中通病院関係 |
●17日(土)「第一日目」全体会/損保会館
14:OO-14:05 開会挨拶 大山美宏副会長
14:05-14:20 会長挨拶 肥田泰会長
14:20-15:50 特別講演「管理運営とリーダーシップ」
川西秀徳先生
(市原寮高齢者福祉サーピス総合施設チーフメディカルディレクター)
16:25-17:55 提案
全体討議36期全日本民医連病院長会議にむけて
日本医療機能評価機構の認定受審への援助について
指定報告/報告者6名
18:10-19:00 宿泊先ホテルヘ移動
19:00-21:00 タ食交流会/宿泊ホテル1F「レストラン・ジョージタウン」
来賓挨拶/小池晃参議院議員
乾杯挨拶/小市偉一委員
司会/清水洋事務局次長
●18日(日)「第二日目」分散会/束京ファッションタウン(TFT)ピル
9:OO-12:OO 分散会
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17日(土)「第一日目」全体会
開会挨拶 大山美宏副会長 (略)
会長挨拶 肥田泰会長 (キーワードだけ)
情勢分析、
選挙の評価、自民党の支持下部組織の崩壊、
マスコミによる2大政党論展開は民主党への投票誘導
憲法9条の擁護
介護保険の改悪
2006年医療制度改革は国民・医療機関共に耐えられない内容。
病院長会議について
病院をめぐる医療は激動、独法化、労災病院社会保険病院の統廃合。
院長の技量が問われる時代、管理者が何をしてきたのかが問われる時代。
院長は何もそれなりの教育を受けていない。一人の労働力として経営を支えているが、これでは駄目。
目標管理導入、機能評価の位置づけ
病院長のやっていることが職員に見えなければならない。
医療の質の向上
掲げた目標をやり抜く
常に先を見通す トップ集団で情報・目標を共有する
地域の人達の意見を聞く
センター的病院院長の姿勢として周辺の困難を受け止める姿勢が重要。
特別講演「管理運営とリーダーシップ」
川西秀徳氏(市原寮高齢者福祉サーピス総合施設チーフメディカルディレクター)
テーマからして魅力的な講演会。川西氏は95年にアメリカより帰国、亀田総合病院、湘南鎌倉病院、福岡徳洲会病院、浦添総合病院、聖隷三方原病院副院長の要職を経て現職。とくに沖縄の浦添総合病院(302床)の院長在任中の2年間に、地域医療支援病院、急性期特定病院、厚労省臨床研修病院の指定を同時に取得した。
病院トップの役割は、常に職員一人一人が職場で「幸せ」と「生きがい」を実感できるような病院経営を目指すこと、「苦しい時こそチャンス」と考えるべきと強調。
1.5時間以上に及ぶ講演であったが、改革・改善の方向でファイト満々の点で採るべき所はあった。
この方は一カ所にゆっくりおれない方の様である。引き抜かれるのか、嫌になるのか、干されるのか、解らないが。
提案
(1)36期全日本民医連病院長会議にむけて
病院管理・医師問題プロジェクトより
1.この会議の獲得目標
過去2回のこの会議の主題は「医療の安全性」「医師の確保と養成」。
今回は「病院管理の強化」が主題。
目標は以下に置く、とのこと。
@「管理運営」「医師問題」の方針を確認し、その具体化にあたっての悩みや経験を交流
A川西氏の講演を通じて、院長のリーダーシップに関わるイメージを学ぶ
B病院長機能を高め、確立するうえでの全日本理事会に対する要望の把握と整理に置く。
2.総会方針提起に至った理事会の論議
@衝撃的であった川崎・京都の事件で問われたのは、医療管理の不在、掲げている高い理念を実現するに足るシステムの不備など、管理運営上の問題。自ら「民主的」といってきた中身に我流があった事を自省すべき。
A医師問題の現象面が医師不足であるが、その本質は「民医連ブランド」の商品力低下、「医療展望の不鮮明」さにある。病院管理における医師問題として課題を整理し、方針化しなければ本格的な打開に至らない。
B民医連に相応しい魅力を打ち出し、病院を変革し輝かせることが病院トップ機能の中心的な役割。そのためには、病院長機能を明確にし、そのマネージメントとリーダーシップが発揮できる時間的保障をつくりあげることが重要。
3.事前アンケート結果の概要といくつかの論点
@総会方針は承認されたが、それと現実のギャップが大きい。課題を推進するための病院長の時間保障をいかに作るのかが悩み。病院長を孤立させず集団化されることの必要性が浮上。
A病院管理についての学習や研修が切望されている。病院機能評価を受けて運営規定や機構のあいまいさに気づくという指摘も多い。
B院長と副院長、院長と法人、県連といった関係での役割と権限の再調整の指摘があった。病院長は責任の割には権限が小さい。県連的にも運営上のキーパーソンになっていないという指摘もあった。
C医局との関係では、育成面接は積極的に評価されていた。社会的使命を鮮明にしている民医連という組織に参加してきた医師に対し、責任を持って向き合い、組織目標と各人の目標や生きがいをすり合わせてゆく努力は、管理者の責任である。
(2)日本医療機能評価機構の認定受審への援助について(案)
1.はじめに
36回総会で、この2年間にすべての臨床研修病院が病院機能評価を受審することを決定した。
川崎・京都の事件では「患者の権利擁護」「共同のいとなみ」「民主的集団医療」の形骸化が指摘され、患者の権利を守る具体的な内容とシステムの確立が求められる。医療の質・安全性の向上、患者の権利保障の上でも、第三者による客観的視点からの点検と評価を受けることを提起する。
2.全日本の到達
医療評価は全国の病院で認定は1297病院〔04年6月)で、全国の病院の14%。民医連加盟院所は19病院。受審での認定は最近は20%台であり、多くの民医連の病院も留保が続いている。内容はハードや医療内容での留保が多くなっている。
3.全日本の対応
@担当部署チームをつくる。
A事務局機能として全日本の荒金氏が担当。
Bその機能は情報の収集と相談機能とする。
Cセミナーを開催する。
要望としては、
@すでに受審の終了した病院から認定審査の3日間のやり取りも含めて情報をデジタル化し全日本に集中を。相談に活かす資料として活用するこ。
Aそれぞれの県連、病院院所におけるサーベイヤーの把握をおこなう。
B受審病院は受審予定年月の報告をして欲しい。
基本的には受審相談に応じるが、支援は地協毎に担っていただく。すでに受審された病院、認定された病院の援助を願いたい。地協で困難な場合は、全国で対応紹介する。
セミナーについては、今回の病院長会議で一定の情報の収集した後に適切な時期に開催する。
4.地協としての対応
基本的に地協ごとの対応、サポートとする。情報の提供や受審病院の準備過程での職員集会・学習会、3ヶ月、1ヶ月前点検、模擬審査などへの援助を組織して欲しい。
地協事務局長会議で情報収集と相談振り分けを行ってもらい、地協で困難な場合は全日本に相談いただく。
5.受審予定病院の準備
個々の受審病院においては、予定を全日本と地協に集中していただくきたい。
@受審日までのスケジュールや工程表の提出
A受審予定病院への援助として3ヶ月、1ヶ月前点検援助への参加を検討を。そのなかで受審の具体的なイメージや準備する過程での努力、工夫を学んでいただく。
Bセミナーへの参加
6.セミナーの内容について
@審の意義の確認、
A受審までの運営のすすめかた、
B焦点となっている考え方の確認(医療評癒機構のニューズレターや受審病院の経験から)
C幾つかの病院の取り組みの紹介
D情報交換と交流と相談。
(3)指定報告/報告者6名
●健生病院 ●みさと健和病院 ●三島共立病院 ●京都民医連中央病院 ●広島共立病院 ●大手町病院 から最近の医療・病院情勢等が報告された。
閉会
宿泊先ホテルヘ移動
タ食交流会/宿泊ホテル1F「レストラン・ジョージタウン」
来賓挨拶/小池晃参議院議員
乾杯挨拶/小市偉一委員司会/清水洋事務局次長
歓談・交流
18日(日)「第二日目」分散会/束京ファッションタウン(TFT)ピル
9:OO-12:OO分散会
病院の規模別に分科会がセットされた。
第一分科会は、●北海道中央病院、●坂総合病院、●中通総合病院、●埼玉共同病院、●立川相互病院、●共立総合病院、●耳原総合病院、●総合病院岡山共立病院、●大手町病院であった。
分散会で討議内容
@自院の医宗展望(医療経営構造の転換)と管理運営・医師問題の課題設定の紹介。
A病院長会議の定期開催、メーリシグリストの立ち上げなどの病院長機能を高めるための要望.
B医師養成新時にふさわしく後継者養成を進めるために、何が必要か、今の延長線上で病院長として必要と思う医師が確保できるか、困難を感じるとすれば、医師委員会や地方協議会としてすぺきことは何か、など.
(附)会議に出席した個人的な感想、印象
民医連の会議の持ち方にも時代の変化が感じられ、関心した。過去に全国規模の民医連の各種の大会は数回出たが、何れも熱気あふれて大変に参考になり、リフレッシュのためにはとても良いものであった。しかし、会場は「熱海の富士やホテル」・・とかの老舗がつかわれ、狭苦しいところに大勢詰められた。熱気はそのためであったかもしれない。
会議後の、交流会も内容は予めプログラムされ、参加・不参加の自由度も乏しく、閉口した。圧巻は宿泊で、これも参加者間の交流と称して一部屋に数人ずつ割り当てられた。私は交流会は早々に退散、個人的にとったホテルに宿泊した。この様な動きは当時珍しく、民医連の事務局には多大な迷惑をかけた。個人的理由による宿泊の変更は県連からも病院からも認められず、費用はすべて自腹であった。
院長から今回の会議の出席について打診があった時に、出席としたが、会終了後には当然、同じ様な行動を取るつもりでいた。
初日の会場はお茶の水「損保」会館というところ、古いビルでそこに全国から院長・副院長クラス100名程度集合した。会場の雰囲気は何か和気藹々の雰囲気が感じられた。恐らく互いに日常的に交流があるのだろう。
一日目終了後、貸し切りバスに3台に分乗して「東京ベイ有明ワシントンホテル」に移動、1Fのレストランで交流会が行われた。病院の規模毎に席が決まっていて、国会議員の挨拶があるなど、かつても面影もあったが、バイキングスタイルで自由でなかなかいい雰囲気であった。民医連もなかなか良い方向に変わった、と感じた次第。
私は腹を満たし、いつもの如く早々に退散した。
与えられた部屋は12Fのシングル。比較的新しいホテルで良い部屋である。誰にも気兼ねなく早朝起床、あとはいつもの如く持参のマック相手にドック判定総括や紹介状など業務処理出来た。
二日目はホテルの側の東京ファッションタウンビルに移動、8つの分散会が行われた。グループ分けは病院規模に応じていて、私は350床以上の大規模病院の分散会に割り当てられた。出席者はやはり互いに顔見知りのようである。年に何回かこの様な会合で顔を会わしているらしい。秋田からの参加は珍しい、初めてじゃないですか!!
とのこと。
内容的には各病院の運営上の困難な諸点の分析等が中心。各病院共に内憂外患を抱えており、それなりの立場で大奮闘している様子が実感出来た。それだけでも出席した甲斐があったと思う。