは構築が更に複雑になり、楽譜を追いかけるだけでも大変である。より近代の曲、ストラヴィンスキーの「春の祭典」などは楽譜を見ただけでは何が何だかわからない。なんでこの楽譜があの美しい曲に変身するのか??と驚く。スコアの追っかけはせいぜいこの時代の曲までである。

 協奏曲のスコアを見るとその精緻さには驚くばかりである。ソリストは神がかり的技術を発揮して音にしていくが、スコアがないと私が聞き取っている音は8割くらいでしかない。

 作曲家も指揮者も、演奏家も素晴らしい。スコアを見てひたすら驚くばかりである。


 1/11(金)曇り 大曲中通病院外来 飯川病院ボランティア
 1:00起床。文献・新聞PDF化。6:00可燃ゴミ廃棄、7:30Taxi飯川病院経由駅に、8:11こまち。大曲駅・病院は往復共Taxi、雪で歩くスペース狭い。9:00-12:10診察終了。新幹線福島県内強風のため遅れ前の便にて帰秋。13:50ダイソー、業務用スーパー。14:30飯川病院ボランティア。18:50Taxi、書店経由帰宅。19:30夕食、21:30就眠。 歩数計Σ7754歩。

余生をパソコンと共に(14)2019(2) MP3化データを気軽に楽しむ 
 昨年、私は終活の一環として約半年かけて我が家にあるCDのほぼ全てをMP3化した。

 MP3化の処理中はパソコンがCDプレーヤーに変身した。今は、MP3プレーヤーとなった。MP3化したデータを集計してみると1900時間分、休みなく再生しても80数日分にもおよぶ大容量になった。1900枚近く?? 実際にそんなに多くのCDがあったはずはないと思っているが、データ上はそうなっている。

 これだけの量をデータ化しても利用できなければ単なる廃棄処分でしかない。
 MP3データはクラッシック系、非クラシック系に2大別され、前者は交響曲、協奏曲、宗教曲、室内楽・・・と10ほどのジャンルに分けて、聴きたい曲は芋ずる式に簡単に、10数秒で探し出すことができる。検索で探すことも可能である。書棚からCDを探し出し聴いていた不便な状態にはもう戻れない。

 MP3化データはバックアップを兼ねてデスクトップのパソコン5台に納めている。だから、居間でも、書斎でも、飯川病院でも大曲中通病院外来でも、いつでも利用できる。

 私が一番音楽を聴く時間はパソコンに向かっている時ではなく、移動時間である。出勤時、帰宅時、大曲への新幹線などなどである。歩行している時間も長いから充分聴ける。
 そのためにはパソコンと同じデータをiPhone8と一部をiPod touchに入れて適宜使い分けている。

 居間、書斎などでパソコンを介して聴く場合は、サブウーファー付きのミニコンポに繋ぐ。居間でも大型のスピーカータンノイGRFは用いない。
 iPhone8とiPod touchの場合はソニーのノイズキャンセリングヘッドフォンHW-1000XM2でBluetoothを介して聴く。運転の場合には周囲の音が聞こえず、危険なので聴くことはない。

 音楽鑑賞の場合、音質等が問題になる。私が現在用いている再生機器は超廉価の製品で、全てが2010年以前の古い製品である。しかも専用機ではなく重要な部分にはパソコンの機能を用いている。
 はっきり言って私は高級機・中級機・廉価製品の区別がつかない。かつて用いていた機器は、CDプレーヤー単体でも現有のパソコンを含めた再生機器群よりもずっと高価であった。私は違いが分からないことが分かったから、今は安心して超廉価のシステムの音に身を委ね、不満もなく楽しんでいる。違いが分からない(2) オーディオ(1)かなり投資し、回り道した?
 本当に私の聴覚はどうなっているんだろうか?低レベルであるほかに能天気的だからであろう。
 私が購入したCDの音楽がまずそこまで理想だったとしても、私の耳にとどくまでに、劣化につずく劣化の過程を経ている。低機能のCDの再生装置によるデータ圧縮行程とMP3化、ハードディスクへのコピー、たび重なるコピー、低機能の再生装置、iPhone8とiPod touchでのデータの劣化、Bluetoothを介した劣化、ヘッドフォン自体の能力などなどによる劣化・・・。

 しかしながら、これらの劣化を私は全く気にしないで再生される音楽に没頭できる。
 なんと幸せなことか、と思う。

 なんで私が劣化しているであろう音楽データを不満なく楽しめているのかを考えてみた。現時点では、私自身の聴覚の劣化、中枢機能の劣化、感受性の劣化の方が音楽データの劣化以上に進んでいるために認識できなくなっているためだ、ということに至った。要するに、劣化の全てがバランスよく進んでいるためだろう。これも加齢の妙か。


1/10(木)比較的温暖 外来 飯川病院
 1:10起床、文献・新聞PDF化。朝方から気温の上昇の感じとともに雨が降ってきた。昨夜までとは一変。昨夜の転倒がショックで7:10レガシーで病院へ。 8:45-13:00外来、ドック判定総括14名分、疲弊。13:10健康クリニック、レ線判定。14:00某クリニック院長来訪、歓談。飯川病院勤務、入院対応。ラジオ深夜便録音再聴数篇。録画「そこまで言って委員会」「いま世界は」。19:30帰宅、夕食、20:30就寝。歩数計Σ7286歩。

余生をパソコンと共に(13)2019(1) 音楽鑑賞はMP3化したデータで聴く(1) 
昨年、私は就活の一環として約半年かけて我が家にあるCDのほぼ全てをMP-3化した。

 私は無趣味な人間で、アルコール、タバコも嗜まず、旅行や美食にも興味がほとんどない。人付き合いも嫌。あえていえば本、音楽関係かな、と思う。
 この方面だけは長年追求し続けてきた。医師としては、なんとか対話技術でカバーして患者に大きな不満を与えないようにしてきた、と思っているが、自分はネクラ、ネクラ的人間だった、と思う。年とともに一層その傾向がひどくなった。

 結果的に、本・音楽関係のソフト・ハードが家のかなりのスペースを占拠した。とはいえ、次世代に残す価値のあるものはほとんどない。これらを残しては死ねない。
 私は自分で集めたもの、愛着を持っていたものは、家族の手を含め、他人によって処分されることなどは考えるだけも嫌である。転売するのは更に嫌。自分の手によって可能なかりぎ処分したい。全てを自分の手で焼却処分したいのであるが、時代柄果たせない。極めて残念である。

 書籍などは2011年から電子化と処分を開始した。要するに自炊である。かなり進んだが、今でも購入する本が少なくないために全体としては遅々としか進まない。

 CDに関していえば、私の音楽鑑賞は10年ほど前まではLPレコードがメインであって、ここ5年ほど前からは音楽番組放送の録画をメインに演奏家の姿とともに楽しむ様になった。だから、一世を風靡したCDによる音楽鑑賞は私にとっては両者のつなぎの位置ずけでしかなかった。CDの購入枚数も少なく、私が最後に購入したCDは、おそらく2013年の「いきものがかり」のアルバム・バラードンだったと思う。

 昨年3月からCDの廃棄を始めた。
 廃棄といってもCDは他のメディアと異なり、パソコンによって容易にMP3化できる。MP3化しておけば簡単に再生できる。だから、レコードの廃棄と異なり罪の意識は軽い。約半年かかったが、家中にあるCDはほぼ全て処理し終わった。
 結果的にパソコンがCDプレーヤーに変身し、かつMP3プレーヤーとなった。

 取り込んだCDの枚数は数えなかったから分からないが、パソコンデータを集計してみると1900時間分、休みなく再生しても80数日分にもおよぶ大容量になった。
 CDの取り込み作業を通じて全く新しいジャンルにも目が開かれた。あまり興味を持てずにほとんど聴いていなかったCDの中に大きな価値を再確認した。

 終活は自分の人生の終焉を意識して、人間関係をはじめとして有形無形の財産を処分していく、どちらかというと下向きの作業であるが、私の場合はその財産の中に新たな価値を見出し、そう簡単には死なれないという新たな生きる意欲が湧いてきている。

 私にとっての終活は生きるエネルギーの元になっている。


1/9(水)寒波曇り 飯川病院ボランティア 今季初転倒
0:20起床、家内のゾンタ新春コンサートのパンフ作成関連。文献チェック他、医学書、本、数冊に目を通す。12:10バス出勤、飯川病院ボランティア。18:30バス帰宅、途中の道路硬く凍結、町内に入ってから滑って転倒、膝若干ひねるも問題なし。夕食、20:30就寝。ラジオ深夜便数編聴く。歩数計Σ8811歩。

四季2019年(1) 年末、ついに私に冬が来た 今夕、凍結路で初転倒
 今期12月29日に今冬初除雪をした。昨季は12月28日であった。
 私にとってついに冬が来た。しかし、その後の2週間、一度軽く除雪したもの本日までまとまった降雪はない。雪のない正月は楽だった。時間を自由にできた。

 私にとっての冬の訪れは初除雪の日、春は除雪不要になった日から、と決めている。
 アクセスが悪い細く長い道路の除雪を中心に私の一年が回る。それだけ私にとってこの道路の除雪がストレスとなっている。

 私にとってこれから3月上旬迄本格的な冬である。この間、決して楽しいわけではないが、私は雪と闘い、戯れる。

 今年の降雪量の予想がどうだったか、私は知らない。出たとこ勝負でその日の行動が決まる。

 除雪は手が抜けない。私が通る路地は市道であるが滅多に来ない。一度手を抜いてしまうとその後が恐ろしい状態になる。

 ■ 新雪や初期の圧雪状態はそんなにこわくは無い。邪魔なだけ。しかしその後のことを考えれば除雪が必要である。
 ■ 気温が上がって積雪や圧雪が溶け始め、路上の雪がシャーベット状になった時で、歩行にも、クルマの運転にも支障が出る。轍もできる。
 ■ さらに、夜間の冷え込みで凍結した道路は超危険である。とにかく滑る。中でも路面の薄い水膜が凍結するブラックアイスバーンと呼ばれる状態は、路面状態の把握が困難だけにクルマにとっても歩行者にとっても危険いっぱい。車は滑って、停まれない、曲がれない状況になる。歩行者は一歩踏みだすごとに滑る危険がある。
 今夕、凍結路で初転倒した。本日の夕方、バスで帰宅したが、19:00にはバッチリ凍結していた。自宅への数100mは緊張した。最終的に自宅の近くで激しく転倒し、若干左膝をひねった。足底にスパイク状のアダプターを取り助けていたにもかかわらず・・である。
 昨季は4回転倒した。靴も買い換えた。それでも滑る。

 転倒を予測して若干前かがみにそろそろと歩く。滑った瞬間に体が宙に浮き路面に激しく叩きつけられる。頭を打たないように、腕で身を守るために両手には荷物を持たず、手には厚手の手袋も欠かせない。暗い時期にはライトもいる。今回も背中のディバッグが衝撃を緩和してくれた。6年も使っておりボロボロであるが感謝と共に今後も使い続けたい。
 歩行者が歩くスペースは狭く、ブロックとかの出っ張りがあるのでとても怖い。車もすれすれに通る。

 外来では受診者のほぼ全員に転倒に注意と呼び掛けている。患者はその言葉に感謝して去るが、その言葉は実は私自身に語りかけている。骨折でもしたら大勢の方に迷惑をかけることになる。


1/8(火)曇り 中通外来 飯川病院
1:00起床。新聞チェック、文献、本読み。いつもと同じ。7:00大量の可燃ゴミ廃棄をかねてレガシー飯川病院へ。8:45-13:15中通病院外来、余裕なし。飯川病院14:00-18:50勤務。病棟外来対応。19:00帰宅、夕食、20:45就寝。歩数Σ8447。録画「そこまで言って委員会」「いま世界は」。

年末年始休暇2018-2019 例年より怠惰、読書音楽鑑賞三昧であった
 今期の年末年始は暦上は12月29日- 1月3日までなのであるが、4日には通常勤務、ボランティアがあったが個人的には1月6日まで年末年始休暇と見做した。
 
 この間の勤務及びボランティア状況は以下のごとく。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――-
           午前     午後 ほか       1日歩数
―――――――――――――――――――――――――――――――――――-
12月29日(土) (フリー)     (フリー)知人と会食  Σ9260歩  
12月30日(日)  飯川病院日直    飯川病院日当直     Σ8533歩
12月31日(月) (フリー)      (フリー)       Σ7919歩
―――――――――――――――――――――――――――――――――――-
1月1日(火)  (フリー)      (フリー)       Σ6050歩
1月2日(水)  (フリー)      (フリー)       Σ6553歩
1月3日(木)  (フリー)      (フリー)       Σ8863歩
1月4日(金)   大曲中通病院    飯川病院ボランティア Σ8299歩
1月5日(土)   飯川病院日直    飯川病院日当直 Σ7047歩
1月6日(日) (フリー)      (フリー)       Σ5392歩
―――――――――――――――――――――――――――――――――――-

 この間、飯川病院日直当直は2回、フリーが6日間あり、かなりの時間を自宅で過ごし得た。

 長女夫婦の舩杉一家来秋、次男の孫達も頻回に来訪した。孫のうちの男1人は事情で参加できなかったが女孫4人、活発で私はペースを合わせるのに大変であった。私は早々に自室に避難した。

 今回の休暇は読書、音楽鑑賞、微睡三昧であった。

 読書はハードカバー、文庫本など1日一冊のペース。内容的には死、終末期医療、自死、死刑、裁判制度関連の作品に集中した。

 音楽関連では録画で、「N響定期公演:忘れ得ぬ名演奏:スベトラーノフ、サバリッシュ、ノイマン・チェコフィル演奏会、シルベストリの画像」など。「N響定期公演:ベートーヴェンVn協ほか」数回分、「音楽界の動き2014年」、「音楽界の動き2018年」,「読響公演:シェーラザード」。そのほか「らららクラシック」、「題名のない音楽会」、など数回分の録画をじっくりと楽しんだ。実に貴重な数日であった。
 
 家内も比較的ゆっくり出来たようである。
 ネコ7匹、元気すぎる。いたずらは徐々に少なくなってきている。私との関係も最近ホットになってきた。

 私は歳と共に体力気力の減退を感じている。何事にも億劫になりつつある。
 身体的な活動のマーカーとして、この暇間の歩数計をプロットしてみた。フリーの日は我が家から一歩も出なかったような気がする。目標の1万歩に達したのは1日もない。低活動状態であった。

 一昨年から、新年に気持ちをリセットすることも止め、目標設定などは行わず、肩を張らず、あるがままに、気の向く方向で生きようと思っている。

 日々、年齢による老化を感じている。ちょっと進行が早いかな?と思うが比較する対象はない。
 私自身の変化も含め、今年がどんな年になるか、楽しみである


1/7(月)曇り 健康クリドック 飯川病院 徒歩通勤:和歌山到着
1:00起床。文献検討.徒然など処理。6:47バス飯川病院、9:00-11:00健康クリニックドック14名、飯川病院へ移動。微睡、検食、14:00勤務入院患者対応。読書等座学中心。BRながら視聴:「美術館:横山大観」、「イグノーベル賞」。19:30帰宅・夕食、21:30就寝。歩行Σ8579歩。和歌山到着、三重まで501Km、2026万歩、2096日、16214Km。

徒歩通勤2019(1) 本日、大阪通過し和歌山に入った
 平成13年3月から徒歩通勤を始めた。間も無く6年になる。
 歩数計「新・平成の忠孝」で歩行実績を積算している。
 伊能忠敬が歩いた海岸線をたどり、東京を基点に、東北、北海道、日本海側の海岸線を経て、九州、次いで四国一周、9月22日再度本州に戻り岡山県、兵庫県日本海側を経て12月13日大阪に、そして本日和歌山県に到達した。

 平成13年3月から本日平成31年1月7日時点までの積算データ
■歩行開始後 2.096日目、
■総歩数 Σ2.026万歩 (平均9.667歩/日)、
■歩行距離 Σ16.214Km(平均7.74Km/日)。

 大阪通過のデータ。
 大阪に入ったのが12月13日、歩破日1月7日。
■大阪の海岸線は160.26Km。
■大阪の通過所要日数 25日。
■一日平均歩行距離 6.41Km。
■現在の位置 日本一周目標の87%終了。

 最低1日10.000歩を目標にしていたが、兵庫県通過中は9.000歩と、大阪通過中は8400歩と目標に大きく不足した。
 大阪は1月上旬に通過できれば良いかな、とゆったりとした計画にしたが、なんとかその範囲で収まった。

 兵庫県・大阪を通過している間は天候も悪く、歩行出来る機会は少な目だったことに加えて、体調不良のためにバス通勤にしたことも関連している。さらに、天候や業務の都合で自分でレガシーを運転して出かける頻度も増えた。年末になってからは凍結した道路が転びやすい私にとって危険なことも関連している。
 
 通過した大阪は医学系大学も多いが大阪で開催された学会は出席した記憶はない。内科系の研究会や勉強会には何度か訪れた。大阪近辺での学会は大抵京都国際会議場で行われたし、最近の京都は宿泊の確保が困難で最初から大阪で宿泊した。

 大阪への学会出張は古くは特急寝台日本海、特急白鳥でを用いていたので大変であった。秋田空港が現在位置に転居したのが1981年(昭和56年)6月でそれ以降はJRによる移動はない。

 私が大阪に抱いている郷愁的感覚は父親の弟が守口市門真町にある松下病院の副院長であったことからそのご家族との交流を通じて作られた。幼少時は東京より親しみを感じていた。



(Yahoo地図から引用した)

 いま歩き始めた和歌山県の海岸線は506Kmと長い。
 天候不順の季節、積雪で足元が危ないこと、加えて私の体調から1日6-7Kmの低ペースにして、3月上旬に通過出来れば良いと考えている。


1/6(日)曇りときどき晴れ  当直明け 
1:00飯川病院で起床、文献・録音データ整理。文献読みと整理。頂き物の礼状数枚記載、7:00検食、9:00当直明け、レガシー帰宅。微睡若干。「NHKのど自慢」なし。居間の小物改良。「ウイーンフィルNY con」一部。「題名のない音楽会声楽3人」、19:00夕食、20:00睡魔あり就寝。Σ5392歩。

2019年(〇〇元年) 日本と国際情勢
 安倍首相の外交・安全保障政策はおおむね順調といってよいのだろうか。
 歴代首相最多の78カ国を訪れ、外交を展開中である。昨日国会答弁していたかと思うと今日はアラブ首長国連邦に向けて移動中。そんなニュースによく触れる。

 そうした積み重ねを評価すべきだろうが、具体的な果実はどうなっているのか??相手国から来るなと拒否されたこともなさそうだ。ただ、あまりにも多過ぎてよく分からない。
 国際情勢が混沌とするなかで、長期政権を維持している安倍外交の評価が問われる年を迎える。かつては、毎年首相が交代し諸外国からも呆れた目で見られていた。今は逆である。

 何かと物議を醸すトランプ政権になってからも日米同盟は概ね安定しているし、首相も「日米同盟の絆を強める」、安倍首相はそう言い続けてきた。
 「米国第一」主義の外交政策に世界が翻弄され、米中の「貿易戦争」は世界経済に暗い影を落とした。北朝鮮の核・ミサイルの脅威がなくなったわけではない。日米の安保協力はさらに緊密にする必要がある。

 また、「準同盟国」的(?)な存在であるオーストラリアやインドなどとの連携の強化に努めたい。

 日中関係は改善に向かいつつあるが、中国が海洋進出を目指していることに変わりはない。中国とは対話で時には毅然と対峙する、つよい外交で臨んでもらいたい。

 日ロ交渉は大きなヤマ場を迎えており、平和条約の締結に向け、日本も歩み寄りを迫られるかもしれない。国民世論を踏まえた交渉が重要だ。
 
 韓国とのギクシャクした関係は側から観ていてイライラする。これ以上、遠慮がちに対応する必要はないのではないか?

 北朝鮮との間の拉致問題は解決は時間がない。拉致問題は日朝間における最強のカードである。これを背景に日朝首脳会談の実現を志向し、日本が核・ミサイル問題で積極的な役割すことが望まれる。

 外交は相手があることだから交渉の中身を明かせないことも少なくないだろう。だが、あまりに秘密外交に陥っては国民の理解を得られまい。日本がどこに向かおうとしているのかを上手に伝えることも国のリーダーの務めのひとつである。

 貿易問題と外交は分けて考える必要がある。
 自由貿易を推し進めようとする世界貿易機関(WTO)の枠組みを逸脱する米国の保護主義的な政策をこれ以上許すわけにはいかない。世界各国が連携を強化し、保護主義的な動きに一丸となって立ち向かう必要がある。世界秩序や国際的規範を再構築する年にしなければならない。
 G7は国際政治や経済をけん引する役割を担ってきたが、米国が発動した鉄鋼などに追加関税を課す輸入制限を巡って米国と他の6カ国が対立、首脳宣言もまとめられなかった。
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、20カ国・地域首脳会合(G20)でも米国の暴走のためにできず協調体制は大きく後退した。米中の「貿易戦争」は3月1日まで休戦中だが、両国の協議が不調に終われば世界経済に一層の悪影響を及ぼすことは必至だ。
 日本政府は、米中両国の関係改善を後押しするよう積極的に努力してほしい。


1/5(土)比較的温暖 飯川病院午後から日直当直
1:00起床。新聞・文献チェックほか。10:30次男の孫3人来襲、午後まで預かり。13:15日当直かないと交代のためレガシー。雪解けで路地は大変。13:40検食、微睡、ラジオ深夜便数篇再聴。iPhone、Hard diskの内容更新、18:00検食、20:00就寝。歩数Σ7047歩。文庫本2冊終了後。

2019年(〇〇元年) 消費増税の陰に隠れ、社会保障環境改革乏しい
 政府が12月末に閣議決定した2019年度予算案で、社会保障費は34兆円に達した。18年度当初に比べ1兆円あまり増えた。団塊の世代か全員75歳以上になる25年度が迫る中、絶対に避けられないとされる「負担と給付を見直す社会保障改革」の実現はむしろ遠のいている。

 19年は10月に消費増税を控えている。
 厚労省内で医療や介護など社会保障で同時に負担増を求めることは困難との見方が大勢で、改革機運はいつもより乏しかつた。
 19年予算では、高齢化に伴う自然増の具体的な目安額を設けなかつた。16〜18年度はいすれも5000億円度に抑制する目標があつた。結果的に4768億円に収めたという結果からすれば一見効果あったと言えるが、薬価改定の結果で制度の改革の結果ではなかった。

 収入の少ない後期高齢者の医療保険料負担を軽減する特例の段階的な廃止については消費増税と重なるため20年4月に先送りすべきだとの意見もあつたが、予定通り19年10月こに実施される。これはいい決断だと思う。
 
 医療や年金などの抜本改革は選挙や消費税増税が終了する19年秋以降に進める、という。抜本改革は関係者にとっては激震になる。安易に「抜本」などの言葉を使うべきでない。

 ただ、社会保障改革に残された時間は少ない。
 2022年から団塊の世代が後期高齢者になつていく。後期高齢者の1人あたり医療費は年関91万円。65歳未満の5倍近く、社会保障費の急増が予想される。政府の推計では高齢者人口がピークを迎える2040年の社会保障給付費は190兆円にのぽる。思い切つた改革で持続可能性を図らなければならないことは明らかである。

 負組増を強いられる人が多くなるほど、制度の見直しに低抗が強まり、改革が進みにくくなる。早いほどいい。
 
 2019年度予算は実質国内総生産(GDP)成長率で1.3%という高成長を前提にした設計だが19年は海外情勢が不透明。景気か落ち込めぱ税収か兆円単位で下振れする可能性がある。歳出総額は過去最大の101兆円を超える規模で減らすことはできない。消費増税に備えた景気対策に増収予定の2兆円を上回る2.3兆円の経済対策が行われる。こんな消費税増税をやる必要はあつたのか??
 消費税は毎年0.5%ほど小幅に上げる方式にして、対策を抑制する方がいいのではないか。

 社会保障は、国民の生活に密着した政策であり、単なるトップダウンだけで決められるものではない。国のビジョンに基づく政策が複数示され、有権者の選択を経て決定がなされるという、民主主義的プロセスが機能しなければ、改革を行えない。


1/4(金)曇り小雪小雨 大曲中通病院 飯川病院ボランティア
仕事始め。0:30起床。データ整理、歴史の本読み、新聞入力中心。7:25Taxi飯川病院経由駅に。駅帰省客でごった返し。8:50-13:15勤務、外来混雑で一列車遅らせ帰秋。大曲駅も混雑。大曲駅帰省客で混雑、遅延なし。14:30-19:00飯川病院ボランティア。19:30夕食、21:00就寝。歩数計Σ8299歩。

2019年(〇〇元年) 消費増税と軽減処置の矛盾
 政府予算編成・税制改正作業で、2019年10月の消費税率引き上げへの影響を軽減するための対応策が焦点になっている。

 14年4月に消費税率を5%から8%に上げた際、増税前の駆け込み需要と増税後の消費の反動減が大きかったことを踏まえ、政府は増税前後の消費の急変動をならす方策を検討してきた。しかし、今回は2%増だから景気に与える影響は小さいと考えられるが、政府は何を怖がっている??

 最近は変動をならすというよりは「消費増税対策」に名を借りた与野党の攻防の圧力が強まっているようだ。消費増税前は増税前の駆け込み需要があり、反動減が起きるのは増税後の10月以降である。19年度後半の景気落ち込みを和らげるはずが、いつのまにか「いつもの景気対策に似たもの」になってしまった。

■ 消費増税に続き、20年の東京五輪後には五輪需要減が起こるが、それを避けるための対策が必要ということになり、財政出動はいつまでもやめられなくなってしまう。景気対策に財政出動をむやみに積み上げれば問題が解決するわけではなく、増税の意義が消滅してしまう。

■ 今の国際情勢の中で日本経済の成長力引き上げが重要なことはいうまでもないが、それは規制改革や技術革新による生産性向上で潜在成長率を高めるのが筋。

■ 消費増税対策も乱立気味だ。
 食料品購入では持ち帰りか否かで税率が異なる。持ち帰りは8%据え置きであるが、店の中で食べる場合は外食扱いとして10%となると言う。どうやって確認するのか?店の外のベンチで食べるのは?途中で気が変わった時はどうする?
 こんな小さいことに差をつけてどうするのだ?コンビニのベンチや食事コーナーは撤去されるのでは?そっちの影響が大である。

■ 政府は、10月以降にキャッシュレス決済で買い物した人に9ケ月間に限ってポイントを5%還元する案を検討している。そうなると2020年7月1日からユーザーは消費税率5%から突然10%になる。遅れているキャッシュレス化を推進する政策だという。これに伴う歳出も馬鹿にならない。

■ クレジットカードを持たない高齢者や低所得者に不公平にならないようにプレミアム付き商品券を発行する案も浮上している。これでは消費税、キャッシュレス化を推進する効果は薄れてしまう。

 消費増税をしても、その対策と称してどんどん財政支出を増やせば、増税の意味はなくなる。
 多分、我が国の財政を考えた場合に、将来的に消費税は15-20%にしなければ国の経済が成り立たない。今回の2%の増税はその小さな過程に過ぎない。この小さな過程に大きな景気対策を持ち込むと言うことは、一見評判が良さそうなアベノミクスの脆弱性を自ら認めることであり、同時に、日本の将来に先がないことを認める事に等しい。

 消費税増収分は、増加を続ける社会保障費と財政健全化に充てると明確に宣言し、国民の理解をえて、痛みを共有すべきである。与党はいつも選挙を恐れている。

 10%消費税は我が国の経済運営の序の口であって、消費増税対策に名を借りたあの手この手のピンポイントのバラマキになってはならない。国民を騙していることと同義でないか?


1/3(火)曇り雪時々晴れ 年始休暇三日目 除雪2回目
 1:00起床、医学文献、新聞などチェック。午前は家内の年賀状投函、除雪2回目、庭に敷いたシート巻き込み除去に難渋。その他。おせちにて昼食。午後はずっと居間で本「北斗」読み。19:00夕食、歩数計Σ8863歩。21:00就寝。
一応、年末年始休暇としては終了す。

2019年(〇〇元年) 日本の財政は大丈夫か??
 世界で最も深刻な財政状況にもかかわらす、消費税増税は2度にわたり延期され、基礎的財敢収支(プライマリーバランス)の黒字化の目標年度も2025年度に先送りされた。

 私は経済に関しては勉強不足でよく分からないが、漫然とした不安がある。こうした無責任に見える財政運営で日本は大丈夫なのか??

 まず、プライマリーバランスの黒字化は財政再建のほんの一歩にすぎず、それだけでは財政破綻は回避できない、・・・はずである。政権はプライマリーバランスの黒字化を見込んでいたがそれをも延期した。
 
 国債は昭和40年(1965年)に戦後初めて発行され、残高は平成元年(89年)に161兆円、19年度は897兆円に増えている。戦後最長に並ぶ景気回復が続き、税収が増加基調にあっても、そう簡単に減らせない。理由は歳出を減らし難いからである。歳出を減らすには大ナタをふるう必要があり、国民の痛みを伴う。

 歳出全体のおよそ4分の1は、借金の返済にあてる国債費が占める。国債の利子を賄うために新たに国債を発行している。このままでは、安定した国の財政をを維持するのも難しくなる。

 その危機感を内閣、与野党に全く感じられないところが、恐ろしい。選挙を意識して誰も決定的なことを言わない。
 あるいは、私が国の財政に関して誤解しているのだろうか??

 本年度の政府予算案は、歳出総額が101兆4561億円と、予算で初めて100兆円を上回った。
 
 「経済再生と財政健全化を両立できる予算になった」菅官房長官と麻生財務相は自賛したが、どういう意味なのか?理解困難である。

 歳出増の最優先は、消費税率10%への引き上げに備えた景気対策である。キャッシュレス決済でのポイント還元などに総額2兆280億円を計上し、増収分の約1兆3000億円を上回る。

 社会保障費は34兆587億円と、前年より1兆円多く過去最大だ。高齢化による伸びと幼児教育と保育の無償化も始まる。
 
 防衛費も新たな中期防衛力整備計画を踏まえ、過去最大になる。

 18年度の歳出規模も、補正予算を加えると101兆3581億円になった。あまり報じられていないが、歳出は2年連続で101兆円を超える。19年度も同じように補正で対応すれば、歳出はさらに増えていく。

 「それでも財政健全化と両立できる」、と政府が主張するのは何故だろうか?
 安倍政権発足から7年連続で、当初予算での国債発行額を減らしたから、らしい。今年の予算では国債発行額を32.7兆円と見込んでいる。だから、国債残高は増えるはずなのに何で「財政健全化と両立できる」・・のだろうか。

 国債発行減の裏付けとなる歳入は大丈夫か?
 国の税収は水物である。通常、予定どうりにはいかない。世界の経済状況などの影響をもろに受ける。


1/2(水)曇り 年始休暇二日目 
 1:10起床、新聞、文献、雑誌など読み。蓄積データ整理。10:35新幹線舩杉一家離秋。虚脱感あり。元旦の大量新聞チェック開始。BR視聴せず。ラジオ深夜便録音を数回分聴いた。18:00検食、20:00就寝。歩数計Σ6553歩。

2019年(〇〇元年)はどんな年に? 
 今年は4月に天皇陛下が退位され、5月に皇太子殿下が即位される。200年振りのこととされ、新元号は4月に発表されるという。元号の考え方にもいろいろあろうが、我が国にとって元号は全ての面で歴史を刻む区切りとなる。いい年になってほしい。

 昨年は7月の西日本を中心とした豪雨、9月に近畿地方を中心とした豪雨、超大型の台風21号、更にはその直後に北海道胆振地方で発生した地震など、さまざまな災害が相次ぎ、多くの方々が被災した。
 「これまでに経験したことのないような大雨」や「25年ぶりの非常に強い勢力の台風が列島上陸」など、メディアには聞きなれない表現が溢れている。従来の治水等の対策では太刀打ちできない場面が増えている。

 自然の猛威の前には人間の文明・文化など小さく見えるのであるが、そこに住む人がいる限り自然の猛威にじっと指をくわえて屈するわけにはいかない。超高齢社会が到来し、障害者等も増えている中で、災害時に社会的弱者の生命や健康を守るためには、地域包括ケアによる地域づくりが最大の災害対策である。政治だけに頼ってはいられない。町内会組織等の再編が重要で、その上で迅速に医療・介護・ケアを提供できるよう準備しておく必要がある。日本医師会、県医師会でもその体制を充実させつつある。

 本庶京大教授にノーベル医学生理学賞受賞は明るいニュースであった。「がん免疫療法」は、従来の抗がん剤治療の限界を打破する治療法となり多くの患者に命と夢を与えた。
 医師の偏在の解消、働き方改革の議論は今年進展が進むであろう。

 負のニュースとして、東京医大女性差別など不正入試の問題が挙げられる。正論を吐くのは最も簡単である。このの背景には女性医師がかかえる諸問題が隠されている。それを明らかにし改善していくいい機会にしなければ意味がない。

 今年も予算案を見ると日本の借金財政はより一層進むことになりそうである。こんな中で少子高齢化をいかに乗り切っていくのか課題は尽きない。
 今年秋の消費税増税は景気対策が多岐にわたる。ここまで対策が必要なのだろうか?

 人生100年時代に向け、健康寿命の一層の延伸が求められてる。これ無くしては日本の医療制度、社会保障制度は成り立たない。医師は病気を診ることだけにとどまらず患者の人生、家族、住んでいるまちを含めて鳥観し、行動することが大切となる。

 そして、国際情勢の中の日本、日米同盟は様変わりしていく。それを基礎にいっそう困難な懸案事項が増えていくだろう。


1/1(火)曇り 年始休暇初日目 
 1:00起床。新聞入力昨年文終了。本読み、徒然などゆったり過ごす。微睡、本日は音楽三昧で過ごすことに。
 午後はデータ整理、2019年度に移行処理。
録画BRで「N響第九演奏会」,「2018クラシックハイライト」、バッハ「ロ短調ミサ曲」、十分楽しめた。。19:00おせち3け目開封、夕食として楽しむ。文献検討。新聞電子化、読書など。21:30就寝。Σ6050歩。

2019年元旦 明けましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
良き一年になるように、陰ながら願っております。


(玄関先の新年のお飾り 年々チャチになってきている)

(飯川病院玄関先の新年のお花)


徒然日記バックナンバーへ戻る       徒然日記へ戻る   トップページへ戻る

   年を通じてワンパターンで淡々とした毎日です。AM2:00-5:00にメールチェック・返事送付、人間ドック(HDD)判定・報告書作成、新聞切り抜き、病院・医師会業務など。
  月〜土曜は6:00頃出勤、HDD報告書印刷、外来書類処理など。病棟回診、HDD受診者とミーティングと診察。8:45-14:00外来とHDD受診者に結果説明。昼食は摂りません。午後は病院業務・医師会業務、各種委員会等に出席など。20:00頃帰宅。
  日曜・祭日もほぼ同様ですが、病院には午後出かけます。時間的に余裕無いのが悩みです。


ご意見・ご感想などをお聞かせください

これからの医療の在り方:Send Mail