その弐
革製小型リュック(1992年購入)
子供達が大きくなって、一緒に出かけることも少なくなると5-6人分の座席のある車での移動は無駄である。それほど遠くない距離で、一人の場合には、自転車を利用するようになった。
その際、荷物を比較的大量に持ち運ぶので、自転車のカゴが駄目になる上に、振動で書類や本に傷が付く。そのため背負うのが一番良い。いわゆるディバッグなるものを種々用いてみたが、強度が不足していたり、使い勝手が悪かったりし、なかなか満足行くものがなかった。
駅前のデパートでたまたまウインドウに並んでいたのがこの小型のリュックであり、袋状でポケットなどもない単純なデザイン、柔らかい革の手触り、サイズも・・・気に入った。気に入らなかったのは値段だけ。こんなのに○万円も(勿論、5万円以下ですが)出すのには勇気が必要であったが、思い切って購入した。
一日も欠かさず持ち歩いているので流石に痛んできた。重い荷物を運ぶので一部に亀裂が入り、これは専門家に縫合・強化してもらった。形を保つために細いワイヤが隅々に縫いつけられていたが何カ所か折れたので自分で修理し、最終的には抜去した.そのため不格好になった.表面も傷だらけになった.布の内装もボロボロ.しかし私にとっては何ら問題でない.
今後も長く使い続けるだろう.